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レンジャーズストライクファンが見るハリケンジャー 20話

巻之二十「パンチと好敵手(ライバル)

Aパート

 冒頭、ジャカンジャを倒して迅雷流の復興を目指す一鍬に対して、一甲は複雑な心境を吐露します。

「俺たちに戦う資格があるのか。ジャカンジャに協力し、地球を腐らせる片棒を担いだ俺たちに」

こいつ結構、真面目なタイプだな。考えてみれば、アレを手に入れるのも父親の言葉を律儀に守った結果とも言えなくともないし。ゴウライジャーという力を使い続けるための覚悟が必要と言います。何のために力を使うのか、思い悩む兄弟とともにタイトルコール。

 一方のハリケンジャー側はチュウズーボを倒したことで若干、浮かれ気味ですが、館長が叱り飛ばします。確かに、勝って兜の尾を締めろ、とも言うしね。

 チュウズーボが倒されたジャカンジャはこれまで姿を見せていなかった六の槍を呼んだことをタウ・ザントが告げます。自分たちの信頼が落ちていると感じたサーガインは挽回するために闘志を燃やします。マンマルバは未だに繭のまま。いつ目覚めるんだろう。

 一甲が工事現場で働いていると鷹介が派遣されてきます。フレンドリーに話す鷹介に対して、基本、無視に徹する一甲。これにはイラッと来たのか、いきなり張り合い始める鷹介。一甲もそれに対抗し始めます。子供かお前ら。

 街では災厄忍者カンガルーレットが若者に襲い掛かります。強制的にルーレットをさせると、出目は親父に。なぜか叱り飛ばされ、拳骨を食らう若者たち。前回までの重々しかった雰囲気が霧散していっている。

 鷹介はなおも一甲に絡みますが、彼からはつれない反応。

「表と裏が合わさることはない……!」


 偶然、力を手に入れたハリケンジャーになった、と鷹介を見下し気味の一甲。しかし、事故に近い流れだったとはいえ、正式に継承し、これまで地球を守ってきた彼からすればムッとする言い方です。

 カンガルーレットはなおも人々を襲ってはルーレットをさせますが、「火事」を引いた瞬間に街を火の海に変え、それをボタンを押したおっさんのせいにします。立て続けに強制的にルーレットを回し、出た目で街を襲い掛かり、それを回した人のせいにして罪悪感を植え付ける。ふざけた能力のわりに性質が極悪の怪人です。

 鷹介と一甲の張り合いも継続中。これまで地球を守ってきたという実績を伝えるも、運が良かっただけと一蹴。付け入るスキがありません。そんな中、カンガルーレットの起こした地震に反応し、駆けつけます。急いで仲間を呼びますが、地震を引き起こす相手に仲間を待っている暇はありません。

「みんな揃うまで、待ってくれないようだぜ!」
「望むところだ!」


お前ら仲いいだろ。戦いますが、ダメージを与える都度にルーレットが回ることに気づいた一甲が止めますが、鷹介はその意図を理解していません。雷攻撃を受け止めると、雷撃斬で重たい一撃を加えます。これにはカンガルーレットも一時退散。戦闘終了後にようやく一甲の考えを教えてもらうも、売り言葉に買い言葉で再び険悪なムードに。

「一甲、あんたほんとに嫌な奴だな!」
「俺の言葉は未熟者には堪えるんだ」


 一甲君にお友達がいるのか心配になってきました。ついには殴り合いの喧嘩に発展するも、駆け付けた吼太たちに止められます。

 ジャカンジャではカンガルーレットが強化され、さらにはフラビージョとウェンディーネまで出撃するようです。さらには、マンマルバの繭にも亀裂が走り……。

 再びジャカンジャが現れたところでBパートに続く。

Bパート

 今度は全員で駆け付けると、変身して応戦しますが、パワーアップしたカンガルーレットにはトリプルガジェットもダブルガジェットすら効かないどころが跳ね返されます。それどころか、サーガイン含めて3人も槍が現れて絶体絶命に。槍クラスにはゴウライジャーも厳しいのか、フラビージョとウェンディーヌに圧倒されてしまいます。

「私たちを裏切ったからには、容赦しないわよ!」


なんだかんだで七本槍を名乗るだけの実力はあるんだな。一方的に嬲られてしまう5人ですが、レッドが立ち上がり叫びます。

「心に決めたんだよ、地球を腐らせたりしないって、だから戦う、絶対に負けたりしない!」

それが、ハリケンレッドの覚悟。彼の覚悟を認めたのか、一甲は自らの術を鷹介に託します。カブトライジャーの雷撃斬を決めます。一気にとどめを刺そうとしますが、再びフラビージョたちがバリアを張ります。

「五つのガジェットを重ねるんだ!」


 一甲の提案で、トリプルガジェットとダブルガジェットを合体させたビクトリーガジェットでバリアを突破、カンガルーレットを撃破します。やっぱり合体バズーカはお約束だよな!

 コピージャイアントで巨大化したので、こちらもからくり巨人を出撃させます。しかし、カンガルーレットの実力に合体を決意。息の合ったやり取りで轟雷旋風神に合体します。ローリングサンダーハリケーンで一気にとどめです。強いぜ轟雷旋風神!

カンガルーレットが敗れる中、マンマルバがついに羽化。それを喜ぶタウ・ゼント。

 戦闘終了後、ピンチの際にデータを贈ってくれたことに対して、おぼろさんに礼をいう鷹介ですが、彼女は何も送ってないと答えます。不思議がる彼に対して、一甲は楽しそうに笑います。

「じゃあな、鷹介」


 真実を知るのは当事者ばかり、不思議がる一鍬に答えます。

「結局あいつらは牡丹餅を見つける資格を持っていたということだな」

 その胸に秘めたる覚悟を、一甲は認めた。
うーん、ツンデレ!

 ラストシーン、成虫と成ったマンマルバが姿を現したところで、次回に続く!

次回予告

 ついに現れる六の槍……! てか次回予告を完全ニジャックすな(笑)

感想

レンスト<轟雷旋風神>雑語り

 今回紹介するのは前回、鮮烈なデビューを果たした轟雷旋風神のカード。こちらは第8弾「究極の八神」で参戦。タイトルである八神とは轟雷旋風神のさらに上の「天来旋風神」を含め、「絶対神ン・マ」、「究極大獣神」、「隠大将軍」、「ガオゴッド」、「炎神大将軍」、「獣騎神キングブラキオン」、「大神龍」の八体の”神”の称号を持つカードが参戦したことに由来している。究極大獣神とキングブラキオンは実質同じ1体では、という突っ込みは野暮なのでやめましょう。

 3体のロボか6機のビークルを合体要因として必要としているためにBP19000、SP2という絶大なスペックを誇り、能力の【ローリングサンダーハリケーン】は旋風神の能力に加えて相手の手札の1枚を山札に戻すという強化がされている。確かに強力な能力ではあるのだが戻すカードは相手が選ぶので、おまけ程度の強化と割り切ろう。

 正直、これが場に出せただけでも勝利はほぼ確実レベルで、能力はおまけ程度なのだが、合体要因のゴウライスタッグの活躍ですでに相手は瀕死状態かもしれないので、とどめを刺すのに合体するのもいいかもしれない。

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