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ビールが飲めるようになった日のこと


ビールって
なんでこんなにも美味しいんでしょうか。

初めてのビールは20になってすぐに父と飲んだ
アサヒスーパードライの缶でした。

ええなんでこんな苦いもの飲めるんだ!って。

苦い不味いから始まりました僕の飲酒ライフでしたが、
今では酔い夜には欠かすことのできない
1番バッターになっております。

21歳くらいまでは周りに合わせて
「とりあえず生!」ってやつをしてたんだけど、それが辛いのなんの。。。

「何が生じゃい!」って心の中では思っても見栄っ張りの僕は
「やっぱ最初は生っしょ」っていっちゃってたんです。

しかし
ある夏のライブ後のことでした。

35曲近く歌ってへとへと。
暑さも相まって心身ともにピークを迎え
まさに水を欲したその時、
僕はこれを待ち構えていたのでした。

ワインのグラスやウーロンハイを飲むグラスとも違う、
この分厚い"中ジョッキ"の感触は
苦味を感じる口内と酒の接し面を減らし、
香りの抜け感まで少なくした。

そこにふと思い出した
「ビールは喉越しだ!」
と垂れる何処かで出会ったおじさんの言葉。

「味わってはダメだ。感じろ。」
そう言い聞かせて
今までゴクゴクとは飲んだことのない炭酸を目一杯胃に流し込んだ。

ん?

異変は"3ゴク目"

「いや、なんかうまい?」
そうなんです3ゴク目からだったんです。
苦いを超越した何かがそこにはあったんです。

水分を欲している体が
水ではない異物を理解し適応まで3ゴク、
そして僕の体が酒に犯されるのも3ゴク。

まさに最高のタイミング。

苦味を超えた麦の良い風味と
程よい酔い加減を一瞬にして
与えてきやがったのですこやつは。

グラスを置く時には

お決まりの「クゥ、、、!(キンキンに冷えてやがる)」

心から初めて出た「クゥ、、、!」でした。

それからと言うもの
飲み会の最初はほぼビール!

ビールを飲めるようになりたい人!
是非
3ゴク。
仕事に疲れ水分を欲したその体に
3ゴク。

やってみてください。
人によっては、、、
飲めるようになるかも?


さて酔い夜を。

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