【新宿のりょうば】
落語であなたの人生をナビゲート!おとうふメンタル〇ら落語コンシェルジュ®相山美奈子です。
桂りょうばさんの勉強会は、新宿駅近くの無何有(むかう)。二つ目さんの配信でよく見かける会場。
上方の桂りょうばさん、入門8年目の50歳。お父様は二代目桂枝雀師匠で、私は音源でもライブでもたっぷり笑わせてもらった。この師匠と「鶴瓶・上岡パペポTV」で大阪の言葉が好きになる。枝雀師匠の息子さんが落語家になったと聞いていて、やっと22日に聴けるチャンスに恵まれた。
★桂りょうば・桂九ノ一 オープニングトーク
二人して東京の街をシティと呼ぶ。大阪は東京と違って二つ目という階級がない。入門して20年くらい経つと真打で師匠となるらしい。どこまでが兄さん(先輩)でどこからが師匠なのかが分からないから、呼び方に気をもむ。その人とのお付き合いによっても違うようでなんとも…というお話。
★桂りょうば 強情灸
若い男の無意味な粋がりがアホに見えるが、当人は本気。
★桂九ノ一 たらちね
土地柄でしょうか。大阪の落語家さんは声が大きいというか張っていて、それだけでインパクトのある人が多い。お嫁さんの設定と、一文字草の棒手振りとの芝居がかったやり取り、サゲが工夫されていて新鮮で楽しかった。あらすじが合っていれば、いや多少違っても噺から、落語から離れていなければいいんだ。
★桂りょうば (東京でのネタおろし)
ネタおろし用のプレビューのようだったので詳細省きます。ネタおろしだと緊張したり、ちょこっと言い間違えたりすることがあります。でもかなりのレベルでできていて、言われなければわからなかったかも知れません。大阪の言葉はうねりがありますね。
★桂りょうば 試し酒
ふとした仕草、目線、言葉がお父っつあんにそっくり~!と声をかけたくなるくらい。お酒を飲んでだんだん陽気になって、遠慮が少しづつ取れてきて、でも根がいい人だから裏表がない。顔もだんだんに赤くなって見えてきて、入門8年目でこんなに上手いの?「明けの鐘 ごんと鳴るころ 三日月形の 櫛が落ちてる 四畳半」は何だか分からないと、とぼけているのかがわからないシーンが個人的に好き。五升に五升で十升(18ℓ)は1斗。鏡開きの菰樽を一人で呑んじゃう!
りょうばさんは年に数回か東京で会をしています。非常に気持ちのいい落語で、きっとお人柄もそうなんでしょう。次回もぜひ聴きたい!!
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