見出し画像

読みかけの本

先日、思考力や感性を尊敬している読書家の人のTRPGセッションを見て感銘を受け、同時に本を読まなくなった自分を情けなく思ったので本の話がしたくなりました。

しかし読み終わった本が全然ないので読書感想文が書けない。
でも本の話がしたいし、読みかけならたくさんあるのでいくつか紹介させてください。


『戦争と人類』グウィン・ダイヤー(ハヤカワ新書)

去年の10月に買って1/3くらい読んでいる。
この一週間で二回読み進めているので、まだ順調に読めている方です。
テレビもネットニュースも見ないのでウクライナ戦争の話に全然ついて行けず、しかし無関心なのもどうかと思っていた時にTwitter(X)で見かけて、発売前に予約して買った。

新書は図書館の読み込まれた本かブックオフやメルカリで買った中古本、あとは全然興味ないけど渡されたのでしぶしぶ読んだものしかなく、興味を持って新品の新書を買ったのは初めてだ。
記憶よりかなり手触りがよく、読みやすい。新書ってこんなにいい匂いがする柔らかい本だったんだな。

世界史を苦手なりに頑張っていたおかげで順調に読めているけれど、書いてあることを自分の知識にするには山川出版の詳説世界史を片手に何周か読んで、関連書籍に目を通すくらいはしないといけない。
とりあえず一周してから考えます。


『スキーマ療法 パーソナリティの問題に対する統合的認知行動療法アプローチ』(金剛出版)

これもTwitter(X)で見かけて買った本。10%くらいしか読んでいないまま少なくとも2年は経っている。
いつどうやって買ったか思い出せないし記録がないのでいつから読んでいるか全くわからない。メモを取ってるノートの前後の内容から推測すると4~5年前かな……。

本来は臨床心理士や専門医が自己研鑽で読むものっぽいので基礎知識が全然追いついておらず、単語をググりながら読んでいた。読みながら自己分析をかなり安全な方法で行えたのが印象に残っている。
ちなみに心理学系のこういう本を読むときには必ず「私はド素人であり、ここで得た知識を他人に向けてはいけない」と自分に言い聞かせるようにしている。求められてもこんな浅い知識を使っちゃならないよ、プロでさえ危険が多いのに、ド素人なんだから。

翻訳された専門書でこの厚み、6600円+税なら実質タダだなと思ったのはよく覚えているし、今見てもタダだと思う。
この2年くらいで心理学の勉強を始めたので、理解度はともかく挫折した続きを読めるようになっているかもしれない。


『心理的安全性 最強の教科書』ピョートル・フェリクス・グジバチ(東洋経済新報社)

半年くらい前に本屋で買い、15%くらい読んでいる。自己啓発本だと思う。
カバーを外して読んでいるうちにカバーがなくなっていた。捨てたような気もするし、売るときのために本棚のどこかに置いた気もする。

仕事で特殊ルート採用者の相談員的な立場になったり、平社員に毛が生えた程度の肩書がついて一応部下が出来たりする中で、今後のために読んでおこうと思ったのだが、45ページくらい読んで「職場がまだ全然そういう段階にないし、まだ自分はこういうことを考える立場じゃない」ということがわかって読むのをやめてしまった。
読んでおくのは無駄じゃないと思うけど、今読んでも最終的に「ケッ」という気分にしかならなさそうなのでそのままにしている。


『傷を愛せるか 増補新版』宮地尚子(筑摩書房)

これはもう一周していて、また読み直している本です。
半年くらい前に本屋で爆買いして、その中で真っ先に読み終わった本だったと思う。

正直このタイトルと表紙のエッセイ本に惹かれてしまったのは悔しかったのだけど、読んで良かった。タイトルと表紙から想像した嫌味や卑屈さがなく、どこか小川洋子作品を思わせる雰囲気がある。


まだ読んでないけど積んでる本

読みかけの本に小説が全然なくてつまらない気がしたので、積んでる本も紹介します。

『完璧な病室』小川洋子(中公文庫)
小川洋子作品はこれの他に4冊積んでいます。
すごく好きなんだけど、腰を据えて読みたいのと未読の作品が減るのが惜しいのとでなかなか読めずにいる。
いずれ自分なりに作品研究とかもしたいので、積まずに読んでいきたいね。

『横浜駅SF 全国版』柞刈湯葉(KADOKAWA)
作者名の出し方がわからなくてコピペしたことをここに懺悔します。
1年以上積んでる気がする。無印の内容もうろ覚えなので読み返したいな。

『神の子どもたちはみな踊る』村上春樹(新潮社)
これ読んだような気がするんだけど、あんまり内容覚えてないし積本コーナーに置いてたからここに入れました。
村上春樹は好きでも嫌いでもないんだけど、確実に文学史に残る作家の作品をリアルタイムで読めるのは今だけなので、タイトルが気になったものだけ読んでいます。

『東京プリズン』赤坂真理(河出書房新社)
妹がちょっと読んで合わなかったのを、母が引き取って私に横流しした本。
「カバーは不気味だから取っちゃった」と裸で私のところに来たので知らなかったのだが、さっき検索したら私は絶対手に取らないタイプのカバーだったのであんまり読みたくないな……と思っている。
でも手元に来たのは何かの縁だと思うのでそのうち読みます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?