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Shadowverse OOSクロスオーバー マスター帯12連勝&BP・MP合計7000盛り達成 アクセラフェイスエルヴ(エルフ/ヴァンパイア) 徹底解説

・はじめに

お久しぶりです、rakiです。

今回は、OOSクロスオーバーマスター帯で12連勝とBP・MP7000盛りを達成したオリジナルデッキを紹介したいと思います。

ランクマッチ環境ではなかなか見かけることがありませんが、エリカ禁止後の今の環境に刺さっており、メタデッキとしては最強格であると考えています。

細かい状況判断が必要なので、脳死で回すことは出来ませんが、回し方さえ分かれば持ち前の早期リーサルを活かして、効率よくポイントを盛ることが出来ます。最後まで読んでいただけると幸いです。

それでは、デッキリストの紹介・各カードの採用理由・採用を見送ったカードの紹介をしていきたいと思います。

〈追記〉
ヨシハラさんの動画にて紹介して頂きました!

・デッキ解説

リストは以下の画像の通りです。

3/5現在

疑問に感じるカードも多いかと思います。これから簡単に各カードの採用理由を説明します。

①天使の加護
守護を貫通することが出来る数少ない手段です。エンハンスで使うことはほとんどありません。基本的に7tにウェルダーエンハ+加護という使い方をします。このデッキの特性上、アクセラレートを持たない1コストカードはノイズになりやすいため、なるべく採用しないようにしたいところですが、進化ネクロロイヤルなどと対面した際に相手の兵団長を貫通する必要があるため、1枚だけ採用しています。まれに混沌やネメシス対面の守護を貫通する手段として使うこともあります。兵団長への対応については後述します。

②ウェルダー
このデッキの核かつフィニッシャーです。このデッキに採用されているアクセラレートカードのコストは全て1コストであるため、2コスト=1点に変換することが出来ます。また、アクセラカウントがそのままウェルダーエンハの打点につながるので、アクセラ1枚プレイ=1点と変換することもできます。最終的には6tにウェルダーエンハでゲームを決めることになるので、3枚のうち2枚は使い切って構いません。3枚目はバウンスカードを用いてターン終了前に必ず手札に戻すようにしましょう。基本的に6tにエンハンスでプレイすると、進化権込みで10点から13点を安定して相手の顔面に叩きつけることが出来ます。

③腐食の絶命
このデッキがフェイスデッキとして成り立つ所以です。ネクロをはじめとする、序盤から盤面を形成するデッキに対して強く出ることができるようになります。ウェルダーをデッキからリクルートするためには2コスト使う必要があるので、例えば3tには1コスト余る形になります。そこで使うと、4t以降は3点処理札も絡めながら安全に顔を詰めることが出来ます。アクセラレートカードではないとはいえ、採用するメリットが大きいので、3枚採用しています。

④ヒーリングフェアリー
バウンスカードの1枚です。基本的に盤面を無視して顔を詰めるので、相手の打点は自分の顔で受けることになります。相手のリーサルターンを遅らせる時に有効です。後攻4tにアクセラ2枚+ヒーリング(ウェルダーバウンス)+ヒーリング進化で相手のアグロムーブを抑えることも出来ます。また、最も活躍するのはスペルラティカ対面です。スペルラティカはデッキの特性上、同ターンに19点を出すことは容易ですが、20点を出すことは難しいです。ナイフトリックを必ず抱えなければいけないのですが、大抵のプレイヤーはラティカ着地までにナイフトリックを数枚使う傾向にあるので、相手が仮に5tリーサルを見据えていたとしても、リーサルの要求値を高めることができます。スペルラティカ対面ではもちろんこちらから顔を詰めることも大事ですが、相手のリーサルをずらすことも意識しましょう。

⑤妖花
バウンスカードの1枚です。ウェルダーと合わせて相手の顔を一気に詰めます。普段のエルフデッキでは先攻を取った際、ウェルダーと妖花はセットキープすることが多いですが、このデッキの場合はアクセラレートを進める方が大事なので、アクセラレートカードが2枚ある場合にのみキープして下さい。また、妖花はウェルダーと違ってリクルート出来ないので、5tまでは大事使うことが必要です。なるべく1コスバウンスカードを用いて手札に戻すようにしましょう。

⑥アルバータ
このデッキと相性抜群の打点確保カードです。1コストカードが大半を占めるため、4t以降必ず場に出すことが出来ます。妖花とウィンドフェアリーを絡めればかなり打点を伸ばすことができます。盤面処理ではなるべく使わず、顔を詰めるための札として使うようにしましょう。文句なしの3枚採用です。

⑦ブロッサム
アクセラレートカードの1枚です。アリアやワンダーツリーを採用していないため、フェアリーを使う機会がどうしても少ないですが、貴重なアクセラレートカードなので採用枚数は2枚としています。また、フェアリーは進化権を使用して相手の守護を突破したり、妖花のバウンス元の札して使うことが出来るので、決してノイズになる訳ではないです。

⑧1コスト1ドローカード(蹂躙、アイヴィー、酔狂)
このデッキの安定感を高めている所以です。それぞれ多少役目が異なります。蹂躙は自傷札でもあるため、魔狼とセットで使うことが多いです。アイヴィー・酔狂はデッキに戻るため、手札を枯らすことなくアクセラ回数を進めやすくなります。また、酔狂は混沌対面でウィンドフェアリーと同様に疾走打点として用いることが出来る点でも優秀です。そのため、混沌対面では酔狂よりもアイヴィーを優先的に使用する必要があります。さらに、酔狂はまれに4コストで4点バーン4点AOEとして使うこともあるので覚えておきましょう。

⑨悪神・ウィンドフェアリー
アクセラレート兼バウンスカードです。悪神は、ウェルダーや妖花を手札に戻しつつ盤面処理出来る点でこのデッキとの噛み合いがいいと思います。また、ウィンドフェアリーで手札に加えたウィスプは進化権を使うことで6tに相手の守護を突破しつつ、ウェルダーエンハを通すことが出来ます。このデッキはプレイ枚数を気にする必要がないので、悪神とウィンドフェアリーはどのタイミングでも使って構いません。ただ、混沌対面はなるべくウィンドフェアリーを使用しないようにしましょう。

⑩魔狼・オーガ
自傷処理兼アクセラカードです。魔狼は自傷後にしか使えない事に注意です。なるべく魔狼と他の自傷札はセットで抱えましょう。例えば、1tに安易に蹂躙を使ってはいけません。2tに蹂躙+魔狼でウェルダーをリクルートするようにしましょう。オーガは貴重な3点処理札として使うことができます。悪神と違って、バウンス元が必要でない点も優秀です。

⑪スカーレットヴァンパイア
このデッキと全くシナジーがないように見えるカードですが、きちんと採用理由があります。まず、効果は相手の顔と盤面全体に4点を与えつつ復讐状態になる、というものです。相手のヘルス4以上の守護を突破することが出来ます。特に、進化ネクロロイヤル対面の兵団長を簡単に突破することが出来ます。その上、相手の他のフォロワーにも4点を与え顔を4点詰めることができるため、次ターンの相手のリーサルをずらしつつ、自分のリーサルを見据えることが出来ます。6tにスカーレットヴァンパイアを使えば、7tに1コストカードと組み合わせてウェルダーをエンハンスでプレイすることが出来るので、ウェルダーの打点を上げたり、天使の加護で守護を貫通させたりすることも出来ます。また、混沌対面でコストが下がれば打点として使うこともできます。ただ、元のコストは重いため、採用は2枚としています。

以上が各カードの採用理由です。続いて、採用を見送ったカードについて簡単に説明します。

例えば、エルフ屈指のパワーカードであるアリア・ワンダーツリー・アマツが採用されていません。理由としては、「コストの噛み合いが悪いから」です。2,3,4tはアクセラカウントを進めるためになるべく使いたい上、アリアアマツがなくてもある程度盤面処理は出来ます。また、ラスワの1点よりもウェルダー妖花の方が打点を伸ばせます。今後環境に合わせてリストも変わると思いますが、採用する可能性は低いでしょう。

・回し方や各対面のプレイング

マリガン

単キープ
アルバータ、1コスドローカード、ブロッサム

セットキープ
1コス自傷+魔狼

ネクロ対面単キープ
腐食

回し方

基本的にはアクセラカウントを進めつつ顔を詰めていきます。ウェルダーの小さい打点、妖花やアルバータの大量打点を大事にしつつ、6tのリーサルを見据えましょう。また、採用カード紹介のところでも述べましたが、盤面処理は腐食や悪神、オーガ、魔狼を頼りにします。また、このデッキの特性上、ヘルス3の守護は突破しやすいが、ヘルス4以上の守護は突破しにくいです。理由は明らかですが、3点処理カードが多く、手札に加えたウィスプやフェアリーに進化を切っても3点しか出せないからです(まれに兵団長を見据えてブロッサムで加えるフェアリーを2/1にするように調整することはありますが...)。それを補うのがスカーレットヴァンパイアです。とは言っても、スカーレットヴァンパイアの使用頻度はそこまで多くありません。大抵は6tにそのままウェルダーエンハで押し切ることが出来るので大丈夫です。

以下、母数の多い対面をピックアップし、各対面毎のプレイングを紹介します。

スペルラティカ対面

基本的な回し方をしていれば問題ありませんが、相手のリーサルターンに合わせて自分のリーダーの体力を20にすることを意識しましょう。つまり、5,6tにヒーリングフェアリーを使うことを意識するということです。ヒーリングがなくても妖花があればアグロムーブで押し切ることも出来ますし、普通に5tリーサルが間に合わずにこちらのウェルダーエンハが間に合うことが多いです

混沌系対面

混沌対面はアグロムーブをしつつ、酔狂・ウィンドフェアリーを抱えておくことを意識しましょう。妖花やウェルダーが盤面に残っても相手は強気に混沌を打ってくるケースが多いので、返しのターンにコストが下がった酔狂・ウィンドフェアリーを走らせることが出来れば簡単に勝つことが出来ます。それらのカードがない場合でも、強気に顔を詰めることで相手の混沌プレイタイミングをなくし、ウェルダーリーサルで押し切ることが可能です。仮に守護を出されても天使の加護で貫通することができます。デッキの特性上、手札が回りやすいので天使の加護を引きにいくことは比較的容易です。

自然ドラゴンロイヤル対面

アグロムーブからのウェルダーエンハで押し切ることが簡単な対面です。ミストリナを出されても3点処理を上手く組み合わせたり、魔狼を用いたりして冷静に処理しましょう。

進化ネクロロイヤル対面

最も脅威となるのは兵団長です。兵団長さえ突破してしまえばウェルダーエンハを通すことができます。ブロッサムで手に入れた2/1フェアリーやヒーリングフェアリーを進化して処理に使ったり、スカーレットヴァンパイアを用いたり、天使の加護で貫通したりして突破しましょう。相手のリーサルターンは7tが多いので、落ち着いてこちらのリーサルを見据えましょう。場合によっては盤面ロックも検討しましょう。ヒーリングフェアリーの存在のおかげで比較的盤面ロックを1つの手段として考慮しやすいはずです。進化3点を兵団長にぶつけてロックしておけば、返しのターンにクランプスがない限り巻き返されることはなく、その返しにさらに進化を切って兵団長を処理しつつウェルダーエンハを通すことが可能です。

回復ビショップドラゴン対面

一見、回復力の高さから不利のようにも思えるかもしれませんが、実際のところはこちらの打点に追いつけない場合が多いです。序盤の処理札が少ないため、こちらはウェルダーを好き放題利用することができます。また、このデッキの強みはアクセラレートプレイ=1点に変換することが出来る点です。試合が後ろに縺れるほど、こちらのウェルダーの打点は上昇し、いつしか耐えることが出来なくなります。相手がこちらを倒すためにはローウェンをプレイする必要があり、その遅れを利用して押し切ることも出来ます。序盤からアクセラカウントを進めておき、妖花やアルバータがあれば積極的に顔を詰めましょう。延命に回復札を使わせることが出来れば、相手が勝つ手段をなくし、安全に勝ち切ることが出来ます。

その他対面

紹介していない対面は基本的な動きをしていれば大丈夫です。6tウェルダーエンハリーサルを常に意識しましょう。

・最後に

いかがだったでしょうか。

Shadowverseの記事を書くのは久しぶりで、noteで書くのは初めてですので、もしかしたら分かりにくい部分もあるかもしれませんが、お役に立てたなら光栄です。

まだクロスオーバー環境は始まったばかりですので、今後も新たなデッキタイプが現れるかと思います。

好きなデッキを使うことも楽しみ方の1つであり、勝つためのデッキを使うこともまた楽しみ方の1つであります。

このデッキで勝てた!というようなご報告を楽しみにしております。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

質問等ありましたら、DMまたは該当ツイートのリプ欄でご連絡下さい。

また次回の記事でお会いしましょう。


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