見出し画像

服装は自分のために大事

通訳ガイドのぶんちょうです。面接試験の直前のレッスンではオンラインでも試験当日と同じ服装をしていただいています。これには二つの意味があります。

ひとつは、たまにしか着ないフォーマルめな服を事前に着て、知らない間に自分のサイズが変わって窮屈になったりしていないか、ボタンなどが取れたりしていないかを余裕をもってチェックしてもらえるようにするためです。

もうひとつは、試験に求められるイメージの服装になっているかを意識するためです。ガイド試験では明るいイメージも大切なので、あまりにも暗い感じの服装になっていないかと言う点もチェックできます。

新しく買ったネクタイを画面越しに見せてくれる人、ジャケット買っちゃいましたと言う人、楽しそうです。試験当日の自分の姿を思い描いて、緊張感も生まれます。


さて、きのうは冷たい雨でしたが、今週末のお祝いごとに出席する服を求めて、久しぶりの買い物に行きました。便利なレンタルもあるので、それも考えましたが、友人との会話で「きちんとしたスーツを持っていたほうがいい」と言う話になり、確かに年齢相応のスーツがないことに気づき、これを機に新調することにしました。

お祝いイベントだけでなく、コロナ後の仕事でも着れるような服を選びながら、この服を着て、あの仕事をしたいなどと妄想している時間が幸せでした。昔から服を見るのは大好きです。

服を見ながら、そういえば服って大事だったということを思い出しました。

普段、服にはあまり気を使わないのですが、それでも、ちぐはぐな格好だったり、すごく古いものだったり、あまりに安い物を着て出てしまった日は、一日中、なんだか自分に自信が持てない感じがつきまといます。

さらに、会った人が品のいい服装をしていたりすると、申し訳なかったり、自分がみじめに感じたり。

逆に、新しい服や似合うと思う服を着て出た日は心が躍ります。また、自分の気分だけでなく、人からの印象の効果もあります。それは自分では気づきにくいことですが。

よく言われることですが、仕事で素敵な服を着ている人は能力が高く見えます。逆にセンスのない格好をすると能力を疑われてしまうこともあります。服装で誤解され、もったいないと思う人もいます。

実力があれば、服装なんてと言う意見もありますが、美しい着こなしをする人は、周りの人を喜ばせますね。道で美しい花、可愛い花を見つけた時と同じように。人はきれいなものを見たいと思うのが自然です。

陶芸家が粘土の沢山ついた綿のシンプルな色の服を着ているのがとても素敵です。ホテルマンの凜とした制服がかっこいいです。

服選びは経済と年令と職業のバランスを考えていきたいなと思った日でした。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?