見出し画像

ハードオフ漫遊記 鈴本帰りにハードオフの巻 2021.08.11

毎年8月の11日は、上野鈴本演芸場、三遊亭圓歌主任興行の初日です。今年も行ってきました。

鈴本演芸場へは御徒町駅から行く派です。というわけで、たっぷりと笑った演芸場帰りに、ハードオフ上野御徒町店へ寄ってきました。

3Fのジャンク品コーナーへまっつぐ進み、まずに目についたのはこれです。

画像1

・いろいろありました ぴんから兄弟 AF7058

ぴんからはトリオ⇒兄弟へ、たしかにいろいろとあったんでしょうね。いいタイトルですね。そしてこのジャケ写みて思うことは、ノブ&フッキーってホント似てるよね。

お次は浪曲。

画像2

・浪曲 紀伊国屋文左衛門 梅中軒鴬童(10インチ) PS19 マーキュリー

うす~い紙で作られたジャケット。ペラジャケよりはるかにペラペラしてます。裏面の印字によると、当時定価は「¥600」とのこと。たとえ10インチ盤とはいえ、安い。演芸レコードは当時から価値が低く見られていたんですね。オイラなんとか価値を上げてあげたくて、『落語レコードの世界』っていう演芸レコード本つくったんだけど、この本がまた売れねーんだな。

ソノシートもみっけ。

画像3

・"王将" 村田英雄の魅力(ソノシート×4) コロムビア

カッコイイお顔ですこと。このソノシート収録版の「王将」は語り入りヴァージョンですと。知らなんだ。聴くのが楽しみ。

インスト演歌/歌謡曲も発見。

画像4

・秋本薫のテナー・サックス 影を慕いて MR3152 ポリドール

インスト歌謡曲のレコードはもう山ほどあるので、全部買っていたらキリがない。とは言え、アナクロームな魅力は捨てがたく、何かと理由をつけて買ってしまいます。このレコードは小窓から版画の複製が覗くというジャケットが気に入って購入。こういう仕掛けがあるジャケット、昔は安価に作れてのかしら?

最後は森進一です。

画像5

・女の詩情 森進一 SJV576 ビクター

・輪廻 森進一 愛と哀しみのさすらい SJX107 ビクター

キャリア初期、70年代のLPです。この頃の作詞作曲陣は、川内康範、阿久悠、猪俣公章、宮川泰、平尾昌晃、三原綱木などなど、豪華よね。今でいう「演歌」という概念が出来上がり始めたのが1970年前後。この頃の演歌は、今ほど演歌のイメージが出来上がっていないため、サウンドが結構Jazzyでお洒落。70年代初期演歌は面白いのでオススメです。

圓歌師匠の落語でたっぷり笑って、面白そうなレコードも買えて、満足の一日でした。

今日の収穫 LP5枚+ソノシート

サ、サポートしてくれるって!? ありがとう! そのお金でオイラは・・・、ハードオフでレコード買うよ! & 『落語レコードの世界』の続編を作りたいなぁ。