中小企業診断士2次試験過去問 問題要求

平成28年度 事例Ⅰ

第1問
業績が好調であったA社の3代目社長の時代に進められた事業展開について、以下の設問に答えよ

設問1
当初立ち上げた一般印刷事業などの事業展開によってA社は成長を遂げることができた。その要因として、どのようなことが考えられるか。100字で述べよ

設問2
1990年代後半になっても売上の大半を学校アルバム事業が占めており、A社の3代目社長が推し進めた新規事業が大きな成果を上げてきたとはいえない状況であった。
その要因として、どのようなことが考えられるか。100字以内で述べよ。

第2問
A社の現社長(5代目)の経営改革に関連して、以下の設問に答えよ

設問1
A社が新規のアルバム事業を拡大していく際に留意すべき点について、これまでの学校アルバム事業の展開との違いを考慮しながら、中小企業診断士として、どのような助言をするか。100字以内で述べよ。

設問2
A社では、これまで、学校アルバム事業を中核に据えた機能別組織体制を採用していたが、複数の事業間で全社的に人材の流動性を確保する組織に改変した理由を、100字以内で述べよ。

第3問
業績低迷が続くA社が有能な人材を確保していくためには、どういった人事施策を導入することが有効であると考えられるか。中小企業診断士として、100字以内で助言せよ。


平成28年度 事例Ⅱ
第1問
B社のこれまでの製品戦略について、80字以内で整理せよ。

第2問
11代目予定者は、自分の代になってからもこれまでの製造スタイルを大切にしながら成長を追求していくつもりでいる。しかしながら、製品アイテムは見直すことを考えている。

設問1
B社の今後の成長に必要な製品戦略について、ターゲット層を明確にしたうえで、100字以内で説明せよ。

設問2
設問1で想定したターゲット層に訴求するための、プロモーションと販売の戦略を80字以内で説明せよ。

第3問
3年前に開業した直営店併設の飲食店は、売上が好調である。B社が飲食店を直接経営することによって、どのようなメリットと効果を得られるか。売り上げが向上すること以外のメリットと効果について、100字以内で説明せよ。

第4問
昨今の多くの中小しょうゆメーカーでは、インターネット販売を展開している。B社もまた、新規事業として直接最終消費者に対するインターネット販売に乗り出したいと考えている。

設問1
インターネット販売を軌道に乗せるためにB社が採るべきブランド戦略を50字以内で提案せよ。

設問2
B社のインターネット販売を利用する顧客にリピートしてもらうために、インターネット上でどのようなマーケティング・コミュニケーションを展開するべきか。80字以内で提案せよ。


平成28年度 事例Ⅲ
第1問
カット野菜業界におけるC社の(a)強みと(b)弱みを、それぞれ40字以内で述べよ。

第2問
現在C社が抱えている最大の経営課題は、収益改善を早急に図ることである。生産管理面での対応策を160字以内で述べよ。

第3問
C社では、クレームを削減する改善活動を計画している。このクレーム改善活動を最も効果的に実施するために、着目するクレーム内容、それを解決するための具体的対応策を120字以内で述べよ。

第4問
C社社長は、経営体質の強化を目指し、今後カット野菜の新事業による収益拡大を狙っている。またその内容は、顧客からの新たな取引の要望、およびC社の生産管理レベルや経営資源などを勘案して計画しようとしている。この計画について、中小企業診断士としてどのような新事業を提案するか、その理由、その事業を成功に導くために必要な社内対応策とともに160字以内で述べよ。