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【はじめまして】いきなり昨日のお絵かきYouTube配信を振り返ります。

皆さんはじめまして、ラクガキラボ所長のミライと申します。私は、主にバイクと女の子のイラストを描いている、いわゆる絵師の端くれです。日々の制作をもとに、これからなるべく毎日noteを投稿する予定です。

さて上の動画は、私が昨日(4月14日)にYouTubeに生配信した様子です。今回はこの動画での制作過程を3つほどピックアップしてお伝えしようと思います。

まずは最初の方で、ざっくりと背景の光を決めたところから語っていきます。

【1】ざっくり環境の光を入れる

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下町の路地裏の雰囲気です。おそらく遅めの朝日が差し込んでいるのでしょう。後ろから光を入れて逆行の画面にするか迷いましたが、メインであるバイクと人物をうまく目立たせるアイデアが浮かばなかったため棄却しました。

この状態では人物のほとんどが影に隠れているようですが、この方向の光であれば頭の先まで日が当たっているので問題なし。この後の描き込みで人物の明るさを浮きだたせていけばいいのです。

逆に、この時点で全体の光と影を設定しない場合、あとでつじつま合わせと絵作りに大変苦労してしまいます。キャラクターイラストよりも確実に光源命です。

【2】人物を明るすぎないようにする

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さて環境光の設定が終わったので、人物に取り掛かります。

なぜ人物からか、というと、先ほどの「光源設定で人物が目立つように」の効果が実際に効いているか早めに確認したかったためです。あまり意味がなかったことがわかれば、今なら方針を転換できます。幸い、狙いは当たっていたようです。よかった。

ただし、明るすぎる色を置くとちぐはぐな印象を与えるのと下町っぽさを出す必要があると思いまして、グレーがメインの色味を服装にあてています。ここでキラッキラの魔法少女みたいな色設定だと、わけがわからないですからね。

ちなみに私の塗り方は、各モチーフごとに一枚のレイヤーで塗って線ラフと統合してゴリゴリ塗っていく厚塗りスタイルです。レイヤー分けをすると管理が大変で時間がかかるためこのようなカタチを取っています。

【3】影を光源から推測して描く(三角測量的手法)

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だいぶ進みましたね。後ろに積んだお買い物カゴもいい味出してます。

影の付け方ですが、モチーフの光が当たっている場所から三角形をイメージしながらつけていきます。車輪の前部がココ…上部がココ...のように点を打ち、繋いでいく感じですね。この画像でもそれほど正しい位置に影はできていないですが、「バイクの影なんだな」というのがわかると思います。
わかるということは正しいということより絵においては正義です。

【まとめ】段階を踏むことが大事

イラストは魔法のように筆からできるわけではありません。一歩一歩進んでいく必要があります。でも、歩み方やいつも踏む場所を覚えておけば比較的スムーズに進めることもできます。それが熟達した人と初心者の大きな差なのかもしれません。

さて、今現在ラクガキラボチャンネルではチャンネル登録をしてくださる方を大募集中です。なるべく毎日21時頃にライブ配信する予定ですので、よかったら見に来ていただけると嬉しいです。
ラクガキラボチャンネル@YouTube

それでは、またお会いしましょう!

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