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天地創造❶天と地とは?

現代人が考える「天と地」

聖書は創世記から始まります。

「まず初めに、神が天と地を創られた」

この有名なフレーズから、始まります。ここにはどんな意味が隠されているのでしょうか、現代人が考える天地創造の話は、古代人のモーゼやイスラエルの民が思っていた読み方なのでしょうか。それを、一緒にゆっくりと考えていきたいと思います。
ゆっくり書いていきますので、ぜひ考えてみてください。

まず、創世記の箇所を読みますので、
頭の中でイメージを思い描いてください。

はじめに神が天と地を創造された。
地は茫漠として何もなく、
闇が大水の面の上にあり、
神の霊がその水の面を動いていた。
創世記 1章 1〜2節

どういった光景を想像していますか?
天と地を創った、
地は茫漠としていた、
地は何もなかった、
闇が大水の面の上にあった、
神の霊がその水の面を動いていた。

今から、私が皆さんの考えた光景を当ててみようと思います。皆さんの頭の中にあるものを当ててみようと思います。外れるかもしれません😀
もちろん、違う人もいるかと思います。それではやってみます。

まず、暗い大きな空間の中に球状のものが浮いています。その球状のものは水で覆われていて、その水がうごめいていて、まるでデコボコのような球状の形をしたものが広い暗い世界の中に浮いています。その周りを光っている神の霊が動いています。

どうでしょうか。少し違った方もいるかも知れませんが、大体はこういったイメージではないでしょうか。

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こういった、イメージでしょうか。

ここで、一つ質問です。なぜ、私たちは球体をイメージしましたか?


答えは簡単ですよね。地球は丸いからです。地球が球状だからです。
では、もう一つ質問です。地球が球状だと一般的に信じられるようになったのはいつですか?

今から約60年前の1961年4月12日、ガガーリンがボストーク3KA-2で世界初の有人宇宙飛行に成功しました。
それまでは、誰も肉眼で地球を遠くから、宇宙から見たことがなかったのです。

古代の人々が考える「天と地」

では、数千年前のイスラエルの民はこの箇所から丸い地球をイメージしてこの話を読んだでしょうか?


そろそろ、私が話している意図が見えてきたと思います。古代の人は、最初の状態をこのように捉えていました。

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宇宙に行く技術もないので、これが世界観ですね。そして、天と地が作られる状態をこのように見ていました。

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当たり前ですね。だれも、宇宙に行ったことも無ければ、現代の天文学なども存在していないわけですから。神様は人間がこの理解をしている古代人に話しかけたのです。
少しややこしくなりますが、古代の宇宙感は私達の持っていたものと違います。

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古代の人々は、この宇宙観の中で生活していました。
面白いことに、聖書は地球が丸いとも、平面だとも言っていません。神様はそれとは関係のない話を創世記でしているんです。

創世記は、現代人のための科学の参考書ではありません。

では、どういった話を創世記でしているのでしょうか。
それを、これから一緒に見ていきたいとおもいます。

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