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孤独のデイトレ 投資を始める前に理解しておきたかったこと

8月はいつも通りの夏枯れだった。お盆期間よりもお盆明けが濃厚だったのではないだろうか?とさえも思う。今年も残り4か月。おせちの注文合戦も始まった。さぁ、相場は多くの人の期待通り年末高になるのかどうか?注視したいところだ。とはいえ、このまま右肩上がりでぐいぐいいくわけでもないだろう。どこかで下落はあるのだろう、、、ただどこだという明確な予想はだれも持っていない。

さて、今回は、投資を始める前にてっていしておかなきゃいけなかったことを徹底しなかった、、、というだけ話。ちゃんとここだけは、守っておくべきだった、、、守っておくまでやるべきではなかった、、、といこと。

投資で大切なのはルール作り

あれこれ言われる、投資の始め方ではあるけれど、意外と初心者本でも書いていない印象がある。なぜか?というと、それは「資金管理」という言葉に置き換えられているから。家計簿をまめにつけたり、超お金にシビアな人ならピンとくるけれど、普通にやりくりして、今月ピンチ!なんんていう言葉が心に日々ちらついていると、、、「資金管理」という言葉の重さがよくわからない、というのが現実だろうか?

だから、だれでもなじみのある「ルール(約束)」に言葉を置き換えて考えてみてはどうだろうか?中長期でも、デイトレでも「ルール」は必要だと思う。特に、信用取引をする場合もである。

思い起こせば、「ルール」を作りなさいという言葉も、「資産管理」も初心者本には書いてあったようにも思う。でも、いきなりそういわれても、できなかった。まぁ、全部の余裕資金を株式口座に入れるというスタンスではないので、良いだろうと思っていた。実際は甘かった。もう少し、厳密にするべきだった、、、というのが本音である。では、どういう資金管理が必要なのか?
ゲームをするにも、生活のタイムスケジュールでもルールは必ずだれにでもあるはず。それがルールだと意識していなくても、子育てでもペットでも最低限のルールは教えるのだから、株取引にマイルールはなくてはならない。決められないうちは始めない、をまずルールにしておくことも大事。それでも始めたいなら、まずは100株5万円以下とか、なくなっても良い金額で始めるのが一番だった。

運用するお金と勉強代

株取引などのために証券口座を作っても基本どこも口座開設のためのお金はいらない。株取引の売買手数料は無料のところもあれば有料のところもある。最近は無料のところも多いけれど、有料だからといってすべてが悪いわけでもないかもしれないけれど、営業マンの勧誘を受けたくなければ、できるだけ、無料のところが良いのかもしれない。もちろん、株取引のためのお金も必要だし、そのための金額はたとえば、信用取引口座を開くことができる30万円でやってみる、、、50万円でやってみる、100万円でやってみるなど、、、ひとそれぞれ。もちろん10万以下でお試しだってできる。最近は優良企業の株も2万円以下で買えることになったから、100株なら2万円でも十分はじめることはできるし、これなら、資金管理はいらないだろう。上がろうが下がろうが、配当もあるし、2万円の余裕資金を一度払っただけなら、困る人はそういないはずだから。NISA枠いっぱいに、これを買うとなると、話は別なのかもしれない。

株を買うお金はいくらでもいいけれど、勉強代というのも意外とかかる。ネットで何でもわかる時代だから、ネットで情報収集は可能。でも人間は欲深く、あれこれとお得な銘柄探しをしたくなる。そうなると、タダでは難しくなったりする。すでに、老舗レベルの有料サブスクサービスもある。証券会社によっても、有料で使えるサービスもいくつかあるし、もちろん、王道の日経新聞の購読を始める場合は有料になる。いったい、いくら株取引のためにサブスクに入ったり、本を買ったりするのだろう?という想像をしたことがあるだろうか?

証券口座を開くのと同じタイミングで、こういったサブスクサービスについても調べるべきだと思う。なんとなく、1か月無料という言葉に誘われてなんでもやってみて、気づけばいくつものサブスクサービスの料金を払い続けていた、、、などということにもなりかねない。

もちろん、最後は売買取引での「資金管理」も重要になる。株を買えば上がると思っていると、もちろんそれは大間違い。買った日が一番高い日、つまり「天井」でその日以来、株価が下がり続けることもゼロじゃない。むしろ、下がり続けることがあるからどうするか?ということも考えて取引を考えないといけない。長期だから大丈夫というのは、積み立てならまだ良いかもしれないけれど、、、下がり続ける株を積み立てで買うというのも案外不安が募るのではないかと思う。だからこそ、上がる利益を考えるより、下がるリスクを考えないといけない。たとえば、30万円ではじめるのなら、29万円の株を買っていいかというと、かなり危うい。というのは、この場合、それしかないのだから、下がった時は損切か、もう死ぬまで放置するの2拓しかない。つまり運用ということばから外れる。NISAは資産運用が目的の制度だから、いわゆる損切りせずに塩漬けというのは、あってはいけないのだと思う。損切を決めているなら、たとえば、1万円下がったら損切して別の銘柄にするか、もう一度もっと下がったところで同じ銘柄を買いなおすかという選択肢になる。これがきちんとできるのなら、29万円の株を買っても良いのかもしれない。30万でもまず5万円の株を200株買い、様子を見て下がればさらに買い増しするなど、購入単価を下げて買うということもできる。30万あればあるだけ、使うというのが一番やってはいけないことだと思う。分散投資で、30万ぎりぎりを一日で買うというのもいかがなものか?とも思う。

デイトレでも同じことがいえる。一日の利益目標以上に、負け金額を決めておくことが極めて大切だ。もちろん、資金もいくらまでと明確に金額を決めておくことも大切。

信用取引で中長期で持つ場合は、現引きできるくらいの額以外を買わない。
これもとても大切。いざとなれば現引きでどうにかなる。「追証」ということがばSNSで盛んになるのは、急騰銘柄が急落した時に頻繁に出てくる。こうならないためには、、、現引きできる金額で信用取引をするのが一番なのではないかと思う。もちろん、バフェット銘柄を3年前に全力で買うなどしていれば、、、、今頃はすごい資産が増えていたことは確実。でもタラレバなので、こういうのはよろしからず。信用取引をするにしても、資金の3倍のレバレッジがかかり株は買えるが、、、問題は全世界株安や持っている銘柄が急落した時に対応策があるのかどうか?が一番大事なのだと思う。銀行預金に100万円しかないのに追証が100万円以上になったら、どうやって支払うのか?ということになる。信用取引で買った株価の合計(建玉)が100万円以内なら、損失は出ても借金にはならない。

どこの証券口座を開くとお得なのか?どの銘柄を買えばあがるのか?といったことに注力して、お金を使おうとするかもしれない。有料セミナーや商材はいっぱいある。でも、大事なのは、、、自分の中でルールを作ってから始めること、たぶん、これしかない。ほかのことは二の次で、ゆっくり気になる銘柄を毎日株価チェックしてればいいのだと思う。チャートを見て、だれが見ても右肩上がりで、青天井みたいな銘柄を買わなければそれでいいだけでもなく、もう底値だろうなんて、右肩下がり過ぎは安心なんていう買い方もタブー。初心者であれば、熟練者の方の無料のものを見たり、大手証券会社の動画やレポートを読んでいくことから始めるのが一番無料でよいのではないか?株取引を始める前の自分に戻れるなら、そう教えてあげたい。

最後に


証券会社の営業さんのおすすめ銘柄がほんとに上がるかどうかは知らないけれど、証券会社のレポートや動画、セミナーなどはほとんどが無料。タダより怖いものはないという言葉もあるけれど、有料セミナーなどで高かろう悪かろうの場合もある。一度に払ってよい金額を決めておくことも重要。英会話などの教材で10万円以上払って、ネイティブ並みの英語力になる人はどれだけいるのだろうか?株も同じで、一括で10万円以上支払って、うまくなることはあるだろうか?株は特別、この講師の方は特別なんていう、特別枠を設けることはいらないのではないだろうか?
まずは証券会社のセミナーや動画、レポートを無料で聞いたり読んだりして、どんな視点で見ているのかを知るだけでもいいのではないだろうか?証券口座の開設はいくつでもできる。NISA口座は1つの証券口座しか開けないけれど、別にNISA口座を開設しなくても、証券口座を開くことはできる。証券口座の開設と同時にNISA口座を開く必要もない。何かキャンペーンで、ギフト券やポイントプレゼント、キャッシュバックに目がくらまないようにすることが一番大事!いくつか気になる証券会社の口座を開いて、じっくり後で決めればいい。来年から新NISAだからとすぐに始める必要もほんとのところない。ルールを決めて、自分で見比べて、これだ!と思えるところで始めればいい。30年以来の日本株のバブルで早くしないといけないと焦る必要もないし、暴落は必ず何年かに一度やってくるのだから、その時が一番のチャンスになるかもしれない。

決めるルール
投資する金額
投資のために支払う本題や新聞代、サブスクサービスなどの料金
株を買うときの金額、株価が下がった時の対応策











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