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人生負け組

最近、一流企業のプロパー社員さんたちをみて「ああ、いいよな。人生勝ち組だよな」とかある人から毎日のように聞かされてゲッソリだけども、あなたも家のローンを完済して蓄えも十分にあるのだから勝ち組でしょう言ってあげてはいるのですが納得いかないよう。

人間が人間に対し卑屈になる。僕はそれが苦痛なのだ。

ベートーヴェン語録

私にとっては、バッハ、ベートーヴェン、モーツアルト、ラヴェル、ドビュッシー、バルトーク、ブラームス、クライスラーの音楽を演奏することができれば人生勝ち組と思っているので、こんな世間話を聞きつつ、ああどうでもいいけども早く練習したいなあと思ったりします。

この地上では成すべき事がとても多い。急げ!
→この地上では演奏すべき曲がとても多い。急げと読める

ベートーヴェン語録

 それにしてもアマチュア・オーケストラにおられる方は同僚が羨む人たちが沢山いらっしゃいますが、もっぱらベートーヴェンの第九番は駄作であるとかないとか真剣な議論をしたり、最近のウィーンフィルはとかの話の方が盛り上がったりします。バイオリン職人さんとは制作したバイオリンをプロ奏者からアドバイスをもらったよとか、弓の素材の今後とか興味深い話が多く一日中でも話が飽きません。貧しい音楽家や職人さんもいますが、人生勝ち組みに何の意味があるんだという感じ。バッハ、ベートーヴェンの音楽を聴かないだけで既に人生負け組み決定ですよ。

話が少し変わって、あの世の話なんだけども、ある都市伝説のサイトでこんな面白い話がありました。

 幽霊とは何か、存在するのか、あの世とは?
まず、人間というのは死んだことを意識できないらしく、その魂を迎えに来る人(死神?)が存在し、死んだことを知らせ、その魂を連れ帰る。連れ帰った魂は天界のようなところでマザーのもとで修行(バイト?)して次の生まれ変わりを待つ。修行中に生まれ変わりを拒否する人もおり、その人が神と呼ばれる存在になる。幽霊という存在は、迎えにきた死神に対し同行を拒否した魂ということになり、その魂は生まれ変わることができないし記憶がどんどんと薄れてやがては消えてなくなる。また一度天界にいくことを拒否すると途中で天界に戻ることはできない。よくある話でお坊さんが彷徨える魂を浄化して天界に返すというのがあるのですが、それはできないとのこと。なかなか厳しいルールですよね。
 この世に残る人(幽霊)というのは現世界に未練や執着があり地上に留まった人(魂)ということになります。
そういう意味でいうとドン・ジョパンニは地獄の騎士長に連れていかれたので助かったのかもですよね。まあ行き先はアレですが魂は消滅しない。

この話、変な宗教よりも納得いく感じ。私は死んだら次の世界では音楽家になると決めているので、生きているあいだにバッハ、ベートーヴェンなどのクラシック音楽をたくさん演奏しておきたいし、それが転生輪廻したときに役に立つのだろうなと漠然に思っております。それにしても転生輪廻してきているお子様多いですよね。特にバイオリン界とピアノ界。なんか天性の極める力素敵です。

墓の下にいてもあなた達の役に立てる。これほどの嬉しいことがあるだろうか。

ベートーヴェン語録

クラシック音楽というのは、滅びることがない永遠の音楽なので、世間の勝ち負けなど気にすることなどまったくなし。その修行に励むことこそ人生の意味があるというもの。人生の価値とはなんなんだろうかと思う人はこの映画を見てほしいよね。


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