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わんだふるぷりきゅあ! 17話 感想


アニマルタウン、赤ちゃんツアー

 冒頭からるんるん気分の猫屋敷まゆ、なんでも春の季節で動物の赤ちゃんが生まれる時期らしく、赤ちゃんツアーに行くようです。なにそれめっちゃ行きたい。動物の赤ちゃんて問答無用で可愛いよね。その姿を見てお母さんもニコニコです。まゆが生まれた頃を思い出します。それに対してまゆもユキがやってきたことを思い出します。でも、ユキはどちらかというと、お姉さんかな、という母の言葉に嬉しそうに鳴くユキちゃん。
 鏡石で待ち合わせです。思わず、自分を助けてくれたキュアニャミーに出会えることを願います。一瞬、映る猫の影、驚いて振り返りますが、誰もいません。合流するいろは、こむぎ、悟くん。何気に一緒にくる悟くん、がんばってるね(ジジイ目線。
 花屋の軒先のツバメ、公園のリス、シカ、ウサギと見ていきます。くっついているうさぎの赤ちゃんを見て、思わず「埋まりたい」と呟くまゆ。感情ダダ漏れです。
 次は犬飼家で生まれたばかりの猫の赤ちゃんを見ます。可愛いと喜びながらも、何かを感じるまゆ。カルガモの親子を見てから、お昼です。悟くんは重箱のしっかりとしたお弁当を持ってきます。料理もできるんかお前、完璧男子やな。まゆはクッキーを自作してきました。こむぎが食べれるようにおからクッキーも。優しい。最後にいろは黒い……なんだこれ。一応、こむぎを模した何かを出してきます。料理を思案する悟くんがガチすぎる。意地でも好感度を上げたいらしい。
 ひと段落がついてから、まゆは子猫の頃のユキに思いを馳せます。もっと早く出会ってれば、もっと彼女に寒い思いをさせなかったのではないか、と悔やみます。その優しさはきっと伝わっているといういろはとこむぎ。そう思いたい、というまゆを木の上から穏やかな顔で見守っているユキ。いや、着いてきてたんかい。猫は足音を消して歩くことができます……そういう問題なんだろうか。現れるガルガル、気づくいろはたちとユキ。

救われた者の願い

 現れたのは虎のガルガル。大型肉食動物だ、ヤバいぞ! 変身して捕獲を試みます。しかし、相手はただでさえ大型獣、鋭い爪に桁違いのパワーでプリキュアも逃げるのが手一杯です。そんな中、カモの親子が通り掛かろうとして戦闘に巻き込まれす。咄嗟にまゆが動いたことで亀裂に落ちそうになったコガモを助け出しますが、ガルガルの標的がまゆに。プリキュアも追いつけません、恐怖に目を閉じるまゆ。しかしそこで、ユキが現れます。小さなユキの渾身の威嚇に怯むガルガル。彼女の乱入に驚くみんなの前で、ユキが喋り出したかと思うと、パクトを出して人間の姿に。驚いて思考が追いつかないまゆに、優しく話しかけます。優しさゆえに危険に飛び出してしまう彼女を肯定し、笑顔を向けます。変身、キュアニャミーの初の変身バンク。追加戦士枠だけあってかなり気合いの入ったバンクシーンです。ガルガルを挑発して、彼女から引き離します。コガモを親の元に戻してから、プリキュアもまゆも後を追いかけます。
 ガルガルと戦いながら、過去の思いを独白する。孤独の中で出会ったまゆの優しさで救われたこと、その優しさに対して深い想いです。孤軍奮闘、というにはやや優勢気味にガルガルを抑え込みます。ワンダフル達が駆けつけるのを確認すると、まゆを伴って戦線離脱。後はワンダフル達に任せます。必殺技でガルガルを癒します。事情を知らないとマッチポンプみたいな図式ですが、気にしたら負けです(
 戦闘終了後、まゆとユキに合流するいろは達。心配をかけたことを謝罪しようとするまゆを静止します。むしろ、いろは達に怒りを露わにします。大切なまゆを危険な目に合わせることは許さない、と啖呵を切ったところで、次回に続く。

感想

 「なんだかんだ言って、まゆのこと好きなんでしょ、ユキちゃんはさ〜(ニヤニヤ。」みたいなことを思っていたら、想像以上のビックラブを叩きつけられた今回。思ってた以上にユキにとってまゆは大切な存在だし、だからこそ彼女を危険な目に合わせる、合わせる可能性があるいろは達が許せない、そう感じるのも納得する、というかさせられる内容でした。さて、次回はまゆとユキの話。大切に思うからこそ、まゆをいろは達から遠ざけたいユキに、彼女はどう向き合っていくのか。

好きなセリフ

「私たち、友達になれたのよ」
 ユキちゃんの万感の思い。口に出して言えてないのがミソ。いろんな独白とか、まゆにかけた言葉とかあるけど、全ての一言がここに詰まっている。かつて、人間嫌いとまで言われた1匹の猫が友達と呼べる存在に出会えたことの奇跡。

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