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レンジャーズストライクファンがみるハリケンジャー 14話

巻之十四「泣き虫とあめ玉」

Aパート

 始まりは木登りをしている鷹介を心配する七海と吼太の姿。鳥の巣に卵を返してあげているようです。思わず落ちそうになりますがそこは空忍、華麗に飛んで手すりに着地……するも、足場が悪く池にドボン。決まらない姿を見せてからのタイトルコール。
 一方のおぼろさんは新しいカラクリボールを完成させたようです。コンスタントに新兵器を開発するおぼろさん地味にすごいよね。無鉄砲な性格を直せと吼太に言われるも、いまさらなおせるか、と鷹介。三つ子の魂なんとやら。
「俺は子供のころから怖いもの知らずなの!」

 館長もちょっと呆れる。
 対してジャカンジャ、サンダールの出番でしたがチュウズーボが自分に汚名返上の機会を、とタウ・ザントに縋り付きます。しかし、そこでマンマルバが再び予言。何かが来る、というと壁を突き破ってツボが乱入。フラビージョが不用心に開けると中から出てきたのはバックトゥ忍者オクト入道が現れます。バックトゥ忍者て。どうやらチュウズーボ肝いりの部下のようです。すでに87の星を腐らせた、と意気揚々に語ります。その自信に見込んで今回の作戦担当に
「もしこれに失敗したら……わかっているな?」

チュウズーボ、己の首をかけた一大作戦の始まりです。海岸に降りたったオクト入道はチュウズーボとともに活動します。オクト入道は片っ端から人々に墨を吹きかけます。これだけならただの迷惑な怪人、程度ですが……。
 奇怪な行動にハリケンジャー側も戸惑いながらも出陣です。街では墨をかけられた人々が逃げまどってます。敵の能力がわからないので、様子見を訴える吼太を振り切って、突撃する鷹介。せめて変身してからにしなさい。案の定、オクト入道に奇襲を受けて墨を食らってしまいます。つまらないイタズラ、と舐めてかかりますが、「バックトゥザチャイルド!」と唱えると、墨をかけられた人間がすべて子供になってしまいます。
「痛いよ、怖いよ!」

 子供になった鷹介は恐怖のあまりに七海に抱き着きます。元に戻ってから後悔するだろうな鷹介。ハリケンジャーの1人を子供に変えた大戦果にチュウズーボもご満悦。とりあえず撤退です。
「面白いことになってきたな……」

 この展開には迅雷組も面白がっています。
 とりあえず撤退した吼太と七海ですが、鷹介が5歳になってしまったことに途方にくれます。各地でも営業の女性から医者やパイロットの男性まで子供に戻ってしまい、大混乱。
 ビービー泣いてる子供鷹介に活を入れたい七海ですが、鷹介は痛みにずっと泣いてます。鷹介から聞いてた子供時代とはかけ離れた姿です。
「君は忍者だ、強いんだ。だから……」

 吼太が優しく励まします。こういう時は彼が頼りになるな。しかし、チュウズーボの追手が迫っています。子供鷹介を連れた状態では満足に戦えません。何とか難を逃れるものの……肝心の鷹介はすっかり甘えん坊。七海に抱っこされた状態で壺のある海岸に向かいます。吼太は囮になって敵をひきつけます。戦ってる吼太を目を輝かせてみている鷹介がかわいい。
 敵を巻きながらなんとか目的の壺を発見した2人ですが、オクト入道とチュウズーボが待ち構えています。どうやら、人の経験を飴玉にしてツボに保管しているようです。
 経験を取り戻すために吼太と七海が戦いますが、オクト入道だけではなくチュウズーボもいるので、劣勢。それを見た子供鷹介は、
「僕だって……僕だって忍者だ!ハリケンジャーだ!」

 勇気を振り絞るとハリケンジャーに集中している2人の目を盗んで壺を確保、オクト入道の攻撃を受けながらも必死に逃げていきます。チュウズーボ攻撃に巻き込まれたところで、CM。

Bパート

 爆発が晴れたところでは鷹介の服の残骸が……と見せかけて、地面から飛び出す鷹介。土忍の忍術っぽいけど普通に使えるのか。驚いている2人の隙を縫ってハリケンジャー側も抜け出すと合流、吼太と七海に褒められて、
「だって僕も忍者だもん!」

 壺の中から自分の経験を取り戻すと、元の姿に戻ります。改めてシノビチェンジ。名乗りも改めて再戦です。OPもかかって負ける気がしねぇな!
 影の舞でチュウズーボごとオクト入道を追い詰めます。チュウズーボのみならず、オクト入道も併せてハリケンレッドが圧倒、疾風斬でダメージを与え、トリプルガジェットでとどめを刺します。同時に、子供になってた大人たちも元の姿に戻ります。
 肝いりの部下の敗死にチュウズーボは嘆き悲しみます。巨大化の術で、オクト入道を蘇らせます。ハリケンジャーも旋風神を出撃させて応戦。
「七海、完成したばかりのニューカラクリボール、スキッドアタッカーや!」
 触手による攻撃に苦戦しますが、冒頭で触れていた新アイテムのお披露目です。ドリルになるイカ、相手がタコだから……? しかも手に持つのではなく膝につけるのか、面白いですね。ちなみにこのスキッドアタッカーは残念ながらレンストではカード化されてません。
 新武装に驚きながらも、迅雷組もシノビマシンを出撃させます。しかし、追い詰められているオクト入道をまさかの静観。その間に、【究極奥義スピンドドリル】で倒されてしまいます。結構地味目な技だな。
 オクト入道が倒されるのを見てから轟雷神に合体。オクト入道を見殺しにしたことを責められますが、
「貴様が今回、手助けは無用と言ったはず」

 出撃時の言葉を出して、チュウズーボを黙らせます。旋風神相手に再び圧倒します。ゴートクラッシャーを出した旋風神に対して、まさかのソードスラッシャーを呼び出す轟雷神。ゴートクラッシャーを叩き切って使用不能にします。お披露目回なのに完全に忘れ去られてるスキッドアタッカーは怒っていい。
 結果的に敗北したものの、事件は解決したのでひと段落。実は子供のころの記憶をちゃんと持ってた鷹介に2人かからかわれたところで、次回に続く。

次回予告

 VSゴウライジャー再び。

感想

 鷹介回、勇敢というか、向こう見ずな鷹介も子供のころは……という展開そのものはあるあるな型でしたが、事件解決後に鷹介がその時代を見られて恥ずかしがってないのは意外。そんなに気にしないタイプなのかな。次回は久しぶりにゴウライジャーと真っ向からやりあうようなので、期待!

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