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ガイドのカンニング帳  外国人の名前が覚えられない!

通訳ガイドのぶんちょうです。ガイドツアーの時に名前を覚えるのは大事だと思ってはいるのですが、なかなか苦労します。欧米人のファーストネームは種類が少ないので、20人、30人のツアーとなると必ず同じ名前の人が存在するし、なかなか複雑。

そこでカンニングしてます。覚えられない→カンニングしよう。と言う完全にに落ちこぼれの発想です。名簿に外見の特徴、例えば、「めがね」や「髪長い」などと日本語で名簿の横にちょこっと書いておいたりします。日本語って、基本的に自分にしか読めないところがツアーの時にはとても都合がいいんですよ。ふふふ。 

元気にいつも反応してくれる人や、逆にいつも文句ばかりなどの目立つ人は比較的早く名前を覚えることができますが、その他の人たちは名前を覚えるのに時間がかかります。ガイドの中には二日もあれば全員覚えられるという強者もいますが、記憶力の悪い私は無理。

夜、ホテルで名簿を見ながらひとりひとりの顔を思い浮かべて復習することもあります。それでも日数が少なければ覚えきれないこともよくあります。

それはまあ、仕方ないかなと思いますが、2,3人の一日だけのツアーでも途中であれっ?この人の名前、何だっけとなることがあります。ということで、この場合もまた念のためのカンニング帳を用意。手のひらにボールペンで名前を書いておくのです。もちろん英語ではなくカタカナで!

あるとき、いっしょに神社で手を清めていると言われました。「あ、手のひらにタトゥーしてるの?」その発想すごいわぁ。


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