僕の彼女はとても心配性です
〜賀喜遥香 中編〜
〇〇:あ〜、やばい...
一昨日から続く腰痛が
今日、ひどくなった。
これは仕事にならないなと思い、
上司に相談する。
〇〇:すいません
上司:どうした?
〇〇:今日腰痛がやばくて足がたまに痺れたりするんですよね...
上司:それはやばいな
〇〇:ちょっと仕事にならないので早退しても良いですか?
上司:おう、もちろん良いよ
帰れるか?
〇〇:まあ、なんとか帰れます
上司:今日仕事休みだけど賀喜さん呼んだら?
〇〇:いやー、休みなのであまり心配かけたくないんですよね
上司:ふーん、まぁ病院には行きな?
もしかしたらヘルニアかもしれないから
〇〇:そうですね...
迷惑かけて申し訳ないです
上司:おう!
何かあったら連絡ちょうだい
〇〇:はい、ありがとうございます
ふー、これで早退できるから病院行くか。
と、準備していたところ電話がかかって来た。
〇〇:...遥香?
とりあえず電話に出るかと思い応答する。
〇〇:もしもし?
遥香:〇〇!?
〇〇:うん、どうした?
遥香:どうした?じゃないよ!
仕事早退するんだって!?
〇〇:えっ、何で知ってるの?
遥香:(上司の名前)さんから聞いたよ!
今から職場向かうから待ってて!
〇〇:えっ、いやだいじょ...
ツーツーツー。
〇〇:あ、切れた...
今から来るのかー、あまり迷惑かけたくねぇな
...ってか普通に言ったなあの人笑
と言いつつも律儀に遥香が来るのを待つ。
5分後。
遥香:〇〇!?
遥香が駆け寄ってくる。
〇〇:あ、遥香
遥香:大丈夫!?
〇〇:そんな心配するようなことじゃないよ
遥香:ほら、病院行くよ?
〇〇:うん
遥香:ほら、肩を貸すから!
〇〇:いや、そこまでしなくて大丈夫笑
むしろ痛くなるから
遥香:あっ、そっか笑
〇〇:落ち着いて?笑
遥香:落ち着いてられないでしょ!
ほら、早く車乗って!
〇〇:はい笑
病院に到着。
遥香:はぁ〜...
〇〇:ごめんね?
遥香:ごめんと謝るならすぐ治して
〇〇:そうだね、すぐ治すよ
遥香:無理は絶対にだめだからね?
〇〇:うん、分かってる
およそ3時間に及ぶ検査が終わり
あとは検査結果を知るだけとなった。
〇〇さーん。
〇〇:はい
よいしょっと、いたた...って、え?
遥香も行くの?
遥香:うん、だってごまかすから
〇〇:え〜...
遥香:ほら、早く
〇〇:はい
診断結果はヘルニアではなく、坐骨神経痛だった。
ヘルニアではないことにひとまず安心していると
遥香が涙目になっていた。
そして病院からの帰り。
〇〇:とりあえず良かった
遥香:良かったって何が?
〇〇:ヘルニアとかじゃなくてよかった
遥香:そうだね
〇〇:迷惑かけてごめんね?
急に介護みたいなことさせちゃって
遥香:何言ってるの
〇〇:え?
遥香:迷惑だなんて思ってないよ
だって〇〇の彼女だもん、当たり前じゃん笑
微笑みながら言う遥香を見て
僕はこんな良い彼女がいて幸せだなと感じた。
〇〇:てか、何でさっき涙目になってたの?
遥香:とりあえず重い病気とかじゃなくて良かったなって思ったら涙出そうになった笑
〇〇:ありがとう笑
大変良い彼女に恵まれました
遥香:何それ笑
僕の彼女は心配性だけど、
彼女のおかげで幸せです笑
どうだったでしょうか?
今回はかっきーで書かせていただきました!
今日は起こったことを書きました笑
本当に彼女には感謝しかないですね🙏
彼女には頭が上がりません笑
感想やリクエストなどたくさん待ってます!
ここまで読んでくださりありがとうございました!
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