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旅行記

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カメラをお供に出かけた旅行の記録。フィルムカメラにときどきデジタル。一緒に風を感じましょう。
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【フィルム写真】ProImage100で撮る春の日本海-行かふ年も又旅人也-

この前のGWにまた日本海に行ってきた。大阪からだと決して近くはないが私は日本海が好きだ。砂浜が多くて夏の波は穏やか。太平洋は緑がかった暖かい海だが、日本海は青くて透明な冷たい海。まさにblue oceanといった感じの海だ。 今回の目的は丹後半島の先、経ヶ岬付近にある袖志の棚田へ写真を撮りに行くことだった。昨年度だけでも6回通っているので距離感覚が麻痺しているが、さすがに経ヶ岬となると遠かった。夜明けを狙って0時前に自宅を出発し、途中20分だけ仮眠をとった。段々と明るくなる

【フィルム写真】ColorPlusで撮る鹿児島

今回は前回の「UltraMaxで撮る鹿児島」の続き、鹿児島旅の後半である。前回の内容は次のリンクからどうぞ。 さて、前回は桜島からフェリーに乗ったところで終わっていた。フェリーは20分ほどの乗船ですぐに鹿児島の港に着く。 初日の宿は指宿(いぶすき)に用意されていたのでバスで錦江湾東岸を南下する。この日は黄砂がきつく、桜島にいたときですら山は霞んでいたため、離れ始めたらすぐに霞の中に没してしまう。 錦江湾は内海らしくベタ凪で車窓からはツルッとした海面が見えた。 鹿児島か

【フィルム写真】UltraMaxで撮る鹿児島

今回は鹿児島旅行。もはや絶滅危惧種とも言える社員旅行だった。大手どころか大半の会社から消えたであろう行事だが、私の勤める中小企業には生き残っている。 金曜日を休みにして2泊3日。日曜に帰ってきたらまた会社かぁと思うとどうしても気怠い。 社長から記録係を命ぜられてしまったので、記録はコンデジのCoolPixに任せて、私的な写真はF2にUltraMaxを詰めて撮ることにした。 朝5:30に起きて5:50に出発。慰安旅行と言いつつ早朝の出発が腰を重くする大きな要因でもあった。

【フィルム写真】雪の都、飛騨高山を巡る。-その2

前回に引き続き高山旅行の2日目。 1日目はこちらから。 2日目は天候に恵まれ、青空が広がっていた。天気が良いので新穂高ロープウェイで天空を目指す。 2本のロープウェイを乗り継いだら、そこは白銀の世界。遠くには西穂高が聳え立ち、尾根は奥穂高へと続くジャンダルムの荒々しい稜線に繋がっていた。 昨日は下から眺めていた焼岳も真横に見える。 遠く雲を湛えた高山盆地の反対側には白く輝く白山の嶺々が横たわっている。 山頂駅の展望広場から少しだけ散歩して展望台へ向かう。通路の部分

【フィルム写真】雪の都、飛騨高山を巡る。-その1

まだ雪の残る3月末。飛騨高山へ行ってきた。今年の冬も気象がおかしく、2月と3月が入れ替わったような状態だった。関西から名神高速、東海北陸道と乗り継いでゆき、郡上八幡あたりから雪景色に変わった。 ひるがの高原にて休憩し、カレーを注文。腹を満たしたら少しだけSA内を散策。除雪機は北国の必須アイテムである。 ひるがの高原まで来れば残りわずか。飛騨清見で中部縦貫道に移って、高山へ。 噂通り古い町並みが残っており、江戸から明治、大正、昭和とこれまでの歴史が凝縮した街だった。 雪

【フィルム写真】X-TRA400でゆく志賀高原

志賀高原スキー旅行の後半。前半はPORTRA400を使っていた。無事に使い切ることができたのでX-TRA400へとバトンタッチした。5日の旅行の内で4日目の後半から。 前半のPORTRA400はこちら。 奥志賀高原のゴンドラ。 山の麓ではガスはないのだが、ゴンドラで上に上がると真っ白。離れたところに見える木々もおぼろげに浮かんでいた。 しかし、山を下りてくるとやはり視界はクリアに戻る。朝から急に気温が下がってきたので、木の枝は霧氷になっており、枝先は白く幻想的だ。

【フィルム作例】PORTRA400でゆく志賀高原

Kodakのプロ用フィルムとして言わずと知れたPORTRA400。非常に滑らかでクリアな写りのフィルムだ。少し黄色く被るのが特徴的だが、不思議なことに雪や雲などの白いものは真っ白に写ってくれる。 今回はそんなPORTRA400を私の愛機Nikon-NewFM2に詰めて白銀の志賀高原に行ってきた。 大阪に住んでいるので夜通しで高速道路を駆け抜けて日が昇る頃に志賀高原に到着。今回は焼額山プリンスホテルの西館に宿泊した。今回の旅では貴重な青空になることは分かっていたので早速カメ

白馬旅行 - その1 -

前回のお話 blog版 note ・・・ note9月の連休を使って白馬へ旅行に行ってきた。ジブリ映画「風立ちぬ」で軽井沢で療養しているシーンがある。あの様な雰囲気を求めて白馬まで。 今週から4回は続きで旅の模様をお伝えしようと思う。写真はフィルムをメインに、ところどころD780で撮ったものを挟むつもりである。 さて、今回の旅行は3連休に有給2日を足して3泊4日、片付けて1日とした。水曜日に会社から帰ってきたら寝ずにそのまま車に荷物を押し込んで出発。 名神高速は夜

白馬旅行 − その2 −

前回のお話 blog note さて、今回は白馬旅行の2日目。相変わらず天気は良くないが、偶然光が差し込んできた。サクッと写真に収めて朝食へ。 今日も眺望は期待できないので、五竜の高山植物園に行くことにした。花を撮るには曇がちょうどいい。 夏の花が少しだけ残っていたが、確実に秋の花へと移行していた。 2時間程度散策し、外界へ。エスカルプラザで山菜そばを食べるときに。 腹ごしらえが済んだら青木湖へ。白馬へは数え切れないほど来ているが、青木湖の湖畔を歩いたことはなかっ

白馬旅行 − その3 −

前回のお話 ・blog ・note 3日目も山は見えず。天気自体は良いため、気温はグングン上がって真夏の気温に。歩いてスナップするのも疲れるので、乗り鉄することにした。 もう当時の駅舎は存在しないが、瑛太主演の映画「銀色のシーズン」のロケ地となった信濃森上駅から乗車した。 誰もいないプラットホームで電車を待つ。暫くすると白馬駅を電車が出発した旨の放送が掛かった。 やってきたのは辛うじて列を成した列車だった。ドアは開かないので開閉ボタンを操作して乗り込む。ドアを閉めた

白馬旅行 − その4 −

・前回のお話 blog note ・・・・・・ 本日で白馬旅行も最終日。結局今年も山は一度も見えなかった…来年は時期を変えねばならない。 去年は長居しすぎたので、今年はさっさと帰る。国道148号線をなんかし、大町でお土産にビールを調達。 ビールを買ったら今度は大雪渓酒造へ。父親お気に入りの日本酒「大雪渓」を買った。 その後大王わさび農場へ向かってワサビを買いに行ったのだが、生のワサビは既に売り切れてしまったようだ。無いのなら用はないのでさっさと高速へ。 あづみ