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マイクリ 原始宗教の発生

国家と共に人類の歴史に欠かせない要素として宗教がある。宗教は国家と違うレイヤーで民を掌握し、一定の権力を持つものである。

宗教と国家はお互いを利用しそれぞれの権力を増していく。それは善悪ではなく自然発生的な流れなのかもしれない。ローマー帝国の初期においてはローマは日本と同じく多神教である。

多神教であるが故にローマ帝国の版図が広がった時も、支配下においた国々に宗教を強制することはなかったと思われる。多様性を認める文化であった。

その後、ご存知のようにローマ帝国は、キリスト教と密接な関係を持ち時代は進んでいく。それまでのローマ帝国とはまた趣を異にすることになる。これは、宗教の力によるものか、変質によりキリスト教を受け入れるようになったのかは分からない。

日本についてもみていこう。日本における宗教と権力は多神教による複数の宗教が入り混じる世界でありその混沌をよしとする世界であると思う。

天皇制は多分に神道に則ってはいるが、同時に過去の天皇が大規模な仏教の加護を行うことも多々あり、仏教の力による平和の祈りさえ捧げている。

こういった国家の成り立ちが故にキリスト教からのクリスマスやバレンタインの制度の近代への導入は至極当たり前に受け入れられ混乱は全く起こらない。

さてマイクリである。マイクリの世界にも宗教はあるのだろうか?筆者は歴史家として全く宗教の発生は期待していなかったのであるが、2019年6月に原始宗教の発生を目撃したのだ。

さらに教祖より私にコンタクトがありその成り立ちについて歴史に刻んで欲しいというお願いがきた。私は快諾し教祖と懇談の時間を持ち、その成り立ちや教義について学んだ。

生まれたばかり故に本文章を読むときには消滅もしくは大国家の庇護の上での繁栄どちらに転んでいるか皆目見当もつかない。

歴史の目撃者になるのはあなたではないだろうか?

ぴっぴ教団の発生

その宗教の名前は「ぴっぴ教団」という。いたってふざけた名前であるが確実に存在し、今も勢力を伸ばしている。

彼/彼女の名前は、sippyであった。sippyは絵描きである。ドット絵に魅せられてマイクリの世界では匠(たくみ)の者(もの)として活動をしていた。先日、紹介したピカソ国にもアトリエを持つ立派な絵描きである。

ちょっとネタ系に走る画風であるが、その絵のレベルは高い。少しsippyの絵をみてみよう。


いたって陽気である

sippyの趣味はノードで金箱をみつけること。これはマイクリに伝わる活動の一つでお宝をノードで見つけて市場(しじょう)で戦士に売ることにより大金持ちになれるアメリカンドリームの一種となる。

どうすればいいだろう。sippyはいろいろな人に教えを授かろうと奔走した。

twitterでバズると金箱がでるらしい

twitterでバズると金箱が出るらしい。そういう噂が流れた。sippyはその言葉を信じ渾身のtweetを何本も繰り出した。

よく練られたツイートである。なかなかいいと思うのだがバズることはできなかった。バズるというのはとても運の要素も必要で狙ってもなかなかできるものではない。

YouTuberの動画がいいらしい

sippyは、YouTuberのふくみみさんがいいらしいという話も聞いた。ふくみみさんと絡むと金箱がでるかもしれないと思い、まずはふくみみさんの笑顔いっぱいのYouTubeをみた。

ふくみみ。なんと素敵な笑顔を持つ男だろう。sippyもそう感じた。そしていつも通りに期待せずに、マイクリのノードにチャレンジしたところ…


なんと!エスパダ・ロペラを手に入れたのだ。金箱から出るEPICというレベルのものである。

有頂天である。sippyは有頂天でふくみみさんのYouTube見ると金箱でるよと触れ回っていた。ツイッターみてもその有頂天の度合いを感じることができよう。

さらにである。

その夜、sippyはSage名物クイズ大会で調子に乗って少し恥ずかしいことがあったようです。システムをわかってなかったとかそんな感じでしょう。sippyは失意のなかふくみみ様のYouTubeを見ながら、冒険にでた。

神の奇跡が!!!


聖杯入りの金箱をドロップ!

このときsippyはふくみみ様を教祖とした宗教をうちたてようと考えていた。

ところが、sippyからアートを買ったものが金箱を落としだしたのだ。


ここにいたりsippyは決断する。これは我が力となっているのではないか?ふくみみ様だけのちからではない。教祖として、迷えるものたちに金箱を届けよう。

ふくみみ様に迷惑をかけず、全てを背負うのは私だ。
そうしてsippyはみずから名前を変え

聖杯ぴっぴ大司教

と名乗るようになった。

なぜぴっぴ教団なのか?

ぴっぴ大司教にこの点について聞いてみた?なんとしっぴと書こうとしたら間違えてpipと打ってしまいぴっぴと変換されました。まあいいか、ぴっぴかわいいということで教団名は決まったのである。

歴史なんてこんなものである。このミスだって天の神の采配であろう。

ぴっぴ教団はその名前が決まる前から熱烈な信者がいた。彼ら二人とのやりとりがさらにぴっぴ大司教を宗教人として成長させた。


国家権力との関わり

そうはいっても原始宗教である。幹部の数は5−6人。大司教をしたって遊んでくれる人が80人くらいの規模であった。日々冗談を言いながら、金箱を掘り出してあそんでいたのである。

ところがである。聖杯を落としたという話を聞き信心深い聖人がぴっぴ大司教の門を叩いたいた。

タンジェリンの宰相みかん農園である。かれは冷徹な頭の切れる男である一方、運命という抗いがたいものに対する攻略は宗教しかないと信じていた。

愚民どもは正しい政策だけで世界を変えられると信じているが絶対ありえないと彼は確信していた。彼は強大な運を味方にする方法を常にさがしていた。ただ、マイクリ界には神も宗教もなかったのだ。

ところがある日のこと

彼の部下のスクワールがぴっぴ教徒であったのだが、スクワールはいとも簡単に金箱を見つけたのだ。彼はスクワールに教えを乞い、ぴっぴ大司教の加護をうけ、聖名を得た。

みぴぴ農園

さらに、みかん農園と親交の深い、グレープ国の武王が、みかん農園の改名を見つけた。武王も、金箱には目がない。彼は多くの金箱を実力で掘り当てているのだがさらにもっと金箱を得る方法がないか常にさがしていた。

そしてとうとう武王までもが改名してしまった。

ひかぴっぴは王様だぴっぴ🍇

大司教の生地のSage国、タンジェリン国、グレープ国にまでその勢力は広がっている。バーチャル国であるピカソ国にも信者がみうけられるようになった。

まとめ

原始宗教である。まだ詳細な聖典もなければ聖地も定まっていない。大宗教の過去を見るに、政治権力に拾われた宗教は大宗教になるポテンシャルを秘めている。

さて、ぴっぴ教団の未来はどうなるだろうか。

政治闘争の道具にはならないでいてくれることを祈るばかりである。

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また歴史を語り合いましょう。
ではでは


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