見出し画像

Market: 2024年度FA市場における契約の傾向等について

資料1を軸にFA市場の傾向等についてみていく。資料1は、2013年度以降のFA第1週時点での契約について、契約期間1年から6年に区分、集計されたものである。

まず、2024年度の状況を確認すると、契約件数207件、平均契約期間1.75年、契約期間構成は1年契約54.19%、2年契約21.18%、3年契約20.20%、4年契約3.94%、5年契約0.49%、6年契約0.00%となっている。

推移をみていくと、平均契約期間は、2013年度以降、ほぼ一貫して短くなっている。途中、伸びを示した年度もあるが、横ばい程度である。契約件数は増加の傾向にある。ただし、減少時の振れ幅が大きい。契約期間構成は一貫して3年以下の契約が大部分を占めている。

次に契約期間構成の推移をみていくと、3年以下の契約が増加、4年以上の契約が減少している。さらにその内訳をみていくと、1、2年契約は増加、3年契約は一貫した傾向無し、4~6年契約は減少となっている。

FA第1週時点での契約について、2024年度の状況、2013年度以降の推移を関連付けて言えば、2024年度は契約期間の短縮化、契約締結の早期化の傾向が続く中、特に1年契約が伸長した、ということになりそうである。契約の早期化については、資料2、3でも指摘されている。

参考資料

資料1: Arjun Menon (@arjunmenon100)の投稿より引用

資料2: Jason_OTC (@Jason_OTC)の投稿より引用

資料3: Jason_OTC (@Jason_OTC)の投稿より引用