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【午後のぶらり寄席8月・立川寸志】

落語であなたの人生をナビゲート!おとうふメンタル〇ら落語コンシェルジュ®相山美奈子です。

神保町二十世紀ブックカフェにて月に一度の立川寸志さんの落語会。1時間で2席という短い時間は、落語はじめてさんにはとても入りやすい会。

今日気になるセリフ「自分で自分に疑いをかける」

★のっぺらぼう  

この会はいつも寸志さんがビルの入り口、外に立ってチラシを配る。暑い寒いあるけど、自分で決めたことだからとおっしゃるが、効果あるのかなと思うときもあるらしい。しかし、潜在的なお客の可能性を開拓と前向きだ。カッコのいい怪談噺が多い中、落語だからと長編怪談噺といいながら、いつまでも終わらない「のっぺらぼう」をかける。

この噺には弁慶橋が出てくる。小泉八雲のむじなという作品がヒントになっていて、六代目三升家小勝師匠(桂文字助師の師匠)が後に創ったと聞く。儀古典?というらしい。

★品川心中            

最初にお染が顧客リストから心中する相手を探す。この人は結婚したばかりこの人は母と二人暮らしだからと、リストから外す時の話し方が意外とまともだなと感じた。以前他の人で聞いたお染は投げやりな蓮っ葉な女性に思えた。寸志さんのお染はそれより普通の感覚を持っている。貸本やの金蔵が抜けた声で軽すぎて、このトーンの話し方ではそれだけで周囲から小ばかにされるのが分かる。おまけに、金蔵の名前は金に力が入って言いにくい。

夜更けの海の情景は自分もそこにいるようで、お染の必死さ、金蔵の未練さが伝わってくる。ここで死ぬのか…しかもこいつかぁ。金蔵がようよう親分の家にたどり着くシーンとサゲは、寸志さんオリジナル。この方が落ち着いていて、親分もああやっぱり親分と言われる人なんだなとわかる。聴きたい人は寸志さんの会へどうぞ!

懇親会は昨今の落語界、落語家事情から、落語蘊蓄、鉄道や特撮まで話は広がり楽しい時間でした。私のブログの読者さんがいらしてびっくりするやらありがたいやら。そうしてとてもお詳しかった。圓生師匠と先代三平師匠を生で見ている人は強い。久しぶりの懇親会、ぼんやりと帰ってしまいご挨拶もちゃんとできずに大変失礼いたしました。このブログ読んでいてくださるといいのだけれど。お目にかかれて嬉しかったです。ありがとうございます!fbの落語仲間さんとも出会えた。好きが共通の人に会うと嬉しい。 みなさま、ありがとうございました!

10月に落語会開催します!

「Forever前田五郎~快楽亭ブラック毒演会」

昨年亡くなった元コメディNo.1の前田五郎師匠

親しかった快楽亭ブラック師匠が一周忌にあたり毒演会

想い出話や五郎師匠を落語にした「無頼女斬り五郎」を語ります

どんなエピソードが飛び出すのかお楽しみに!

「Forever前田五郎~快楽亭ブラック毒演会」

2022年10月17日(月)

18時開場 18時30分開演 

お江戸両国亭

前売 2,500円/当日3,000円

当日受付で、お名前をおっしゃって現金でお支払いください。

ぜひお遊びにいらしてください。

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