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【徹底解説】歴史は繰り返す?新型コロナはスペイン風邪から学べ、人類は感染症との険しい戦いを経験してきた

どうも、らく助です(*^-^*)

全世界で流行っている新型コロナですが、実は歴史を遡ると

同じようなパンデミックレベルの感染症が存在したことが分かりました。

歴史は繰り返す、歴史を知り、学ぶと多くの共通点があることに気づきます。本日は約100年ほど前に起こった世界的パンデミックの感染症の

「スペインかぜ」を徹底解説いたします。

歴史を学べば、人類の知識や経験、対応が学べると信じているので、

人類と感染症の戦い感染症の戦いは初めてではなかったということを徹底解説いたします。ぜひ読んでみてください!

【徹底解説】1918年に世界に蔓延したパンデミック「スペインかぜ」新型コロナと同じ深刻度レベル5に指定されていた!

アメリカCDC(アメリカ疾病予防センター)は、感染症のパンデミック

重度指数(PSI)を最高上位のカテゴリー5に指定している。

スペインかぜ(英語ではSpanish Flu)は1918年の秋に流行した人類が初めて経験したインフルエンザ・パンデミック歴史的な感染症である。

PSI = Pandemic Severity index (パンデミックの重度指数)

カテゴリー  致死率 (※国により異)        パンデミックの感染症例
1      0.1% 以下                                 季節船のインフルエンザ
2      0.1 – 0.5 %                                アジアン、香港インフルエンザ
3      0.5 – 1%
4      1.0 – 2.0%
5      2.0% 以上                             スペインかぜ、新型コロナウィルス

スペインかぜの発生源と犠牲者数

<スペインかぜの犠牲者数>

感染者数:全世界で約5億人以上 

死者数:4000万~1億人(全人類の2割ー3割が感染したと言われている)

※WHOは4000万と統計を出していますが、他研究者は5000万~1億とだしている専門家もいます。99%が65歳以下と報告されています。

日本での被害死者数:約38万人 (感染者:約2300万)

※当時の人口5000万人

アメリカでの死者数:50万人

発生源:スペインと言われている(※異なる説ある)

季節:北半球の夏と秋に流行(※インフルは通常は冬に流行)

死亡原因:細菌の2次感染による肺炎、ウィルス性の肺炎

なぜスペインかぜは99%の犠牲者が65歳以下で 10代~30代の若者の多くが犠牲になった?

現在流行している新型コロナは高齢者と基礎疾患を持った方が重症化しやすく、若者は比較的重症化しにくい感染症であると言われています。

一方で、当時スペインかぜに感染した人の65歳以下とくに10代~30代の多くが犠牲になったと言われています。若者の多くが犠牲になった理由、説として分析されているが下記になります。

1. 70歳以上はロシアンインフルエンザ(1989-1890)で経験していため抗体ができていたという説


2. 若者の免疫系統のウィルスに対する強い反応が、重症化したという説


3. 歴史家のジョン・M・バリーによると、当時もっとも危険で亡くなっていたのが妊婦だったと言及している。子供を失うという妊婦(約25%)も多かった。

スペインかぜはどこから始まった?どのように流行した?

新型コロナは中国の武漢から発生しましたが、スペインかぜはどこから

発生したのでしょうか?

発生は1918年3月にアメリカとヨーロッパにて流行が始まります。

スペインかぜ :H1N1インフルエンザ

第一波:春~夏にかけて流行、感染力は高いが、致死率は低い

第二波:フランス、アメリカ、シエラレオネで発生、10倍の致死率、

    傾向として10代~30代の致死率が非常に高かった。

    感染症の常識から外れた高齢者より若年層に犠牲者が多かった。

第三波:1919年初めに流行 

そして1920年まで続いたと言われている。

第2波が本当に致命的な流行だった?

ウィルスの変異の可能性は、新型コロナでも話題になりますが、このスペインかぜも第2波になり、フランス、アメリカ、シエラレオネにて

より強力なウィルスへ変異したと言われています。

重症者は列車で野戦病院へ送られ、隔離されたが、医療従事者も感染し、より犠牲になった理由として医療体制が機能していなかったことも指摘されています。ニュージーランドでは、8,573人の死亡がスペインかぜにて確認され、アイルランドでは同じく1918年に全死亡の10%がスペインかぜにて死亡しました。

【スペインかぜ】各国がとった封じ込め、対策

1918年と言えば第一次世界大戦中ですが、今から100年も前の時代なわけで

医療も進んでいなければ、医療従事者の数も少ない、病床も少ない

検査キットも治療薬、抗生物質も、ワクチンもMRIや人工呼吸器もないような時代です。そんな中、各国がとった対応は下記です。

患者の隔離
街の封鎖、学校閉鎖、公共施設の閉鎖
消毒と大規模集会の中止

スペインかぜのドキュメンタリー動画

文章よりも動画の方が、スペインかぜの歴史がイメージが理解できる

ということで、海外のドキュメンタリーを紹介します。

スペインかぜはどのように終息した?

1918年後半にの第2波が来た後に、突然感染者数が減少し

アメリカのフィラデルフィアでは11月にはインフルエンザが消滅したと

言われています。終息した理由としては下記の2つが説として挙げられています。

致死性の低いウィルスへ変化した
医師が肺炎の予防と治療のプロセスを発見して、実施した
終息したと思ったら第3波が1919年に別の地域で起こりました。

そして1920年まで完全終息にはかかったようです。

感染症はこのような複数の流行を経て、終息していきます。

人類の歴史は感染症の戦いによって作られてきた

スペインかぜの前も中世ヨーロッパのペストなど、紀元前から数多くのウィルス、天然痘等による感染症を人類は経験して、今に至ると言われています。近年のSARSやMARSやエボラなどの感染症も有名ですね。そして私たち人類は2019年中国の武漢から始まりました新型コロナというウィルスを前に苦戦を強いられてます。

スペインかぜは、複数の感染の流行があったのと、第2波で強力なウィルスに変異を遂げたことから

も新型コロナでもそのような可能性があると考えることもできます。

スペインかぜの歴史は、第1波が過ぎても、安心せず、警戒を続けないといけないということを教えてくれています。

歴史は繰り返すシリーズ、本日は読んでいただきありがとうとうございました!

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