マドンナがいきなり僕に勝負を仕掛けてきたんだが
〜久保史緒里 中編〜
先生:よし、来週はテストだからなー
ちゃんと勉強しとけよー
クラスメイトがえぇ〜と声をあげる。
先生:じゃあ今日はこれで終わり!
お疲れ!
先生の号令で学校が終わる。
久保:ねぇねぇ
〇〇:何ですか?
久保:私と勝負しよう!
〇〇:勝負?
久保:そう!テストの点数で勝負!
〇〇:いいんですか?
久保:何が?
〇〇:僕に勝ったことないじゃないですか
久保:今回は勝つの!
〇〇:毎回それ言いますね
久保:とにかく!勝負しよう!
〇〇:いいですよ
久保:よし!
じゃあ負けた方は勝った方の言うことを聞く!
〇〇:え?
久保:ん?
〇〇:いや、何ですかその罰ゲーム
久保:え、やるでしょ?
〇〇:何で勝負するって決まってから罰ゲーム決めるんですか笑
久保:え、何?負けるからやりたくないのー?
〇〇:ピクッ...やってやりますよ
久保:その意気だ!
〇〇:絶対言うこと聞いてもらいますからね
久保:私が勝つもーん
〇〇:僕が勝ちますから
こうして僕たちの勝負かはじまった。
クラスメイト:あいつら仲良すぎだろ笑
早く付き合えよ笑
クラスメイトからはそんな目で見られていた。
そしてテスト返却日。
久保:自信ある?
〇〇:ないです
久保:出たよ
〇〇:何がですか?
久保:本当は出来てる自信あるのにないって言う人
〇〇:なんですかそれ笑
久保:テストあるあるだよねー
〇〇:えぇ?笑
先生:よし、テストを返すぞー
それぞれにテストが返却された。
久保:どっちから言う?
〇〇:んー、ここは言い出しっぺからじゃないですか?
久保:しょうがないなぁ
〇〇:いちいち鼻がつくなボソッ
久保:478点!
〇〇:...スッ
久保:あれ?〇〇君の点数はー?
〇〇:...言わないです
久保:何で言わないんですかー?
あ、もしかして負けたからですかー?笑
〇〇:負けてないです
久保:じゃあ点数教えてくださーい
〇〇:483点
久保:えっ...
〇〇:残念でしたね笑
久保:...
〇〇:じゃあ僕の言うことを聞いてもらいますか
久保:はい...
久保が負けを認めたその時。
先生:みんな聞いてくれ。
一つ訂正がある。
クラスがざわざわし始める。
先生:えー、国語の大問3の問2だが、
4で丸になっているが答えは2だ。
該当する生徒は持って来てくれ。
久保はそれを聞いてハッとなる。
そして慌ててそこを見る。
久保:...えいっ!
〇〇:あっ、ちょっ!
久保は〇〇の国語の解答用紙を見た。
そして久保はニヤリとする。
〇〇:ま、まさか
久保:先生!これをどうぞ!
〇〇:ちょっと!
久保:ここ!
先生:お、偉いな
えーと久保が+3点で〇〇がー3点だな
久保:よしっ!
〇〇:待てよ...てことは?
久保:私が481点。〇〇君が480点。
私の勝ちー笑
〇〇:なっ...!
久保:さっきはよくも煽ってくれましたねー笑
〇〇:それは...
久保:さて、何を聞いてもらおうかなー
こうして僕たちの勝負は終わった。
クラスメイト:イチャイチャしてねぇで早く付き合えよ!
クラスメイト全員から心の中で突っ込まれる2人だった。
どうだったでしょうか?
また久保ちゃんで書いてしまいましたね笑
最近思いつくものが推しで書きやすいんですよ笑
こんな学生時代を過ごしたかった!笑
感想やリクエストなどたくさん待ってます!
ここまで読んでくださりありがとうございました!
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