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レンジャーズストライクファンが見るハリケンジャー 16話

巻之十六「霧と予言装置」

Aパート

 今回は疾風組から始まります。前回、取られてしまったシノビニウムの話。しかし、何に使うのか見当がつきません。ある種のエネルギーを生み出す媒介、らしいですが。新兵器かな?

「それにしても、ゴウライジャーの必死さは尋常じゃなかったな」


 確かに、同士討ちの危険性すらある状況でもカブトライジャーが攻撃したことを見るに、かなり重要視されているのがわかります。とはいえ、鷹介はむしろゴウライジャーに負けたことが悔しい模様。確かに、あれほどまでに絆の強さを見せつけると豪語し、最終段階までほぼ上手くいってただけに、最後の最後で負けたのは悔しい。

「今度会ったら負けない、絶対に決着をつけてやるぞゴウライジャー!」

 リベンジを誓う鷹介。タイトルコール。

 一方、ジャカンジャではゴウライジャーが前回の映像を、今度はタウ・ゼント達とも一緒に見ます。

「星が滅びに向かうとき、忍者の最終奥義現る」


 その最終奥義が”アレ”の存在ではないか、と考えるジャカンジャ&迅雷組。さらに、新たに手に入れたシノビニウムを入れて新たな情報を得ます。

「滅びの時、勇者が勇者を倒すとき、その時こそ、最終奥義生まれん」

 意味深なことを言って終わる映像。タウ・ゼントは瞬時に映写機の情報を読み取ると、迅雷組の解釈を聞きます。つまりは、ジャアンジャが地球を暮らせたうえで、カブトライジャーがハリケンジャーを倒すことで、”アレ”が発生すると解釈したようです。手出しは無用!とばかりに去っていく2人。タウ・ゼントはそれを見送ると、チュウズーボに密命を命じます。

「アレを手に入れて今こそ、真の覇者となってやる。俺たち、ゴウライジャーが!」

 ハリケンジャー討伐に意気込む2人のもとにやってくるチュウズーボ、なんでもタウ・ゼントの命令で協力しに来たといいます。やけにフレンドリーな姿が怪しい。一甲は”アレ”のおこぼれ狙いだと怪しみます。しかし、必死に協力させてほしい、と頭まで下げる姿に、共同を受け入れます。一応、抜け駆けしないように釘を刺しますが……お互いに腹の探り合いですね。

 街中では謎の霧が発生し、人々が笑い転げています。霧吐き忍者キリキリマイ師です。不思議な霧で喜怒哀楽を増長させて、それによって生まれたマイナスエネルギーを殻に集めているようです。しかし、おぼろさんの見立てでは殻に貯めているわけではない、とのこと。どういうこと? ゴウライジャーも、ハリケンジャーを呼び出すいい囮だと評価します。

 変身してキリキリマイ師と戦う疾風組を高みの見物のゴウライジャー、そこに偶々やってきた少年が仲間の忍者だと思って瞳を輝かせて近づきますが、邪険にあしらわれてしまいます。しかし、それでも何かの琴線に触れたのか「格好いい!」と正平君からは好印象。イケメンは得するなぁ……。

 ハリケンジャーは霧を使った独特の忍法に苦しみますが、さらにゴウライジャーも現れて戦いを挑みます。なんとかゴウライジャーに食らいつくも、あと一歩及ばずに追い込まれます。ここでCM。

Bパート

 工場内を逃げ回るハリケンジャーですが、キリキリマイ師には追い詰められて追い込まれます。

「どこに逃げてもおってくる……だから、逃げない!」


 窮鼠、猫を嚙む。追い込まれて開き直ったのか、トリプルハリケーンで霧を払うと、ジャイロシュリケンからの疾風斬の連続攻撃で追い込み、トリプルガジェットでトドメ。これは隠れてみてた少年たちも格好いいと瞳を輝かせます。

 やはり自分たちが、と意気込むクワガライジャーですが、カブトライジャーはキリキリマイ師が巨大化するのを見て、いったん引きます。旋風神の出撃とともに、自らもゴウライビートル・ゴウライスタッグで出撃しますが、そのタイミングで新たな情報が開示されます。

「なにっ!?」


 その情報に思わず立ち止まってしまう一甲。彼の姿に戸惑う一鍬。

「アレを出現させるために貴様らがなさねばならんことを、よもや臆しはせんだろうな?」

 タウ・ザントの目論見に気付いたのか、怒りに震える一甲。一方でキリキリマイ師に追いつめられる旋風神ですが、久しぶりの旋風神ハリアーのホイールクラッシュでダメージを与え、最後はソードスラッシャーの分身幻斬りでとどめを刺します。

 戸惑う一鍬を押しとどめて、轟雷神に合体。ソードスラッシャーとプラントアックスを手に激しく切りあいますが、

「御意、予定通り作戦の第二段階の発動!」


 チュウズーボが動きます。キリキリマイ師の殻が浮かび上がると中からエネルギーが放たれ轟雷神ごと攻撃します。最終的に爆発すると、不思議なエネルギーが2機を包み込む、コックピットから全員が消えていきます。

「貯めに貯めこまれたマイナスエネルギーが一気に放出されて、ある種のビックバンが引きこされたんじゃ」

 ビックバンとは穏やかじゃないですが、要は別の空間に跳ばされた、とのこと。鷹介が気が付くと知らない森の中に、吼太と七海とともにいます。音が聞こえる方向に向かうと、そこは荒れ狂う海。

「ここが俺たちのバトルフィールドか!」

 鳴り響くタウ・ザントの高笑いと、ともに巻き込まれてしまった少年少女を映して、次回に続く。

次回予告

 ゴウライジャー、仲間割れ……?

感想

 最終決戦というよりはゴウライジャーが仲間になるエピソードの前哨戦、てところかな。カブトライジャーだけが見た新たな情報が何なのか気になるけど、タウ・ザントが細工をしたようにも感じるけど、どうだろう。
 ゴウライジャーが仲間になるタイミングでチュウズーボも退場しそうですが……?
 次回にも期待!

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