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ピロール農法とサステナブル、循環

ピロール農法のすごいところ、、

それは持続性です。
サステナブルってやつ。

それは循環ってことです。

何も使わないのがサステナブルだと
思う方もいるでしょう。

でも、、

人間って生きてたら
ウンチもオシッコもするでしょう。

現代では
それらは下水道に流れて
まとめて処理されてますけども。

それ、循環の大事な一部なんです。
僕たちの生きている証です。

生きている証を
土に返すと微生物の餌になって
微生物が太陽のエネルギーや水や空気を使って
作物を育てます。

それが理想ですね。

聞くところによると、
ピロール資材って、有機物だったら
なんでも原料にできちゃうらしいですが。。

でも、し尿が一番。
それはピロールを世界に循環させるという意味。

もちろん、ピロールは元々、勝手に循環していますから
必ずしも、人間がせっせと農業をしなくても
問題はないでしょうけども。

でもどうせ農業をするのなら
循環にのっとったやり方がいいでしょう。

良いものってなんだろうか

もしも、他のやり方で
ピロール農法より、とても良いものができたとしても、、
僕はあんまり興味がないのです。

それはそれでいいでしょうが、
いつか未来のメインストリームにはならないでしょう。

良いものを作る、足し算の発想は
実は要らないんです。

必要なのは結果として
良いものになっていたってこと。
いつか成分を計測する、
他のものと比較する必要すら
なくなるってこと。

僕がピロール農法に興味津々なのは
それがただの農法ではなくて、
社会のシステムだからです。

江戸時代、ウンチとオシッコが
有効に使われていました。
それは社会のシステムでした。

それを現代に甦らせるとしたら、、
それがピロール農法です。

そんなやり方で作った作物を成分検査してみたら
世界に類を見ない中身になってたんです。

なんかすごくないですか。。
僕も毎年お米を成分検査しています。
バッチリ、弱アルカリ性のお米になっています。

ちなみに今販売されているピロール資材は
鶏糞が主な原料ですが
原料って、意外となんでもいいのです。

重要なのはピロールが循環する環境に
戻してあげるってこと。

それだけをしてあげれば、あとは
循環に関わるシアノバクテリアをはじめとした皆さんが
なんとなくいい感じにしてくれるのです。

社会のシステムは変わらない

だから、、

ピロール農法は普及しません。

普及したら
社会がもっと合理的になるじゃんって
ちょっと考えたらすぐにわかります。

ピロール農法が
社会全体の循環を促すのです。

でも、
社会のシステムは変わらないように
なっています。

みんな変化することが怖いからです。

生活が変化するって怖いでしょう。
僕は頭のネジがちょっとアレなので
あんまりそう思わないタイプですが。

もしも、みんなが変化ってなんだっけってくらいに
変化することが怖くなくて
せーので生活を変えたら、
社会なんて一日で変わっちゃいますね。

でも現状、そんなことはできないのです。

だからもしも、
ピロール農法が普及するとしたら
順番が逆です。

社会が変わってから、
そのときに必要に迫られて
ピロール農法が評価されるんです。

でも、そもそも社会が変わりませんから、
ピロール農法が普及することもないでしょう。

だから、、

重要なことは
いつかの未来のために
ピロール農法の火を絶やさないこと、
なんです。

ピンときたらどうぞ

なんだかよくわからないけどピンと来た人は
まずは、弱アルカリ性のピロール米を食べてください。

もしも庭に花や果樹があるなら
ピロール資材をパラパラ撒いてみる。
色や香り、果物が変わりますよ。

畑があるならピロール資材を使ってみる。
元肥にすき込むだけですから、誰でもできます。

田んぼがあるならピロール米を作ってみる。
ピロール資材を撒くだけ、、です。

簡単でしょう、
でもそんなことが重要なんです。

とっても簡単なんです。

むしろ、頑張ってはいけない、、
頑張る必要なんてない、、
のかも知れませんね。。


↑ むらも農園の本。Kindle Unlimited でも読めます。


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