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木星の大赤斑とスミッソン

大赤斑とSmithsonの関係。アーサー・C・クラークは木星そして大赤斑にこだわっている。「木星第5衛星」や「メデューサとの出会い」など木星ものも多い。そして、スミッソンはあの"Spiral Jetty"の作者である。

スミッソンのearthworksの仕事と『2001年宇宙の旅』のモノリスを結びつける論がすでにある。Jacob Wamberg "MONOLITH IN A HOLLOW: PALEOFUTURISM AND EARTH ART IN STANLEY KUBRICK’S 2001: A SPACE ODYSSEY" どうやら、デンマークのオーフス大学の論客のようだ。「パレオフューチャリズム」を鍵として使い、モノリスをミニマリズムと結びつけるなど、なかなか興味深い。

そして、あらためて"Spiral Jetty"のRobert Smithsonが提起した環境と風景の関係について考える。それにしても、スミッソンがSFを読み込んでいたせいで、earthworksという言葉をBrian Aldissからもらったとは。Rory O'Deaの 博士論文である"Science Fiction and Mystic Fact: Robert Smithson's Ways of World-making"から知った。


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