暗号とエネルギー
この世のあらゆることが、暗号化された何かだと考えてみる。
中古自動車販売の看板から、消火器のノズル、街の落書きから空に縁を書く鳶、キンモクセイの花の先端まで。
暗号の奥にあるのは底知れないエネルギー。
人はそれをマリア様の黄金の像や、毘盧舎那が見えたと表現する。
でも実際誰もそれを真似することは出来ない。
あなたは最初暗号を解くことに全身全霊をかける...。
なぜそのように入り組んだのか不思議に思いながらも複雑に絡み合った数式を解くように。
だけど、ある時点でその全てをあらゆる角度から解き明かすことは不可能だと考え始める。
そしてそこからどうなるのかが私たちに託されていることなんだけど、その暗号の成り立ち方そのものを好きになったりする。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？