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【ダムド期CS準優勝🥈、他入賞多数/ゲンム期CS優勝🥇】青白ライオネル【王来MAX期最終兵器】

・はじめに

皆さんこんにちは、rakiです。

現在、訳あってDMPランキング上の名前が「緋月」となっております。

初めましての方もおられると思うので、簡単に現在のプレイ状況を共有しますと、8/10の更新でDMPランキング全国87位・兵庫7位・5675pt。
8/11のダリアのptを入れると6035ptになるので、「そこそこデュエマやってる奴」くらいには思っていただけるかなと思います。

今回は、新環境Tier1候補の新デッキ・青白ライオネルギャラクシールドについてお話していこうと思います。

このデッキは元々むむむさんが超CSで使用してベスト32に入賞したのが始まりです。

ドロマーギャラクシールドを使ってもなかなか勝てないこの環境で、どうにかしてギャラクシールドを救いたいと思っていたところ、ちょうど彼のツイートを拝見し、「これしかない」と思い、殿堂施行後の環境に向けて自分なりに調整しておりました。

デッキコンセプト的にグルメには不利がつくため、あくまで殿堂施行後の環境で勝つ目的で、試験的に運用する名目でここ最近CSで使っておりました。

しかし、私自身もびっくりしたのですが、今の環境でも意外と勝ててしまったんですよね。

私は4回使用して🥈×1、ベスト8×1、ベスト16×2。
同時期から似たようなリストを使っている、有識者の方も
🥉×1、ベスト8×3(私がダリアcsで🥈を取る前日から構築を色々と相談させて頂いておりました)と、両者短い間に連続で好成績を収めることが出来ています。

私に関してはこのデッキのおかげで1週間で1800pt稼ぐことができ、GPbye締切ギリギリで6000ptに乗せることが出来ました。

殿堂施行後に環境トップに君臨するのではないかと危惧されているアナカラーハンデスに対してもある程度対応することが出来ており、アポロヌスに至っては当たったら勝ちと言っていいほど高い勝率を叩き出すことが出来ています。

そこで皆さんに「こんなに面白くて強いデッキがある」ということを共有しようと思い、今回は記事を書くことにしました。

全文無料ですので、気軽に最後まで読んでいただければと思います。

では簡単にデッキリストと回し方について紹介していこうと思います。

・組んだ当初のデッキリストと考えていた採用候補

ダリアCS(ポイント2.4倍)で準優勝した際のリストは上記の通りです。

一応準優勝時のツイートも下に載せておきます。

元々あったラッカギャラクシールドに似ていますが、大きく変わったところといえば「ジョーカーズのメモリー」の採用でしょう。

ジョーカーズのメモリーの効果を知らない方もおられると思うので、下にカードの画像を貼っておきますね。

コロコロの付録で初登場したこのカード。現在は再録版が安く手に入ります。

効果はとても面白くて、簡単にいうと「お互いにクリーチャーとタマシードを一体まで残し(0でもok)、残りを山札に戻してその分だけ盾を追加する」というものです。

このカードの登場により、ラッカギャラクシールドが課題としていた、「盾追加がギャラクシールドギミックに依存している」点を完璧に克服することができました。ジョ二ーのEXwinがとても簡単なものとなりました。

例を挙げると、5tにスロットンからライオネルを出し、ライオネル効果でジョーカーズのメモリーを出します。

この時点でライオネルの進化クリーチャーを出す効果をひとまず置いておいて、先にジョーカーズのメモリーを起動し、ライオネルとジョーカーズのメモリー自身を山札に戻します。

ここで、ジョーカーズのメモリーの裁定についてですが、公式からの正式回答を載せておきます。

要約すると、「実際に離れたカード」に反応します。

場にタマシードの上に進化しているライオネルと、ジョーカーズのメモリーがある場合、残すクリーチャー及びタマシードをそれぞれ0枚選択したとしても、実際にデッキに戻るカードはライオネルとジョーカーズのメモリーの2枚であるため、盾に新たに追加されるカードの枚数は2枚であるということです。

また、相手の場のガルラガン(下に魔道具4枚)が山札に戻る場合は5枚、相手の場のデッドダムド(下にデドダム1枚)が山札に戻る場合は2枚盾を追加することになる訳です。

かなり強い裁定を貰えたと思います。

この他、複雑な状況があれば、すぐに参加しているCSのジャッジに確認するようにしましょう。勝敗に大きく関わるかと思います。

さて、先程の話の続きになりますが、この裁定に基づくと、この時点での盾の枚数は7枚となります。

その後、ライオネルの効果でジョ二ーを出します。

すると、ライオネルの下にあったスロットンが残っているため、ジョ二ーのパワーがちょうど12000となり、パワードブレイカーのため相手の盾を3枚割ることが出来ます。

その際にジョ二ー自身の効果で3枚盾を追加すると、盾が10枚になります。

お気づきでしょうか。

この時処理されなければ、ジョ二ー効果でEXwinが確定します。

このデッキは、ジョーカーズのメモリーの登場により「勝利を簡単にもぎ取ることが出来る強大な力を得ることが出来た」ということです。

また、このジョーカーズのメモリーは受けで使うことも出来ます。

シールドトリガーでスロットンのメモリーを踏んだ場合、効果でライオネルを出してライオネルの効果でジョーカーズのメモリーを出すと、こちらは盾を回復することが出来るだけでなく、相手の盤面を一掃することができます。

さらに相手の重要カードを盾落ちさせることが出来る可能性もあります。なかなか器用なカードです。

他にもハザード退化に対してジョーカーズのメモリー連打で無限に耐え続けることも可能です。攻守ともに完璧なカードといえます。

個人的にはこのデッキは「青白ジョーカーズのメモリー」と呼んでもいいと思っております(笑)

それに加えて、ギャラクシールドギミックの耐久性能もあるので、このデッキは並大抵の殴ってくるデッキにはまず負けません。墓地退化に対しても3ターン連続でバルカディアNEXの猛攻を受けきることができます。

アグロ・ミッドレンジに勝てるのはもちろん、コントロールに対してもこのジョーカーズのメモリーによる耐久やジョ二ーのワンショットで勝ち切ることが出来ます。アナカラーハンデスだけ少ししんどいですが、パウアーや墓地メタ(クローチェ・ぽくちん)があればある程度戦えます。

リストについてですが、現状自由枠は「曲通風」「クローチェ」「パウアー」辺りになると思います。ゲラッチョは盤面のクリーチャーをジョ二ーで殴ってEXwinが狙えるようになるので確定枠かな〜と思っています。

採用候補は以下のカードです。まだ開拓途中のデッキですので、もっと良いカードとかあると思います。何か良い案がありましたら、是非共有して頂けると嬉しいです😭

ぽくちんアナカラーハンデスのリソースをシャットダウンできる上、地味にファクトリーに刺さったりします。その他、ジョーカーズやキラスターにも刺さります。自分の山札を回復出来るのも利点ですね。

サイバーブレインは最近殿堂解除された最強のドロー呪文です。このデッキが積極的に動き始めるのは5t以降なので、このカードを使えばそれまでに有効札を抱えることが出来ます。また、シールドトリガーもついているため、受けている最中にも有効札を抱えることが出来ます。

他にもクリック等採用候補は様々です。これから開拓されていくデッキだと思うので、紹介したリストを基盤に自分好みに変えていくとよいでしょう。

«追記(8/11)»
現在使っているリストはこんな感じです。

このリストを使って、8/11のダリアCS(ポイント2.4倍)でもベスト8に入賞しました。

また、同日に有識者の方がサイバーブレインを採用した型ではっちCSにて🥉入賞しております。

どちらの型もそれぞれ良いところがあるため、「こっちの型の方が強い」と一概には言えないでしょう。

フィニッシャーと受け札が明確でデッキコンセプトが確立しており、そこでさらに自由枠があり、環境に応じてメタカードを増やしたりドローソースを増やしたり出来ることこそが、このデッキの強みなのですから。

«追記(8/12)»
この記事を読んで参考にしてくださった方が早速🥉入賞されたみたいです。

以下が報告ツイートとなります。本人から掲載の許可は得ております。


・構築の変遷と現在のデッキリスト

有識者との話し合いのうちに新たな発見もあり、少しずつ使いやすくて合理的なリストに変わっていきました。その様子と現在のリストを紹介しようと思います。

まずはじめ、元々超CSでベスト32に入っていたむむむさんのツイートを見てこのデッキを知ったわけですから、そのリストから練ることにしました。はじめは下のリストをとりあえず使っていました。

しかしここで問題が発生します。

アナカラーハンデスに全く勝てないんですよね。

特に私は関西のCSによく出るのですが、関西圏は上手いアナカラーハンデス使いが多い(そもそもアナカラーハンデスを作った方とそのご友人が多い)ので、CSで勝つためにはまずアナカラーハンデスを乗り越えないといけないのです。

そこで思い出したのが貝獣パウアーです。

ハンデスされると4枚ドローすることができ、相手を混乱させることが出来ます。また、こちらも関西圏で多いハザード退化のダークネスの対策にもなるので、採用することにしました。

また、墓地メタ・山札回復の札も欲しかったため、水マナを確保出来るクローチェを採用してみました。その時のリストが以下です。

無事、このリストで100人規模のCSで準優勝出来たため、「結構正解のリストが組めたのではないか?」と思っていました。

ただ、よくよく考えてみるとマガツが弱すぎてほぼ使わなかったのと、意外と水マナが足りるのでクローチェではなくてポクチンでいいな、となりました。

そこで以下のようなリストになりました。

このリストでも100人規模のCSでベスト8を取る事が出来ました。

そして、その時、このリストを持ち込んでそのCSに出た私の感想と、有識者の意見がある方向に一致します。

「ギャラクシールドギミック、もしかして弱くないか?」

今まで私も含めて、多くの方は銀河MAXアブソのギミックや雷光貼りがめちゃくちゃ強いと思っていました。

しかし、実際にこの青白ギャライオネルに触れるようになってから、「アブソ・雷光が強いと思っていたのは、そもそもギャラクシールドデッキがそれらに依存しすぎているからなのではないか。」と感じるようになりました。

スロットンを踏めば、ライオネル→ジョーカーズのメモリーでほぼ確実に受け切ることが出来る上、最近殿堂解除されたサイバーブレインを4枚入れればリソース問題も解決するではないか、と。

その結果、以下のようなリストになりました。

このリストを使った時は80人規模のCSで4-2でした。赤単にノートリで轢かれたのと、ハザード退化に順当に負けた感じでした。

ギャラクシールドギミックを減らしているとはいえ、貼り札1枚でも踏みさえすればスロットンが置けますし、そもそもスロットンを踏めば受け切れるので、ノートリは割り切りでした。

しかし、ハザード退化とはこのCSで2回対戦して1-1。しかもどちらもかなりジリ貧でした。ハザードを処理するためには銀河MAXが必要ですが、銀河MAXを撃ってからジョニーのEXwinを決めるには多くのマナが必要となり、ジョーカーズのメモリー連打で遅延しても相手にはダークネスループがあるため、こちらの山札が先に切れることになります。しかも、銀河MAXで手札に返したところで普通に素出しされるんですよね。

そこで、ハザードを簡単に処理出来るカードを採用することにしました。それがコーライルのビジョンです。

フリーで回してましたが、かなり感触良かったです。本当はこのリストを集計最終日に使おうと思っておりましたが、ゼーロベンが多そうだったので結局アナカラーハンデスを握りました。結果は赤黒邪王門2連打に負けて4-2。集計最終日にベスト16のポイントが入りましたし、初戦がゼーロベンだったので青白ギャライオネルを使っていても勝てなかったでしょうし、結果的には正解でした。

ちなみに、有利不利の話になりますが、ゼーロベン対面はパルテノン置いても絶対に勝てません、本当に無理です。パルテノンはカリヤドネ読みで採用しました。

パルテノンを貼ってもヴィルジャベリンで簡単に剥がされますし、複数枚貼っても毎ターン剥がされるか、毎ターンメイプル1ループで1枚ずつピーピングハンデスされます。青白ギャライオネルはパーツ勝負なので、重要札を選んで落とされるとかなりきついです。

また、そもそもジョニーで殴っても秩序やギニョールで返されます。ゼーロベンと当たったら諦めましょう。

さて、このリストが結論に近いのかな、と思っていたところ、有識者の方が同じCSで面白いカードを採用していました。それが、アダムオーガです。

目から鱗でした。このカードの採用により、スロットンからの耐久力が劇的に上がっただけでなく、ミラーにも強く出れるようになりました。

このカードを採用するのであれば、いよいよギャラクシールドギミックがいらなくなります。とはいえ、銀河MAXアブソがリソース札として機能していたのも事実です。新たなリソース札を採用する必要があります。

その時ふと思いました。

「ブレインの真似してるカードがあったような...」

思い出したのが、「アカデミーホウエイル」です。



覚えているでしょうか。昨年赤青ノヴァに一時期採用されていたマイナーカードです。ブレインにトリガーがついていないだけなので、カードパワーはほとんど変わらず、青白の安定5tキルを支えてくれます。

また、せっかく盾にカードを貼る銀河MAXとメイジを残しているのだから、ゼーロベンに少しでも抗えるようにパラノーマルも採用することにしました。フリーで回しましたが、やはり貼ることが出来ればほぼ勝ちでした。

こうして現在は以下のリストが丸いのではないか、と考えています。

ギャラクシールド要素がないので、デッキ名も「青白ライオネル」となっています。

これもミラー増えたら面倒くさそう...。

またデッキが進化したら載せようと思います。

«追記(9/12)»

ゼーロベンの蔓延で、CSへの持ち込みが一時的にしんどかった青白ライオネル。最近は4c邪王門・青黒リンネ・シータRX閃が母数を増やしているため、再び立ち位置の良い環境がやって来ました。

最近、私自身がCSに持ち込んでいて、かなりアベレージの高いリストは以下の画像の通りです。参考になれば幸いです。


(2023/2/22追記)サガ環境における青白ライオネルの立ち位置とデッキ案

先日、特殊弾から環境を揺るがすカードが登場しました。

それが「絶望神サガ」です。

発売前は「サガマスターズになる」と騒がれていましたが、今のところはいい感じに環境が回っているように思われます。(とはいえ、入賞トップはサガループ...)

サガループが先導する現在のオリジナル環境においては、以下のデッキタイプがよく見られます。

・サガループ
・アナカラーハンデス
・4c邪王門
・赤単ガガガ
・赤緑ギャラクシー
・アポロ系統
・アナカラーオービー
・青魔道具

特にサガ実装直後は4c邪王門の母数が激減しています。元々4c邪王門を使っていた強豪がサガループ・赤緑ギャラクシー・青魔道具に乗り換えた影響もあるかと思います。

こうしてみると、「青白ライオネルの通りが良さそうだな」と感じますよね。

私自身、パルテノンとパルテンを4枚ずつ入れた青白ライオネルであればそれなりに勝てるのではないかと、サガ環境初日のCSに持ち込んだところ3位入賞出来ました。(入賞時のツイートは以下)

パルテンが何か分からないという方のために、一応カードの画像を貼っておきます。上はサガ・アナハンメタ・単純なブロッカー、下はジョー星・新世界メタとして使えるため、なかなか優秀です。

では、実際に上記のデッキタイプに対して青白ライオネルは本当にやれるのか?個人的な有利不利は以下のような感じです。

対サガループ 微有利〜5分
対アナカラーハンデス パウアー有: 5分〜微不利
                              パウアー無: ほぼ無理
対4c邪王門 アルモモ有: 5分〜微不利
                アルモモ無: 不利
対赤単ガガガ メイジ型アブソ有: 有利
                  AQ型アブソ無: 微有利〜5分
対赤緑ギャラクシー 微有利
対アポロ系統 微有利
対アナカラーオービー 5分
対青魔道具 5分

ぶっ刺さりではないものの、そこそこ通りは良さそうですよね。

初日CSに出た感想としては、今アナハン使っている人が割と雑ハンしてくるのでパウアーはやはり必須だなと思いました。(上位勢のアナハンはパウアーケアで雑ハンして来ないんですよね...。)

また、サガメタのデッキを狩りにくる4c邪もそこそこいるので、アルモモにも枠を裂きたいところです。

以上を踏まえたデッキ案を置いておきます。
1枚目は赤単多めの環境、2枚目は赤単少なめの環境でオススメです。

また、アドバンスでもサガループが環境を先導していますが、アドバンスの青白ライオネルはサガ環境前から立ち位置が良いため(その割に使用者は少ないため、使えば誰でも上位入賞出来てしまう印象)、従来通り吹雪くナウ型でやっていけると思います。

また何かあればその都度追記します。

(2023/7/11追記)なぜ離れ実装後の青白ライオネルの流行について

新弾のカードの中でも一際注目されているのがこのカード、"♪なぜ離れ どこへ行くのか 君は今" です。

一般的な略し方は「なぜ離れ」のようです。

このカードの登場によって、青白ライオネルは格段に進化したと言えます。パルテンを入れずともサガメタを無理なく8枚入れることが出来るようになりました。

それどころか、パルテンと違ってリソースの補給によって自身のコンボのサポートをすることが出来ています。

これまでの青白ライオネルはわざわざフォーチュンドンキッキーやエナジーリライトなどのあまり強くない3コストのドローソースをデッキに入れざるを得ませんでした。

また、自身の墓地をリセットするために手打ちしにくいクリックを1枚採用していました。

それらの役割をこの1枚で全て担うことが出来るのです。
1年越しに青白ライオネルに足りなかった1ピースが埋まった瞬間でした。

そのためか、昨年の流行時以上に使用者が増えています。大手のプレイヤーもちらほら使っていらっしゃっていて、結果も残されています。

私自身もなぜ離れを搭載した青白ライオネルの強さに惹かれ、一度は全て売ってしまったパーツを買い戻し、7/1のCSで使用しましたが、5戦中3戦赤単やアポロに対してノートリをかまして萎えてしまいました...笑

以下、現在CS会場で見受けられるリストをいくつか貼っておきます。直近のCS入賞結果等から取り上げております。

個人的にはコーライル採用型が好みです。最近はメタジャオウガにもピンでゲンムが採用されており、「青白ライオネルなんてゲンム出しときゃ詰む」と考えている人が多いため、その意表をつくことができます。この間もCS会場で「青白はゲンム出しときゃ詰むから弱い」と言っているプレイヤーを見かけました()

ゼンブレインも地味に強化でしたね

個人的にCSで使うなら以下のリストを使います。メタジャオウガの母数が多く、雑にダークネスでセルハン2回を選ぶ人が多いので、パウアーをどうしても手札に引き込んでおきたいです。

4邪が少ない今だからこそ使える山だと思います(対4邪はほぼほぼの確率で時間切れ両者敗北になります)。

超CSでの活躍も見込めるでしょう。

・回し方

各対面ごとのプレイング等は後日要望があれば紹介します。

今回は簡単にどういう動きをするかについて紹介していこうと思います。

基本的には以下のような感じでゲームを進めていきます。

⑴序盤・・・キーパーツを引き込む。対面ごとに有効な札はキープ。ただし、マナ色(特に水マナ)には注意。

(2)中盤・・・ライオネル→ジョーカーズのメモリー→ジョ二ーが決められそうなら積極的に狙う。ゆっくり出来そうな対面ならリソースを確保しながら相手の盤面を利用した安全なEXwinを狙う(ゲラッチョ→ジョ二ー)

⑶終盤・・・ジョーカーズのメモリーで耐久しながら、ジョ二ーでのEXwinを見計らう。この時、ジョーカーズのメモリーの効果で自身を山札に戻すことを忘れないようにする。

とりあえずこの基本の動きが分かっていればあとは相手に応じて柔軟に対応するだけです。

アナカラーハンデスに対してはパウアーがバレたら弱そうに見えますが、パウアーを入れているということ自体が圧となり、ハンデスしないとどの道パーツを集められて5tEXwinを決められてしまうので、アナカラーハンデス側はマナ加速を優先するとはいえ、どうしても途中でハンデスを挟む必要があります。そこでパウアーが刺さればかなり優位に立てるという訳です。

他、アグロに対してはまず負けないでしょう。ノートリは諦めてください、ごく稀にあります。


(2023/7/14追記)超CSV直前・各対面へのプレイや小テク

私自身は超CSV新潟には参加せず、超CSV大阪でもおそらく青白ライオネルを使うことはないので、共有がてらメモ程度に記載しておきます。本当にメモレベルなので悪しからず。


想定対面は以下。
・青黒サガ
・赤緑アポロ
・赤単ガガガ
・アビス
・ラッカライオネル
・5cザーディ
・アナカラージャオウガ
・アナカラーオービー
・青魔道具
・4c邪王門
・赤黒邪王門(テレスコ型)
・ミラー

使用リストはカーネンサイブレ型(2023/7/11追記分に記載)想定。
特に記載がない限り、基本的な動きである "スロットン・ライオネル・ジョーメモ・ジョニーの回収→ジョニーフィニッシュ" を通すものとする。

*筆者の現環境における試行回数が少ないため、有利不利は確証のあるもののみ記載。

・青黒サガ(微有利)

もちろんパルテノン・なぜ離れを引く必要があるが、大方青白ライオネル側に傾く。

状況次第でジョニーフィニッシュかアルモモ雑殴りかを選択。

・赤単ガガガ、赤緑アポロ(微有利〜五分)

一見9割対面に見えるが、実は微有利程度。ギャラクシールドギミックが抜けてしまっているせいで「踏んだら勝ち」とならず、受けの要求値がそこそこ高い。

また、受け身になった時にリソースがカツカツになりがちである。

例)
①銀河MAXを踏む→アブソを貼る(手札-1)→アブソ効果で1枚盾・1枚手札(手札+1)→アブソとアブソ効果で貼った盾の合計2枚が割られる(手札+2)→結果、手札は2枚増えている
②銀河MAXを踏む→アブソでない任意のカードを貼る(手札-1)→結果、手札は1枚減っている

さらに、赤単対面に限っては踏んだトリガーの順序によって勝敗が分かれてしまう。当たり前だが、スロットンを踏んでからサイバーブレインを踏む場合よりも、サイバーブレインを踏んでからスロットンを踏む場合の方が受け切りやすい。序盤にスロットンを踏んで手札に進化クリがない場合、後々に銀河MAXやAQ(もしくはメイジ)を踏んだ場合に備えて抱えておくとよい。

また、雑にパルテノンを貼ると自分がクリーチャー・呪文制限に引っかかって受け切れなくなることがある。(特にゼンブレイン型の場合は注意が必要)

・アビス

基本的な動きをする。マーダンロウで遅延されるのは仕方がない。

こちらがジョーカーズのメモリーを使って相手がジャブラッドの置換効果を使った場合、その置換効果によって場にとどまったクリーチャー1体につき盾を4枚追加する。

例えば、相手が3体をジャブラッド効果で場にとどまらせて2体をそのまま山札に戻した場合、相手は盾を14枚追加する。

この裁定は以下のQ&Aに基づく。公式裁定はまだ出ていないので、CSでこの状況が起きた場合はジャッジを呼び、ジャッジの指示に従おう。参加したCSのジャッジによっては別の裁定でゲームを進める可能性もある。

*正式裁定が出たので貼っときます。結果的には4枚追加となりました。

トリガーメタはごく稀に入っている単騎マグナムくらい。

・ラッカライオネル

シャッフ宣言4があまりにも重い。

ジョニーフィニッシュを試みてもスロットンやクロックを踏んでしまえばEXwinは出来ないが、ジョニーフィニッシュを目指す他ない。

・5cザーディ(微不利〜不利)

パウアーをいかに抱えておくことが出来るか。基本的には当たった時点で「ほぼほぼ負けるかな〜」と思いながら戦うしかない。

5tまで貰えればジョニーフィニッシュかスロットンアルモモでワンチャン。

・アナカラージャオウガ(微不利)

このデッキの最大の欠陥である、「ブロッカー1枚でコンボが止まる」状況が顕著にあらわれる。

ボンキゴ・ジルコン・メイデンで時間を稼がれた後、ジャオウガで走られるとほぼほぼ貫通する。

そもそも受けきれても盾10枚達成が非常に難しい。後述するゲラッチョフィニッシュを狙うとよいかもしれない。

・アナカラーオービー(不利)

全対面極楽キユリゲンムしてくるので無理です。

・青魔道具

ゼニスザークのハンデスとトリガーの踏み方次第で勝敗が大きく分かれてしまう。

ジョニーフィニッシュを狙ってもカージクリやエアヴォを踏めばEXwinが成立しない。盾を増やすためにジョニーで殴るという認識で戦うとよいだろう。

・4c邪王門(ほぼ両敗確定)

負けないし勝てない。結果、両者敗北。

アルモモがキーカードなので、なるべくマナに埋めないようにする必要がある。

盾10枚かつアルモモが場にある状態でジョニーでダイレクトアタックをすればバラド2枚要求にすることが出来る。

・赤黒邪王門(テレスコ型)

あまりにも未知数だが、ニトロ効果時にパウアーを捨てれば一応パウアーを上手く使いこなしたことにはなる。だからといって勝てる訳ではないが...。

ジャオウガも出されるし、パウアー引けてない時点で詰むので基本的にはキツい。

・ミラー

今世紀最大のクソゲー。銀河MAX・スロットンを踏むかどうか。

先にジョニーフィニッシュを狙って殴った方が有利。(∵ 殴られた側はEXwinを回避したとしても、盾が減った状態から盾10枚を達成しながらジョニーで殴って相手のトリガーを避けなければならない)


(2024/6/30追記)パーフェクトアルカディア採用型新生青白ライオネル

先日の新弾でとあるカードが実装されました。
それが「パーフェクトアルカディア」です。

他のパーフェクト呪文に引けを取らない効果で、全てのモードが青白ライオネルと噛み合っているまさに「理想」のカードでした。

何も考えずにとりあえず採用して久々にCSで使ったところ、全勝優勝(9-0)してしまいました(笑)

リソース札として使うことが多いですが、他にもよく使う動きがありますので、いくつか事例を箇条書きの形で紹介します。

・現環境蔓延する低コストメタクリーチャーの除去。シールド送りなので、メガラストバーストが発動しません。

・単騎を沿えながら殴ってくる相手に対する解答。1番よくやった動きは、「盾追加+エレメント除去」で単騎を盾送りにしつつ相手の残り打点を盾で受ける形でした。

・相手に盾を割られてトリガーを踏み、ジョーカーズのメモリーからジョニー着地まで成功した場合、基本的に「こちらの盾が5枚+盤面にスロットンとジョニーがある状態」でターンが返ってきます。
その際に、パーフェクトアルカディアで盾追加モードを2回選ぶと盾が7枚になり、そのままジョニーで3点行くとEXwinできてしまいます。
これまでならありえない動きです。

また、このカードの登場によって、いよいよ銀河MAXを採用する必要がなくなってしまいました。盾で踏んだ場合、パーフェクトアルカディアをそのまま唱えられるAQネットワークに軍配が上がってしまいます。

現環境における有利不利ですが、一概に「𓏸𓏸対面は有利」とは言えません。
とはいえ、極端な不利対面がないのも事実で、そうした意味では「迷いなく使える地雷枠」として確立させることが出来そうです。

アナザーワールドorパウアー論争

新弾で新たなハンデスメタが登場しました。
それが、アナザーワールドです。

ブロッカーとして盤面に出る上、墓地リセットも行える点はかなり優秀です。

ただ、それ以上にデメリットが多く、個人的には採用はナシかなと思っております。
今の時点でこのカードを採用するのはただ使いたいだけの人になってしまうと思います...。

デメリットは大きく分けると2点で、以下の通りです。

相手にリソースを与えてしまう点。特に、現環境においてハンデス+墓地利用を行うデッキは基本的に黒単ゼナークとアビス系ですが、いずれも手札が細くなる傾向にあります。
その相手に対し、突然大量のリソースを与えてしまうとどうなるか。当然捲られます。
特に黒単ゼナークに関して、1コストをたくさんくっつけられてしまい、簡単に追加のゼナークを着地されて結局こちらがジリ貧になってしまうことが多いです。

自身のパーツがデッキに飛んでいってしまう点。そもそも青白ライオネルは、自らフィニッシュするには「スロットン+ライオネル+ジョーカーズのメモリー+ジョニー」の計4枚を抱える必要があります。
それにも関わらず、アナザーワールドの手札交換によって無意味にパーツがデッキに戻ってしまい、自らフィニッシュから遠ざけてしまう可能性が高いです。
友人には何度も言っていますが、このデッキはそもそも山として弱いです。
ビマナのように引いたカード全てが強いというようなことはなく、パーツを揃えつつそれらを噛み合せることで漸く真価を発揮するので、自身の手札をめちゃくちゃにしてしまう手札全交換はあまりにも無意味であると思います。

以上の理由から、現環境においてハンデスメタを採用するならパウアーに軍配が上がってしまいます。


*小テク・ゲラッチョフィニッシュについて

〈条件〉相手の場にクリーチャーが1体

〈方法〉ライオネル2枚以上・ジョーカーズのメモリー1枚以上・ジョニー1枚・ゲラッチョ1枚を用いる。ジョーカーズのメモリー効果で盾を10枚にした後にライオネル効果でゲラッチョをプレイして相手クリーチャーをタップ。ライオネル効果でジョニーを出してそのままタップしたクリーチャーにアタックでEXwin。相手の盾を踏む心配がない。
相手のクリーチャーのパワーがジョニーより明らかに上の場合、ジョニーの上にライオネルかアルモモを乗せて特攻することで自壊し、アタック終了時にEXwinすることが可能。

・最後に

いかがだったでしょうか。

今回は皆さんに「こんな面白いデッキがあるんだぞ」ということを共有したかったので、簡単に記事にしてみました。なので、対面ごとのプレイングについては省略させて頂いております。

このデッキ自体が新しく出てきたデッキタイプですので、私自身も試行回数が足りていません。それで「この対面はこうやって動くんだ〜」と細かく説明しても説得力がないでしょう。

第一に、このデッキは回すのがめちゃくちゃ難しいです。

正直なところ、思考回路の微々たる違いでこのデッキの回し方は変わると思っているので、記事を読んで理解を進めるというよりかは、皆さん自身で回して、感覚を掴んでみるのが1番だと思います。

とはいえ、このデッキが次環境で上位に食い込むことは間違いないです。良ければ皆さんも今のうちに組んで使ってみて下さい。今なら安いです。ジョニーの20thBも安いです。

かなりラフな感じで書かせて頂きましたが、この辺りで終わろうと思います。

私自身もこのデッキには無限の可能性を感じており、これからもより良いデッキになるよう、練っていくつもりです。

また何か面白いアイデアなどあればこの記事に追記する形で共有していこうと思っております。

逆に、「これはいいんじゃないか?」というカードなどあれば教えて頂けると幸いです。

それでは、最後になりましたが、皆さんが楽しいデュエマライフを過ごせますように。

また次回の記事でお会いしましょう。

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