見出し画像

ソニーストアからのお誘い

ソニーストアからクーポンが切れるから何か買ってほしいというお誘いメールがやってきた。昨年、有機液晶テレビを購入したので、いろいろとクーポン割引券がついてきている。なかなか商売上手になったなあソニーと感心しつつ、ソニーストアを見てみるとペアマッチングされた無指向性マイクが目についた。

ECM-100NMP 223,000円+税 ⇒ クーポンを使うと200,700円(税別)

「う、安い!」

と言ってしまえる病気が進行中ですが50kHzまで高い再現性を持った収音可能というハイレゾマイクの価格からすると安いとも言えなくもない。他社製品だとこんな感じ。

EARTHWORKS QTC50 MATCED PAIR ¥285,000(税抜)
SANKEN CUX-100K 1本 270,000円(税抜)

こんなのを見ていると金銭感覚が狂ってきますね。
それにしても20KHzを超える音を人間が認識できないのに意味があるのかと思っていたら、脳内のアルファ波を活性化させるという説があるとか。ということはバイオリンの音を生で聴くことは正義ということですね。

さっそく各社のハイレゾマイクを試聴してみたところ、QTC50で録音されたものを聴いてかなりびっくり。次元がまったく違う。これに匹敵するマイクはなかなかないのでは、思ってしまったくらいです。それに比べて、ソニーのハイレゾ・マイクはかなり地味。ただし、地味というのもあなどれない。個性的なマイクだと音を重ねるとある周波数帯域がブーミーになって扱いにくいというエンジニアサイドのご意見もあるみたい。また無指向性マイクはマイキングの影響をかなりうけるのでよい録音技術が必要ということですよね。

以下のピアニストさんのブログの意見も興味深い。ピアノプレップの調律師さんはおそらく国内でも超トップレベルですからね。それを認めている人の意見は貴重。いい耳しておられるじゃないかということでシンパシーを感じます。

ということで、ハイレゾマイクはいったん置いておいて宅録という観点から考えて以下のマイクに興味あるところですね。

Shure KSM141
このマイク、最近では隠れた名機と呼ばれているようなんですが、ペアセットの内容がいいですね。素敵なステレオバーが付いてきます。あと無指向性と指向性が即座に切り替えできるのも魅力。マイキングで色々遊べそうです。値段も安いね。

Samar Audio Design AL95
このリボンマイクのステレオペアは安いね。コンデンサーマイクと違って音が自然というか、丸いというか聴きやすい。双極性のマイクってマイク距離がすごくシビアな感じだけども、表情を付ける意味では良いかもしれませんね。

DPA 4090
クラシック音楽をきっちり録るのはDPAのマイクなのかなと思うのだけれども価格がね。でもこのマイクは廉価なマイクなのだけれども侮れない。以下の動画では一番チェロぽく感じてしまった。それにしてもマイク位置によってずいぶんと音が変わるね。

こちらはマイキングの勉強になると思って掲載。生楽器の撮り方は奥が深いですね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?