【鈴本演芸場 上席9日夜】
落語であなたの人生をナビゲート!おとうふメンタル〇ら落語コンシェルジュ®相山・美奈:子:です。
鈴本演芸場の上席は夜公演に行ってきました。お目当てはトリの古今亭菊太楼師匠。
スタートからは間に合わず途中入場
★ 春風亭一朝 短命
途中入場(遅いっ)なので噺も途中から。軽くって寄席って感じでいいなぁ。毎回思うけどおかみさんはちゃんとご飯を作って置いてくれるんだから、いいおかみさんだと思う。長生きもできるしね。
★ ダーク広和 マジック
★ 五明楼玉の輔 辰巳の辻占
お玉のハッキリ過ぎる現金さが、いかにもその世界の女性を表していて逆に清々しい。突き抜けると嫌な感じもよく見える。伊之助も浮かれているだけで本気じゃないし、ふわふわしていいかげんで楽しい。
★ のだゆき 音楽パフォーマンス
★ 古今亭菊太楼 子は鎹
まず亀ちゃんがいじらしい。おかみさんは一人で亀ちゃんを育てている、気を張って懸命に暮らしている。でも五十銭を子供が持っていた。今の五百円くらいなのか。子供を信じたいが、駄賃には多すぎるし、何もしないでもらえるはずがない。信じたいが、張りつめたものが切れて玄翁(げんのう、金づち、ハンマーの一種)で叩くと言い出す。信じてもらえない不満、叩かれる怖さ、男と男の約束で泣き出す亀。ささやかながら懸命に生きて来た母子のせつなさに胸を打つ。今まではこのシーンは好きじゃなかった。何で信じる前に疑うの?もっとよく話を聞いてやればいいのにと思っていた。でもそれはちょっと違うんだよと菊太楼師匠は教えてくれた。鰻屋で子供の前で対面を保とうとする親というより男女の気持ち純粋でいい。亀ちゃん大活躍。より大きな幸せが戻ってきてよかったね。
終演後はお声がけを戴き打ち上げに参加。お弟子の菊一さんから談志師匠の話や、楽屋仕事のお話も伺えたりと充実した夜でした。
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