見出し画像

【人望ある人】がしていること

今回は、岡崎かつひろさん著「一億円会話術」という本を読んでのアウトプットです。

画像1

【人が集まる人】

✔️ 人が集まってくる人は稼げる
✔️ 自分がやりたいと思うことを実現しやすくなる
✔️ 協力者を得られる
✔️ 人との出会いによって自己成長し続けることができる

うむ。確かにオンラインサロンでも、オンラインスクールでも、またビジネスシーンでも、人が集まるところにお金も集まるので、その通りだと思います。

また人は人との出会いによって、新しい思考を手に入れたり、
それまで気づいていなかった自分の可能性に気づいたりするので、
良質な出会いが自己成長を促進するというのも納得です。

何かやろう!と思って籏をあげたときに、
「●●さんがやるなら、面白そうだ」
「●●さんがやることなら、信頼できる」
「●●さんがやりたいことには、ぜひ、協力したい」

と思ってくれる人が多い人ほど、幸福に自分の願いを実現できる可能性が高いこともあるでしょう。

個人競技でも、個人力で突き進めることであっても、
周囲の人の理解があったり、協力者がいたりすることは、
その推進力を加速する力になるでしょう。

【人望ってなんだ?】

人望という言葉を辞書で調べてみると、こう書かれています。

その人に対して多くの人が寄せる尊敬・信頼・期待の心

尊敬、信頼、期待の心を集められる人。

なるほど。確かに、尊敬できるところがあって、信頼できる人で、
きっと何かやってくれるぞ!
近くにいてみていたい!
何なら関わりたい!
一緒にいると楽しい!
そんな期待の心を集められる人には、自ずと人が寄って来そうです。

岡崎さんによると、【人望】には、
✔️ 頭の良し悪しは関係ない。
✔️ 仕事ができる、できないも関係ない。

と言います。

頭はいいけど、あまり好きになれない人や、
仕事はできるけど、どうにも部下から好かれない人は、いますよね。

確かに、賢いことや仕事ができることは【人望】の必要条件ではなさそうです。

では、【人望】って何でしょうか?

岡崎さんの著書によると、
尊敬、信頼、期待の心という3つのうち、とくに重要なキーワードは「期待の心」だと書かれています。

人から、大きく期待されている人ほど、人望があるといえると。

では、そもそも人はどんなことを期待しているのでしょうか。

それは、「自尊心を高めてくれること」だと論じられています。

(引用)

自尊心とは読んで字のごとく、自分を尊いと思う心です。
尊い、価値があると感じているから自分を信頼することができるし、新たな挑戦をすることも、人に優しくすることもできるのです。

例えば、すぐに自分のことを小馬鹿にしてくる人と一緒にいたらどうでしょうか?おそらくは一緒にいたくないと思うはずです。なぜなら自尊心が下がるから。

逆にあなたのことに非常に関心を持ち、しっかり話を聞いてくれて、そしてあなたの話はすばらしいと喜んでくれる、こんな人と一緒にいたらどうでしょうか?おそらくはもっと一緒にいたいと思うはずです。なぜならば、自分の話には価値があり、引いては自分自身にも価値があると思わせてくれる、つまり自尊心を高めてくれる存在だから。

確かに、コーチングの世界でも、コーチは相談者さんを、
「唯一無二の存在として尊重し、いまあるがままで十分に価値のある存在であると承認すること」が前提です。

そして、人は誰しも
「唯一無二の存在として認められ、役に立つ存在として感謝される」ことを望んでいるという言葉もあります。

この欲求を満たす人が、
一緒にいたいと思ってもらえる人、人が集まってくる人に共通の重要な要素と言えそうです。

【相手の自尊心を高めるコミュニケーション】

ここからは、岡崎さんの著書を読んで、コーチングやカウンセリングを行なっているわたし自身の経験を踏まえて、いくつか列記してみます。

絶対の正解(=これをやれば、即座に「相手の自尊心を高められる」)は安易には存在しないと思います。相手の状態、あなたとの関係値などによってもベストは変わってくるからです。

その前提ではありますが、
再現性高く指摘されていること、またわたし自身がやってみて手応えを感じたものを書いてみますね。

1、挨拶

なんだそんなこと?と思われるかもしれませんが、相手の存在を受け入れていることの一番最初の表明が、相手の顔を見て送る挨拶です。

オンライン会議が多くなっていると思いますが、入室してきた仲間にはちゃんと挨拶を送ることはとても大きいです。

開始時刻の少し前に、複数のメンバーが入室しておしゃべりしている途中で、定刻に入ってきた仲間がいたとき、ちゃんと声をかけていますか。

なんの話かわからないまま、みんなが盛り上がっていると疎外感を感じる人もいます。「定刻に間に合っているのに、なんだかなあ…」と感じている瞬間、元気の出る声で「おはよう!〇〇さん!」「今、こんな話になってるんだよ」と伝えられる人は、気遣いのできる人です。

また、挨拶の言葉に、相手の「名前」をつけると良いと言われています。名前は誰にとっても、自分の名前が好きでも嫌いでも、自分を表すアイデンティティの最たるものです。挨拶&名前のセットは、ぜひ試してみてください。

2、うなづき・相槌

相手が話しているペースに合わせて、適度なうなづきをしながらきくと、「自分の話を大切なこととして聞いてくれている」実感が相手に湧きます。

真剣に聞いていても、表情が変わらずうなづきがゼロの人が結構、多いです。ちょっとうなづきながら聞くと、話す側はとても話やすくなります。

切れ目では、声に出して「うん、うん」「なるほど」「そうなんですね」「とてもよくわかりました」など短い言葉を挟むのも良いですね。

3、さりげない復唱

上司:「15時の会議までにこの資料30部!」

と言われたら、あなたはどう返事をしますか?

「はい!」でももちろんOKですが、依頼した人の信頼感を増し、ちゃんと伝わったなという安心感を感じてもらうには、ちょっとした復唱が有効です。

「はい!15時の会議に30部ですね」

という感じ。
毎回毎回、執拗に復唱すると妙なリズムになってしまうので、会話の重要なポイントで、「分かりました。●●ということですね」と挟むと良いです。

相手はあなたに対して、自分の言葉を重要なこととして受け止めてくれたという満足感や安心感を感じやすくなります。

4、お礼や感謝の表明

何かお世話になったことがあったり、過去に頼みごとを聞いてもらって助かった経験があったりするときは、何度でもそこに触れてOKです。

第三者に誰かを紹介するときなどは、無機質な経歴だけでなく、
「わたしが新人の頃、XXXXXXをしてくれた恩人でもあります」などです。

言われてた方は
「そんな古い話を、、、💦」

というかもしれませんが、本当に感謝していることは何度表明しても構いません。

また日常でともに働く同僚に対しても、感謝の言葉はサラッと”その瞬間”に、出すことが良いです。改まっていうと別の意味があるのではないかと、人間関係がややこしくなります。「ありがとう!」「助かった」とその場でサクッと顔を見て伝える様にしましょう。

5、相手が褒められたいこだわりをキャッチ〜具体的に喜びを伝える

相手が褒められたいことをキャッチするのは難しいです。
これかなと思っても、外れることもありますからね。

よく観察していると、こだわりを持っていそうな部分が感じられることもあります。そんな時は、そこに対して、自分がどう助けられているかを具体的に伝えると相手に素直に受け取ってもらいやすいです。

例えば、資料の仕上がりや色使いに独特のデリケートなこだわりがありそうな同僚には、「この資料のここがめちゃくちゃわかりやすくて、プレゼンしやすかった。ありがとう」といった感じです。

【最後に】

相手の「自尊心」を高めてやろう!と思って関わっても、なかなかうまくいかない気がします。人望を得るためには、人を大切にすること。そんなところに戻ってくるような感じもします。

相手を褒めたり、相手に感謝を伝えたりするには、相手を普段からよく観察しておくことが必要ですし、自分がされたら嬉しい扱いを心がけるということでしょうか。

人はそれぞれに異なるので、自分なら嬉しいことを相手にしても、100%喜ばれるとも限りません。

人望ある人への近道は、在り方。

テクニックは思いを伝える手段にすぎず、本心から相手を大切に思うこと、相手の喜ぶ顔が見たい、何をしてあげたら役に立てるだろうかといつも心に留めて考えることが、本質ですね。きっと。

なかなかの男性社会で30年働いてきたテレビマンが、コーチングやカウンセリングで「自分らしく生きる」を支援中。限定少数しか出来ませんが小学生からシニアまで。