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焦燥

どこまでの音色で粒子の塊たち
線で繋がって引っ張り合って
ようやく立てるように
ありがとうが減ってしまった罪悪感に
ありがとうと言わせてくれた懐かしさに
甘えていたら情けない
9時に目を覚ますと左首が痛む
空にウソつかれてモヤついたまま
無性に腹が減って欲を満たした
生きるための術、生物としての反応に、
猛烈な罪悪感。
飲み干した食事にドン引いた心情は
どこに当てつける事もできない
ただ自分を侵蝕している重たい意識は
投げて捨てられるものでもなくて
人間を生きることに動かされて
人間を生きることへの罪悪感を蓄えて
また私はどこにいるんだろう
目に入るもの耳に入る音
すべてにモヤついて耐えられない
救われようとして探しても
拾った手にしたアレもコレもちがう
救われようとする私を睨む
本日はとても卑しい気持ち
ようやく見えたはずの自信を
また見失ってようやく知ったはずの
達成感にまた急いで手を伸ばす
27年上手くできてこなかったこと
突然カーテンが開いたところで
突然慣れるわけなんて無い
吹き抜けた風を目で追って
それだけで必死なのに
また退屈な私が始まったな
うまく切り抜けたい
うまく抜け出したい


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