中川安奈、中川晴之助、中川一政3代
西田敏行追悼で、佐藤純彌監督の『敦煌』の放映していたのを視聴した。そのなかで中川安奈が出てきて、そういえばと思い出した。あの眼差しはなかなか忘れられないが、早くして亡くなってしまったのが惜しい人である。『敦煌』はデビュー作だが、黒沢清監督の『CURE』もあるが、大森一樹監督の『ゴジラvsキングギドラ』が印象的だった。
中川安奈の父親はTBSで活躍した中川晴之助である。中川晴之助といえば、『ウルトラQ』で、子どもを中心に据えた3作「育てよ!カメ」、「鳥を見た」、「カネゴンの繭」を演出した。とりわけ、カネゴンは、等身大の怪獣、つまりブースカなどともつながる愛嬌ある怪獣として重要だろう。
そして、中川晴之助の父親は洋画家の中川一政である。真鶴町には中川一政美術館がある。やはり、この豪快な画家が出発点であることがわかる。