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レンジャーズストライクファンが見るハリケンジャー 23話


巻之二十三「コロンと名探偵」

Aパート:謎の名探偵……?

 前回、鮮烈なデビューを果たしたシュリケンジャーの活躍からおさらい。その実力に鷹介も大興奮。しかし、その正体はわからず、音沙汰もないそうです。味方であることは間違いないのですが、該当する流派もなく、館長も知らない、と言いますが……

「シュリケンジャーは御前様が恩典を! して、流派は?」

 なんと、館長が連絡を取っている午前様が派遣してくれたようです。しかし、その正体までは教えてもらえず。館長も中の人に興味があるようです。

 ジャカンジャではマンマルバが謎の祈祷を行っており、他のメンバーが訝しげに見ています。そんな彼を放置して、シュリケンジャーのことを危険視します。サタラクラは女子2人に香水を渡してご機嫌どりをしますが、この香水を作ったのが今回の怪人のようです。タイトルコール。

 香水忍者キラ・コローネは街中でいい香りを放って女性を引き付けますが、忍術を使って女性そのものを香水に変えてしまいます。シンプルに凶悪。24時間で完全な香水に代わってしまうようです。

「怪物……事件だ……っ!」

 その光景をどこか嬉しそうにみているのは柿生太郎。演者さんが「電磁戦隊メガレンジャー」のメガレッドこと伊達健太を演じた大柴さんですね。振り返ると、すでにキラ・コローネの姿はありません。その後、犬、猫、熱帯魚と見境なく香水に変えていきます。

 鷹介達も忍術を使って追いかけるも、そこへ先ほどの柿生太郎が接触します。頼まれてもいないのに名乗った挙句に腹が減ったのでお金をくれという始末。無視して去っていく鷹介たちに笑ってしまう。先手を打って変装してキラ・コローネを待ち伏せします。綺麗に罠にかかったので、変身して応戦です。

「ゴウライジャー……っ!」

 映像で現場を確認している七本槍。サタラクラはキラ・コローネにエールを送る一方、マンマルバは再び怪しげな呪文を唱え続けます。鷹介たちが戦う姿を見つめる柿生太郎。声でハリケンジャーの中身がだれか分かったようです。

 一方、戦闘中の一甲が胸を押さえて苦しみだします。どうやらマンマルバの策略のようですが……? 彼が呪文を唱えるたびに痛みが走るのか、その隙を突かれて危機に。先ほどの探偵が助けようとするも、一人で勝手に工事中で空いていたマンホールの穴に落ちていきます。こいつはこいつで何なんだ。それに気を取られてしまった七海と吼太が香水に変えられてしまいます。そのまま、一気に残りの3人も香水に変えようとしますが、

「とぁっ!」

柿生太郎が穴から飛び出したかと思うと華麗な飛び蹴りを放ってキラ・コローネを吹き飛ばし、マゲラッパを蹴散らしていきます。ゲェ、強い!? さらに怪人の隙を作った後に、逃げようとする怪人に発信機を付けるという高アシスト。先ほどまでと別人すぎます。

「タイムリミットは24時間と言ってたよね、急がないとみんなが香水にされてしまうぞ!」

 いつの間にか主導権まで握られてしまってます。発信器を頼りにキラ・コローネを追いかけますが、常人離れした身体能力を見せつけます。隠れ家まで向かうと、キラ・コローネが待ち受けています。果敢にも立ち向かう柿生太郎。

「ならば仕方がない。Attention please?」

 そういうと、ボール型のアイテムを取り出してシュリケンジャーに変身します。お前がシュリケンジャーだったんかい!? 何気に変身ポーズがメガレンジャーと同じでしたね。でも、声が別人のような……?

 シュリケンジャーに遅れてゴウライジャーも変身、鷹介を先に行かせます。七海たちの香水を探すも、攻撃の余波が鷹介のいる部屋に直撃。爆発したところで後半に続く。

Bパート:

 爆発してダメかと思いましたが、変身した鷹介が全員を無事に救出。しかし、肝心の七海と吼太の香水はキラ・コローネの手の中に。武装解除を求める彼女、見せしめのように火で香水を炙ります。止む無く武器を捨てると、遅かったねと言って2人を解放。いや、普通に解放するんだ。しかし、火あぶりにされたせいかダメージを食らっているうえに、全員に対してさらに苛烈な攻撃を加えます。高笑いする彼女の姿をみて、シュリケンジャーが怒りに拳を震わせます。

「Just now……怒りの封印が今、解かれる!」

 ヘルメットを回転させ、さらに重いベストを脱ぎ捨て、ファイヤーモードに変わります。

「頭のてっぺんからつま先まで忍者の風上にもおけねぇ。卑劣で汚ぇその根性、宇宙統一忍者流シュリケンジャーが許さねぇぜ!」

口調まで江戸っ子口調に代わるの!? なんでも疾風流と迅雷流の橋渡しになる存在らしいですが、その若さに館長も驚きを隠せません。圧倒的な力でキラ・コローネを追い詰めていきます。

「超忍法、秘打千本ノック!」

忍術ってなんだっけ? とりあえず必殺技で倒しました。お約束の巨大化。シュリケンジャーはすかさず天空神を呼び出すと、人型に変形させると、果敢にも戦いますが、徐々に押されていきます。しかし、旋風神ハリアーが駆け付けます。ホイールクラッシュとスピンビーの究極奥義 暴れ独楽で倒します。

 一方、一甲は謎の胸の痛みに襲われ、轟雷神を呼び出すこともできませんでした。心配する一鍬を落ち着かせます。

「世を忍ぶ仮の姿が探偵とはね!」

 戦闘終了後、柿生太郎に声をかける鷹介たちですが、彼らの後ろのマンホールからもう一人の柿生太郎が、どうやらこっちはシュリケンジャーの変装だったようです。

「二重の顔を持つ忍者……!」

 きざなセリフを残して去っていくシュリケンジャー。館長はそれを見て、シュリケンジャーこそが御前様では、と予想を付けますが?

 次回に続く!

次回予告:巻之二十四「タイコと稲妻」

 マンマルバの毒牙に一甲はどう対抗するのか、そのカギを握っているのは……太鼓!?

感想

 シュリケンジャーの謎を追え! しばらくはゲスト呼びながら正体を隠していくのかな。戦隊OBとか読んでいく関係だろうか。マンマルバと一甲の因縁も徐々に高まってきているので、次回からどうなるのか、楽しみです。

レンスト<シュリケンジャー>雑語り

 前回から活躍中のシュリケンジャーを紹介。第7弾「七忍の炎陣」からの参戦で、タイトルの「七忍」の1人。レアリティはSR。

七忍の炎陣が一つ“宇宙統一忍者流”…体得したのは宇宙で唯一彼のみだった。

 条件付きとはいえパワー3でBP5000という高いBPを持っている。追加条件も特徴「男」を持つカードを捨て札にするというもの。おそらく、今回のような誰がシュリケンジャーに変身するのかわからないのを再現したのだろう。

 能力は相手のラッシュエリアにいるNCを持つユニットの能力を得るというトリッキーなもの。相手が強い能力を持つカードを出せば出すほど自らの力にするという面白い能力。相手依存なので狙って何かをするのは難しいが、思わぬ活躍をするかもしれない。

密書にライトされた忍の奥義、確かにユーに渡したぜ!

 ちなみに、シュリケンジャーはプロモーションカードが存在しており、テキストは全く同じだが絵柄違いのものが、「レンジャーズストライクコンプリートブックvol.2」に封入特典として存在している。フレーバーテキストの密書とはコンプリートブックのことを指していると思われる。

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