ラウドロック入門

mast20 アドベントカレンダー 2021 12/4分として

はじめに

って言いながら最後に書いているんですけど。
最初は雑に聞いている曲をジャンル問わず放り込もうと思っていたのですが、書いていたらラウドロック入門になったのでそのまま投下することに。
学内の音楽マジで何も知らん人向けなのと、up主がそんなに詳しいわけでは無いので、野生のガチ勢ニキ・ネキ達許し亭許して。


ラウドロックって何や?

雑に言うと、ヘヴィメタルとかポップスと言われるものを混ぜ込んで何でもありにしたジャンル・・・なんだろうか?
正直、大した共通点が無いから包括的に語るのが大変難しい。
強いて言えば、ギターの音が通常より低かったり、ボーカルからいろんな声が出ること・・・とか?
一昔前はCDショップでオルタネイティブとか言うジャンルで置かれていたらしいけど、coldrain(2007~)等の俗に言うラウドロック・ゼロ世代とか言われてる辺りが積極的にラウドロックだと名乗りだしたらしい。
ちなみに、皆大好きONE OK ROCK はこれの代表格の1つして数えられてたりする。
略歴としては、The Mad Capsule Markets(1987~) に端を発し,V系ハードロックを経由し、Pay money To my Pain(2005~)(以下PTP)が土台を作り、ゼロ世代が認知度を上昇させてきた。といった感じかな。
ラウドロックが何でもアリのジャンルだと言われる理由は、このPay money To my Pain がかなり自由度の高い曲を作っていて、その影響で後続のアーティスト達がラウドロックの名のもとに自由に曲を作っているから、とよく言われている。

具体的な有名どころ

軽くゼロ世代として挙げられる辺りの代表曲を並べていこーかな。
入門向けでは無いけど。

coldrain - ENVY

↑ 王道なラウドロックと言うとcoldrain のイメージがある。

SiM - KiLLiNG ME

↑ 親の声より聞いたギターフレーズ。レゲェの人たちなんだけど、気付いたらラウドロックの人に様変わりしてた。

Crossfaith - Omen (カバー曲だけど原型を留めてないので)

↑ どちらかというとメタル。ギターとかをメインに据えながら電子音を混ぜ込み始めた人たち。

ONE OK ROCK - Deeper Deeper

みんな大好きONE OK ROCK。残響リファレンス辺りまではラウドロックと言われてる。良い感じに入門曲だと思う。

Fear, and Loathing in Las Vegas - let me hear

↑ 電子音+ハードロックの代名詞。ピコリーモ(ピコピコ+スクリーム+エモ)とか言われてる。寄生獣の映画で使われてたから、ワンチャン知ってる人は居そう。

入門曲

と、有名曲を挙げたは良いものの、上の曲は普通に激しいので、もうちょっと入門向けな曲を並べていこーかなと。

coldrain - GONE

ザ・邦ラウドロック。音が低くなって重たくなったギター等の楽器と、クリーンもスクリームも出るボーカル。歌詞はかなり女々しい。(可燃性発言)

NoisyCell - Bluff

弊推し。(n^2回目) 活動休止したが。バラードが良いボーカルが重めの曲を歌うと尚良いの典型例。バラードだけ興味あるわって人はおまけを参照。

MY FIRST STORY - Alone

森進一一家三男。ONE OK ROCK ボーカルのTaka の弟Hiroがボーカル。一般ウケしそうな曲の方が多く、入門用バンドという感じ。

Survive Said The Prophet - found and lost

↑ これがBanana Fish で使われたのと、Right and Left がホンダのCMで使われてから知名度が一気に伸びた。ちゃんとラウドロックだけど軽く聞ける、という胃もたれしない感じの人たち。The Happy Song とかのポップな曲もおすすめ。

Pay money To My Pain - Drive

朝に聞きたい曲No.1。楽器の感じは爽やかになったり、ゆったりしたり。だけど、ボーカルの声が渋くて、軽くなり過ぎない。本当はweight of my pride と書きたいけど、Driveの方が入門しやすそうなので。

洋楽だとこの辺?
Bring Me The Horizon - Throne

medicine がXperiaのCMに使われていて、そっちの方が知っている人多そうだったけど、MVが気持ち悪い独創的なのでこっちに。洋楽と邦楽の一番大きな差はサビとそれ以外の差が洋楽の方が小さいこととか言われてる。

LINKIN PARK - Given Up

ニューメタルの人たちなんで、ちょっと違うんですけど。雰囲気的には近いので。一般的には高いシャウトの方が心理的なハードルが低いみたいな説があるらしいので。

そういえば

ツッコまれそうと思ったから書くんですけど、「日本語で歌ってる曲なくね?」という話。
あるにはある。
ただ、全体的に日本語でラウドロックしてる人たちの曲って、全体的に界隈の中でもかなり中二病ダークな感じで、ラウドロック特有の濃い中二病とやかましさが同時に襲ってきて、初心者向けでは無いと思って外しました。
気になる人は眩暈SIREN 辺りがおすすめかな?
あと、ラウドロックって言って初手でa crowd of rebellion を進めてくるオタクからは距離を取るべき。
主は好きですけどね。

終わりに

基本的にラウドロックオタク達は曲の雰囲気が好きで聞き始めることが多いけど、ちゃんと歌詞を聴けば面白いこと書いてあるんですよね。
かなりアングラなジャンルとして存在するラウドロックは一般的に「意味のない歌詞をひたすら叫ぶ人たち」という認識が強いけど、そんなことはなく、悲哀・怒りというものを軸に色々と考えて書いてあったりする。
あと宗教か。(最近はテクノロジー系のことについて語る歌詞が多くて何?って感じやが。)
入門曲辺りを聞いて良さげと思ったら和訳を調べてみると意外と良かったりするので是非。
今回はこんなところで。

おまけ: 弊推し(NoisyCell)について

推しについて語る項目。
2014年にメジャーデビューしたんだけど、当時プロデューサーにPTPのギターをやっていたPabloがついていて、ボーカルが亡くなって解散したPTPの後釜として界隈ではかなり注目されてたラウドロックバンド。
でもバラードが一番良い。
特徴としては、とにかくボーカルが良い。
ややハスキーな声でえげつない声域を完璧に歌いこなす万能ボーカル。
このボーカルに作曲担当のギターがハードロックからバラード、ポップスと何でも歌わせるバンドという感じ。

Innocence

バラードだけど代表曲。ばらかもんのEDで使われてたけど、OPで使われてたSuper Beaberの「らしさ」だけが有名になってしまった。悲しい。いい曲だけどね。

Your hands grasping even yourself

ラウドロック曲の代表曲はこれ。曲の起伏が大きくなく、最初から最後まで一気にゴリ押す感じの曲。けど、ボーカルが優しい感じに歌うから許されてる感。

流星の街

かなり一般的なポップスに近い。ちょっと音が重いけど。朝に聞くと非常に良いのでおすすめ。

Birth

バラードその2。聞いた方が早そうなので説明は割愛。

Deep Blue

説明が難しい曲。全体的に重たく作ってあるはずなのに、そんなに激しく聞こえない。

さらについででPTPの曲も垂れ流すと

Pictures

名曲。

Rain

生前最後の曲。渋くて好き。

weigth of my pride

いろんなアーティストがカバーしてる曲。PTPのラウド曲の代名詞。

Another day comes

昔、ライブでこの曲の前置きとして話したMCが凄く良かったんだけど、どこかに映像無いかなぁ。

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