20歳を超えたのに僕の妹は兄離れ出来ない
〜岩本蓮加 単発中編〜
蓮加:お兄!
蓮加に呼ばれる。
〇〇:はい、なんですか
蓮加:ひま!
〇〇:ひま!って...
ゲームはやらないの?
蓮加:今はそういう気分じゃない
〇〇:そういう気分じゃないって...
じゃあアニメとか?
蓮加:う〜ん...
アニメはちょっといいかなぁ...
〇〇:じゃあ何が良いんだろう...
蓮加:もう!バカお兄!
〇〇:えぇ...?
蓮加:お兄と何かしたいの!
〇〇:僕と?
蓮加:というわけで蓮加と買い物に行くぞー!
〇〇:えぇ...
蓮加:なに!?嫌なの!?
〇〇:嫌っていうわけじゃないんだけどな...
蓮加:じゃあ何?
〇〇:蓮加と行くと財布が軽くなるんだよ...
蓮加:なんでだろうね
〇〇:蓮加のせいだけどね
蓮加:え〜?
〇〇:お金無くなるから行かない!
蓮加:お兄と一緒に行きたいな〜
上目遣いでお願いしてくる。
〇〇:うぐっ...
蓮加:だめ?
〇〇:わ、分かったよ...
蓮加:よっしゃ!行くぞーー!!
結局、一緒に行くことになった。
...
しっかりと財布が軽くなった。
蓮加:お兄、ありがとう!
〇〇:良いんだけどさぁ...笑
蓮加:あのね?
〇〇:うん
蓮加:実は今日感謝を伝えたくてさ
〇〇:う、うん
蓮加:これあげる
〇〇:ん?なんだこれ...箱?
蓮加:うん
〇〇:時計?
蓮加:いつもお世話になってるから
〇〇:蓮加、ありがとうな笑
蓮加:蓮加ね、お兄のこと大好き!
それと感謝を伝えたくて時計あげようと思って
そう言ってストレートに伝えてくる蓮加に恥ずかしくなったので話題を逸らす。
〇〇:なんでこんなに僕が荷物持ってるの?
蓮加:え?
〇〇:え?
蓮加:女の子に荷物を持たせるの?
〇〇:まぁ、それは...
蓮加:はぁ
妹にため息をつかれたんですけど?
蓮加:だからお兄は彼女出来ないんだよ?
〇〇:...
蓮加:まぁ、お兄には蓮加がいるもんね〜
〇〇:あのさぁ?蓮加?
蓮加:うん?
〇〇:すごく言いづらいんだけどさ
蓮加:うん
〇〇:僕彼女いるんだよね
蓮加:...え?お兄に彼女いる?
〇〇:うん
蓮加:えっ...嘘...
〇〇:そんなに信じられないの?笑
蓮加:どうしよう!お兄が取られちゃう!
〇〇:...えっ?
蓮加:蓮加の大好きなお兄が...
もう蓮加生きていけない...
〇〇:そんな大袈裟な...
蓮加:やっぱり時計返して!
〇〇:えっ?
蓮加:彼女いるんだったら返して!
〇〇:やだよ!蓮加からもらった時計だから
蓮加:返せー!!
そうわちゃわちゃしながら2人は帰宅した。
ちなみにこの日以降、
蓮加は「お兄を蓮加のものに」という目標を掲げより甘えるようになったため、
一層兄離れが出来なくなっていた。
どうだったでしょうか?
久しぶりの作品になってしまい申し訳ないです!
これからコンスタントに上げていきますのでよろしくお願いします!
蓮加かわいいですよね!笑
髪切った蓮加もめっちゃかわいい!
こんなふうに甘えてきて欲しいなって思います笑
感想やリクエストなどたくさん待ってます!
ここまで読んでくださりありがとうございました!
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