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薄明るい昼間

濡れた地面に伸びるライト
飛び跳ねる王冠
目線を下げれば足下に花火
誰もが愚痴を吐くとき
私はスキップで駆け回るわ
派手に打ち上げちゃいたいの
太陽が月とハイタッチすると
薄まった光に浮かぶハテナが1つ
私の行き場所はどこ?
入道雲を見誤って傘を忘れた
だってあんなに優しそうだったから
おかげでヘアスタイルも
シルクのシャツもびしょ濡れ
惑わされただけめまぐるしく廻る
納得のなか枝分かれする理解
植物に動かされる生命を
誇らしく感じては情けなくも思う
ヒトとして鳴くことを恐れて
空から滴る水滴に首をそって笑う
そんな毎日。

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