ポケモンのタイプの原初

ポケモンのタイプってのが初代においてどのようなアイディアであったかを考えるだけです。

草・炎・水

プレイヤーが最初に目にするタイプなのでまずはここから考えます。3竦みもあるしね。今では御三家とか呼ばれてますね。ん?フシギダネは毒タイプ?

御三家タイプはすべて特殊でした。草の技はぶっちゃけ物理っぽいのばっかだけど水と炎に合わせたのかな。

くさタイプ

植物。以上。

相性はまあ普通です。植物が無理そうなのといけそうなのをまとめた感じ。草が戦うときに攻撃的ってのはあんまり想像できないし。

わざは全体的に植物の一部を使う感じ。はっぱ、はなびら、たね、こな。すいとる系はねっこ?ソーラービームは光合成して成長するはずのところをビームに変換してるみたいなイメージなんですかね。

モンジャラ以外の草ポケは全員複合タイプです。そもそも植物ですから戦うタイプとしてはデザインされてなくて、それで毒を持ってる設定にしたり虫に寄生したり超常的なヤシの木になってるのかもしれません。モンジャラも初代図鑑によると植物と本体は別らしいので。

ほのおタイプ

火ですね

相性ですが、氷に耐性がないのは有名ですね。地面に対して等倍なのに地面に弱点突かれるのはよくわかりません。岩は弱点かつ半減されるのに。

技は当たり前のように炎をぶちまける技ばっか。自爆技がノーマルだったことを考えるとこの頃は熱とか爆発のようなニュアンスは無く純粋に「炎」だったのでしょう。他に、こおり状態を解けますね。対人を考えなければこおりなんてなんでもなおしを投与して終わりなのであんまり関係ないですが。

実は複合がリザードンとファイヤーしかいないので炎ポケは揃いも揃って炎を扱えるだけの一般生物です。ガハハ。いや没個性か。

水タイプ

技は水使ってるけどポケモンのタイプとしては水というか水棲生物タイプ。ギャラドスは鯉のぼり。

防御面は弱点2(草電)の耐性3(炎水氷)。御三家で唯一耐性の方が多い。

攻撃面は弱点3(炎地岩)の耐性3(草水竜)。これまた強い。

全体的にあまりタイプ相性に関わってなさそうですがいや優秀。そらカメックス選びますわ。草以外の相性は自然物ばかりなので、動物とは基本的に共存してるってことなのかね。

炎タイプと違って水をぶっかける技以外にはあわ系と波乗りがある。水自体が身近なものなので炎よりもバリエーションがイメージしやすいねえ。ん?からではさむ?

あと皆して冷凍ビームやら吹雪やら覚えますね。水は冷却が得意らしい。

虫・霊・竜

まともな技がないタイプ。多分当時は技よりもポケモンの特徴・種族としてデザインされたタイプだったんじゃないかと思います。

むしタイプ

弱い奴らの集まり。所詮は虫けら。

格闘とはお互いに耐性があったりエスパーに弱点を突けるけど耐性は無いなど結構謎。あとこの頃は殺虫剤からか毒に弱点突かれましたがバグでお互いに弱点でした。えぇ...。

技がまともじゃないと言ったけど針を使わせたいっていうのはなんとなく見えます。でも数が少ないので虫が戦うというのは考えにくかったのかも。近年の虫技は角とか羽根とか鋏とか顎とか賑やかになりました。

ゴーストタイプ

一系統しか存在しないのでゲンガータイプと呼んでも問題ないです。てかなんでポケモンの名前とタイプ名が被ってんだよおかしいだろ。

物理タイプなのがネタにされがちですが当時はしたでなめるとナイトヘッドしか無かったのでむしろ自然ですね。後になって霊体のイメージが固まりましたが初期(金銀)のシャドーボールはただの黒い塊でした。バッティングセンターかよ。物理だからむしろそれでいいのか。そうか。納得だ。

技よりもゲンガー系統の特徴づけのためのタイプみたいなもんなので相性の理由付けはよく分かってないです。バグ相性もあります。ちゃんとチェックしてあげて。ゴーストが自身のみを弱点とするのは衝突してる説が有力ですね。

ドラゴンタイプ

一系統しか存在しないのでカイリュータイプと呼んでも問題ないです。

御三家タイプに耐性がありますね。伝説的な存在として箔をつけたかったのでしょう。氷弱点はなぜ???

ドラゴンにのみ弱点を突き、耐性を持つポケモンはいませんでしたが当時はりゅうのいかりしか無かったので攻撃面の相性は完全に腐ってます。なぜ竜弱点にしたんだ。後から出てくる技も「りゅうの〇〇」「ドラゴン〇〇」ばかりでドラゴン自体が何なのかさっぱり分かりません。

闘・超・飛

職業なタイプ。

かくとうタイプ

筋肉。のちに武道。

相性的には硬いものを破壊する危険な奴ら。ノーマルの弱点を唯一突いていて、ノーマルの筋力特化タイプなのかなと思います。他の根拠は、当時は共にカウンターで返される、霊に無効化されるといったところ。飛行に弱いのは地に足を付けて強い踏み込みや足腰を使うとかの理屈なのかな。スマブラ分かる人はリトルマック的なイメージで。霊に攻撃を受けるようになったのは・・・なんでだろう。スポーツのやりすぎで霊感ちうちゃった?

初出の時点でチョップもキックも投げ技も使ってて一番いろいろやってたと思います。あんまり語ることは無いですね。

後になって剣のイメージも追加されます。んーーーーーなんで?

エスパータイプ

わかんね。

頭がいい、超常、みたいなイメージだったのかな。

攻撃面の相性は有名な通り赤緑最強。エスパーに耐性があるのはエスパーのみでした。毒って何でエスパー弱点なんですかね。謎のサイコパワーで無害化してるんですかね。防御面は虫霊が弱点。集中を乱すものに弱いという説は天才だと思います。

超能力な用語はエスパー技として採用されてますね。その他、今では物理技に思念の頭突きとかいうのがありますが頭を使うってそういう・・・。

ひこうタイプ

鳥タイプ。

鳥じゃないやつらはドラゴンチックです。初代としては浮いていることと飛行タイプを持つのはイコールでした。よって飛行タイプというのは宙に浮く以上の意味を持たず、飛行単タイプの初登場は異常に遅かったです。その他、特性がふゆうのポケモンは他の特性を持つことが少なかったりしていて、宙に浮くことの重さを感じます。重さがあるのに宙に浮く、と(ここ笑うとこ)。

相性としてはやっぱり鳥っぽい。虫草に強いのはもう鳥じゃん。ここまで来ると氷電岩が弱点なのも鳥っぽい。鳥じゃん。

技も全体的に鳥タイプなんですね。リザードンゴルバットカイリューが初期でそらをとぶを覚えなかったのを見るとそれすら鳥ポケ用の技として用意されたようにも見えてきます。後に風タイプという気色も出てきて、かぜおこしも飛行技になります。

氷・電・毒・地・岩

自然物・オブジェクト。エレメントなタイプ。御三家も含めて、いわゆる属性ってこんな感じですよね。技も初期からイメージが定着しています。書くことが少なくて楽。

こおりタイプ

化学的には水タイプ。こおりというか冷却。みんな複合。

弱点が多いくせに耐性が氷しかなく、攻撃に回れば強力という攻撃特化タイプ。当時の吹雪はぶっこわれと有名ですがPPが少ないのでストーリー上ではむしろあれくらいが普通だと思います。

特殊技だっただけあって技は冷却・冷気ばかり・・・と思いきやオーロラビームやら冷凍パンチやら意外と多彩。後に氷塊を使った物理技が出てきてちゃんと氷タイプしています。

氷そのものが戦う発想が無かったのか登場ポケモンはしばらく複合のみです。他のタイプに冷却要素がついたのばっかですね。

でんきタイプ

ピカ、ピカチュウ。

電気技は電撃を発射するか電撃を纏ってぶつかるかしだし電気ポケモンは電気を扱うだけ。簡単!地味に複合が鳥タイプのサンダーしかいなくて全体的に没個性気味な方々。

攻撃面はまだしも防御面の相性はかなり意味わかんないです。飛行耐性ってなんぞや。まあ相性自体少ないのであまり気にならないのですが。後についてくる鋼耐性もよくわかんないです。

どくタイプ

カリッ・・・「これは青酸ペロ!」

毒技は毒を発射するか毒物をぶつけるかだし毒ポケモンは近くにいるとやべえやつら。簡単!毒タイプ同士で無効化できないあたり、フグみたいなもんなのかね。個体も液体も気体もいて楽しいです。

防御面の相性はちょっと考えましたが、耐性は触りたくないからっていう一本化したイメージだと思います。エスパー弱点は先述。地面弱点は・・・なんで?雄大な大地の前で小細工など意味はないみたいな?

これは物理だったのが意外です。毒そのものは物質なのでそういう解釈ってことですかね。

じめん・いわタイプ

イメージは近いですが案外別物です。

技としての違いは分かりやすいです。ぶっちゃけ下から攻撃してるのは地面技です。飛行に無効化される以上これは絶対です。それと、地「面」に関する攻撃だとは思います。岩はまあ岩使ってれば岩タイプです。

相性から見ると、地面と岩の直接対決では地面優位ですね。地面は鋼(金銀以降)を含めて硬いものに強く、岩は脆いがノーマル含めた動物に強いといった感じでしょうか。御三家タイプに対してはかなり近い相性を持っていますね。

地面と岩の複合は攻撃では頼りになるけど防御がキツイというのは良く聞く話です。弱点が多いしメジャーだけど、突ける弱点が広く突破力が高い。

ノーマルタイプ

普通(大嘘)、なやつら。普通ってなんだ?

技を見ると、いかにも普通な技が揃っています。体当たり、引っ掻く、頭突きetc。ほぼすべてのポケモンは自力でノーマル技を覚えます。高威力の破壊光線、自爆、大爆発もノーマル技で、タイプの基礎であるという側面もあるみたい。

ポケモンを見ると、複合は飛行しかいません。見た目としてはありふれた野生動物が多いですね。そうでなくともピッピ辺りを見てると、例えばピカチュウが電気を使わなければノーマルになるのだと思います。メタモンも初めはノーマル、世界初の人工ポケモンもノーマル。

タイプ相性はどうだ。ゴーストタイプには互いに無効。これはそもそもタイプというかゲンガー系列の特異性です。岩に半減される。動物に強いというイメージの根拠です。格闘に弱点を突かれる。脳筋方面に派生した彼らには弱くても仕方ない。

そういう訳で、その名の通り普通のタイプ、ニュートラルなタイプです。初代のポケモンの見た目なんてみんなノーマル付いてるよって言われてもしっくりきますしね。ポケモンのタイプの原初はノーマルタイプだったという話でした。(タイトル回収)

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