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【対抗戦アリーナ】大会優勝記念カード開発記録

第二回対抗戦アリーナ公式大会の優勝景品である新カードの作成というブルーアーカイブ本編の好きなキャラ、シーン、シチュエーションを再現したカードを実装できる神企画に関わらせて頂きました。

対抗戦アリーナをプレイ中に考えていた、こんなカードがあれば気持ちよくデッキが組めるんだけどな~という妄想を実現したカードが出来上がりました。

実際のカードがこちら

イラストが良すぎる

春日先生の良すぎるイラストも合わさって本当に最高の1枚になっています!12月21日のアップデートで無事カードが追加され実際にプレイ出来るようになったので早速全デッキに採用してみましたが、色々なデッキの動きを広げてくれるカードに仕上がっていて優勝できて本当に良かったな~と改めて実感が湧いてきました。

カード作成に関わるという貴重な体験をさせて頂いたということで、その過程や思考を書きました。
実際に採用してみたデッキ例も載せてあります。


開発記録

大会優勝の熱もまだ冷めやらぬ中、開発陣から優勝記念カードのアイデア出しの連絡が入りました。
推しである空崎ヒナを絡めたカードにするのは最初から決めていたため、どのシーン、シチュエーションにするかを考えました。
PVのヒナホシノやかくしごとのヒナセリナセナ、最終編からヒナアリス、ヒナミユなどを候補としましたが、その中でも大会の決勝でゲームを決める活躍をしてくれたアリスとの共闘シーンが今大会の優勝記念カードとして良いなと思いました。

カード名の「カンストガチ勢が仲間になりました!」はヒナがアリスの仲間になった時のセリフ「パンパカパーン!レベルカンストのガチ勢が仲間になりました!」からそのままだと長すぎて実装不可能だったので、原型を残しつつゲームに実装できるギリギリの文字数に調整したものです。
一般生徒から恐れられる風紀委員長のヒナをアリスが仲間として受け入れたことが一目で伝わる良いセリフですよね。

カード名、シチュエーションが決まったのでいよいよカードの効果を考えていきます。
このゲームでデッキを組む時、「同じ学校の別の部活の生徒をまとめてサーチできるカード」が無いことに不自由を感じていました。
例えば「Time On Target」を軸としたトリニティデッキでコンボを決めるためには「セリナ」「ナギサ」「ヒフミ」「アズサ」の4人の生徒が必要です。
しかし、全員が同じ学校でありながら部活が3つに分かれており、まとめてサーチする手段が無く素引きをお祈りするか3ターン掛けて1枚ずつサーチしていくしかない苦しいデッキでした。
この問題を解消できるカードが欲しかったので、「同じ部活でないこと」を条件としたサーチシャーレにしようと決めました。
3~4枚サーチ出来てしまうと既存の「イタズラ☆ストレート」と被る効果になってしまうため、サーチ枚数は2枚に抑え、追加で効果を盛る方向性になりました。
サーチ以降の効果は開発陣提案のアイデアで、
「ヒナ要素としての保健室落とし」
「アリス要素としての保健室からのアリス神秘解放」
「アリス&ヒナの効果を生かす効果ダメージの上昇」
が追加されました。
開発陣から素敵なアイデアがドンドン出てきてすごいな~ってなってました。
こうして効果山盛りの優勝記念カードが完成しました。

サンプルリスト

「カンストガチ勢が仲間になりました!」を実際に採用した構築のサンプルを何個か作ってみました。

トリニティ

実質エデン条約編

第1回公式大会優勝記念カードの「書記の採決」と第2回公式大会優勝記念カードの「カンストガチ勢が仲間になりました!」を最大枚数採用したデッキになっています。
3ターン目にナギサを保健室から出撃させながら「Time On Target」でヒフミとアズサを追加で出撃させるコンボが安定して決まるようになり、プレイしていてとても楽しいデッキになりました。

風紀委員会+便利屋68

推しのヒナちゃんがいっぱいいます

「カンストガチ勢が仲間になりました!」の採用により保健室の枚数を稼ぎやすくなり、更には強力なフィニッシュ手段である「アウトローの流儀」の起動条件を非常に満たしやすくなったことで安定感とデッキパワーが高い構築になりました。
人におすすめするならとりあえずコレと言える楽しくて強いデッキです。

アリウススクワッド

これもまたエデン条約編

「カンストガチ勢が仲間になりました!」とヒヨリの効果が非常に噛み合っており、次のターンの「Vanitas Vanitatum」を安定してフルパワーで使うことができます。
元々このデッキの魅力であった火力の高さに加え受け札であるヨシミを安定してサーチしながら強い動きが出来るようになったため最低限の守りを兼ね備えたデッキになりました。

感想・大会振り返り

第1回公式大会では敗者側から決勝まで勝ち抜き、決勝でリセットまでかけながら最後は自分の勝ち筋を見切れず準優勝となる後一歩が足りないという悔しい結果になりました。


そうして迎えた第2回公式大会では運もあり決勝まで全勝で勝ち上がり、決勝もお相手の上振れを冷静に返して勝つことができました。

なんとカバレージもあります!

こうして熱い試合を乗り越えた先でカードの作成に携わり、非常に貴重で楽しい体験をさせていただきました。
ゲームを作った運営の方々、大会やフリーマッチで対戦してくれたプレイヤーのみなさんありがとうございました!
今後も対抗戦アリーナを楽しんでいきたいと思います。

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