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Sibeliusにイラッとしたときに読むコラム Vol.2

Sibeliusは手書きするよりも遥かに速く入力できる楽譜ソフトであることが最大の売りなんですけが、『イラッとNo1』なのが後打音の入力です。いろいろと入力方法があるのですが、オーソドックスに入力すると以下になります。

まずは音符入力。Sibeliusに後打音は存在しないので
前打音として入力して、後打音を前に移動します。
装飾音符の先頭をインスペクターを使って位置を修正(X=-3.13)
装飾音符の2番目をインスペクターを使って位置を修正(X=-1.81)
Sキーでスラーをつけます。
後打音なのでスラーは下向きに(Xキー)
スラーをE音まで縮めようと、マウスで操作すると
このようになるのでかなりイラッとします。
マグネティックレイアウトをOFFにして
一旦、スラーを下側に移動します。
これがレイアウトタブにあるマグネティックレイアウトをOFFにした状態です。
この位置にスラーを移動します。
スラーを二分音符につけてほぼ完成
ここで右端のスラーハンドルをドラックして位置を修正しようとすると
なんでやねん!ということになるので、
一旦スラーを離して、真ん中のハンドルを水平方向に動かし右端を調整し上へドラックします。
ようやく終わった。次からは楽できるとウキウキしながらコピーしてみると
再び、なんでやねんという状態になります。
なので、わたしは別な方法で後打音を入力します。それは2パートに分けてしまう方法です。
まずこちらを入力して
パート2を入力します。
後打音のキューサイズに変更します。
装飾音を上向きにして、C音をハイド(Cmd+Shift+H)します。
C音をE音に重ねます。
これで完成
コピーしても後打音の位置は崩れません。
邪魔な二分休符をハイドすれば完成。
いずれにしてもかなり面倒なのでアイデアウィンドウに
ライブラリとして登録しておけば次からは楽です。


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