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息子が手術を経験した話①

2024年4月4日。3歳になった息子がはじめての手術を経験しました。
そんな大きな手術ではなかったけれど、なかなかないことなので自分が忘れないためにも書いておこうと思う。

事のはじまりは2023年7月に診断された「滲出性中耳炎」。
それまで、耳掃除が嫌いな息子は暴れちゃって全然やらせてくれないから、月に一度は必ず耳鼻科に行って耳掃除をしてもらってた。
保育園に通っている子なりに定期的に鼻風邪は引いてたけど、それまで急性中耳炎にもかかったことがなかった(多分世間で言うイメージの中耳炎は急性の方です)
たまたま6月にヘルパンギーナにかかり、そこから風邪症状も長引き、多分耳鼻科行き始めてからはじめて、1ヶ月耳鼻科に行かなかった。

で、ひさしぶりよくなって7月に耳鼻科に行ったら「滲出性中耳炎」という診断に。
お医者さんも、「割と常に鼻垂らしているような子だったり、急性中耳炎を繰り返す子がなりやすいもの。全然鼻水出てないのにかかるのも珍しいね」と言われ。
どうやら体質的に、溜まった水がなかなか外に出ていかないのかもと。

子どもを育ててると、保育士でなくても急性中耳炎はよく聞く話だと思う。耳垂れが出て、発熱があって、耳の痛みがあって……細菌がそうさせてるわけだけど、滲出性中耳炎は文字通り滲み出るタイプ?で、目に見えて耳垂れとかがないし、発熱もない。

ただ、常に細菌が耳の中に住んでいる状態だから、滲出性中耳炎の間は急性中耳炎にもなりやすいそう。耳に水がたまってる状態だから聞こえが悪くなってしまって、あまりその状態が長いと難聴になることもある。

息子はそれまで中耳炎にかかったこともないから、その診断はまさに青天の霹靂だった。

そこからは薬を飲んで、経過見て……の繰り返し。鼓膜の張り具合を検査する機械があって毎回やるのだけれど、息子は両耳とも全然張りがなくて、薬をかえても定期的に通っても全然良くなる兆しがなかった。
鼓膜の内側に耳垂れがたまってしまって、常に水に潜っているようなときの音の聞こえ方になってしまっているらしい。

急性中耳炎にもこういう症状はあるそうで、その場合は鼓膜に穴を少し開ける事でそこから膿を出すんだって。それで膿を出して治ることもあるらしい。
ただ滲出性中耳炎だと、一回そこで出してもでも未就学児はその穴が大人と違ってすぐに塞がってしまうから、体質的に出づらい子はその場しのぎでしかなくなっちゃう。

それで今回の、開けた鼓膜の穴が塞がらないようにその穴にチューブを嵌め込む手術を勧められました。
それが11月下旬の出来事。
7月からそれまでの間にも定期的に急性中耳炎を繰り返してた。
一人っ子なのもあって、普通の声で話しても聞こえがそんなに悪いような感じは分からなかったけど、話を聞く限りすごく悪そう。

半年近くあれこれ薬飲んでもよくならず、それで良くなるならすぐやりたい!と主人にも相談して、すぐに紹介状を書いてもらって地域の大きな病院へ。
主人が仕事を調整してくれて、12月入る前に駆け込んでくれた。
診断結果は、やはり両耳とも手術が必要な状態とのこと。
12月に検査をして、1月に手術が決まった。

けれど手術3日前に、まさかの発熱で……

続きはまた次の記事で。

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