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レンジャーズストライクファンが見るデンジマン 第16話

第16話「熱海の陰謀を砕け」

Aパート

 しょっぱなからタイトルコール。のんびりとしたBGMを背景に、駅前のタクシーで苦しんでいる男性が。チーコがその場に言わせます。苦しみながら砂となって消えていく男性。細菌学の権威、小川博士とのことです。

 ベーダー城に場面は移り、ミラーケラーが結果を報告します。やはりベーダーの仕業のようです。900万人の暗殺計画のようです。相模湾を汚染することでサメラ菌に感染させる計画のようです。しかも潜伏期間が長く3か月もかかるので、被害も大きくできるという、冗談抜きでやばめの細菌兵器です。へドリアン女王もその効果に期待を寄せます。

 場面はデンジアイランド、自分のロッカーにあんパンを詰め込む青梅。ロッカーなんだから服を入れなさい。赤城とあきらもあきれ果ててるところへ黄山と緑川が入ってきます。小川博士の死因を特定したようです。死体があんな状態でもわかるもんなのか……。

「人間の細胞を灰のようにしてしまう恐ろしい細菌だ」

 小川博士が熱海から出てきてたこと、さらに熱海で若者が同じような条件で死んだニュースを聞き、熱海に急行します。ベーダー側もそれを察知。すかさず迎撃態勢を取ります。砂浜にタイヤが取られてうまく動けなくなったところを狙いますが、デンジバギーの前に蹴散らされてしまいます。サメラーは水中にもぐって撤退。

 待ち伏せを受けたデンジマンは変装して熱海へと向かい、情報収集をします。熱海後楽園ホテルがでかでかと映ります。この時期の特撮はこうやってホテル等を番組に出して宣伝する代わりに利用させてもらう習慣があったそうです。赤城とあきらが利用客を装って情報を集めます。目的の浅野教授を発見します。それは、ベーダー側も同タイミングです。保護を申し出ますが、家族サービスを理由に断られます。立派なお父さんだ……! やむを得ず、遠目から見張ることに。熱海後楽園後テルの設備やステージが紹介されます。その中でミラーとケラーが姿を現したことに気づくデンジマン。青梅が勇んで戦おうとしますが、利用客を巻き込むわけにはいかず、一旦静観です。にしてもステージも卒なくこなすとは本当に芸達者だなこの二人。

「フジヤマを探せ……」


 小川博士の遺言ともいえる言葉を足掛かりにベーダーの目論見を探します。デンジマンも泊まり込みます。そんな中、夜中に浅野博士が部屋を出たので追いかけます。なぜか、大きな船に乗り込む博士。青梅と緑川が船に乗り込むも発見できません。

「これ以上の協力は断る……!」


 船の中では例の細菌が培養されていましたが、博士はベーダー側の協力を断ります。いや、ベーダーの協力者だったのか博士!? いいお父さんだと感心してたのに!! しかし、小川博士の顛末を聞かされて恐怖で顔をゆがめています。

 奥さんに話を聞きに行くデンジマン。東京に帰ったという奥さんの言葉をとりあえず信じて連絡先を渡して後にしますが、

「デンジマンに告げてみろ、お前の夫、浅野教授は死ぬのだ!」


 なんと、子供だと思われていたのはサメラーの変身で、すぐそばで浅野夫妻を監視していたようです。これは逃げられない。気絶する婦人。CM。

Bパート

 夫人が目を覚ますと、観覧車に乗っています。とりあえず遠くからの監視を続けるデンジマン。一方、緑川はチーコから浅野博士が東京に戻ってないこと、子供の雄一君が偽物であることを教えます。試しに赤城が遠くから物を投げると瞬時に反応。問い詰めると、サメラーが本性を現します。しかし、戦うことなくすぐさま海に逃げ込みます。

 デンジマンは捕らわれた浅野博士の捜索に入りますが、ダストラーからの妨害も受けます。青梅は美女に声を掛けられて鼻の下を伸ばしますが、

「俺がそんなにモテるわけねえよな」


 めちゃくちゃ悲しい理論で罠を看破。
青梅、それでいいのか。結局、ベーダーにからかわれて終わった。フジヤマを探せというヒントがわからないデンジマンでしたが、ふと前回調べた船の名前を確認すると「ふじやま丸」であることに気づきます。床下に隠し通路を発見するも、すでにもぬけの殻。一歩遅かったようで、ボートで浅野教授を連れ去るベーダーの姿が!

「私には、できんっ!」


 銃を向けられてサメラ菌をバラまくように指示されますが、これを固辞。銃を向けられているのに大した度胸です。サメラーは殺さずに気絶させるとダストラーにバラまくように命令します。殺さないのはまだ利用価値があるからだろうか? しかし、ばらまく前にデンジマンがボートで接近。水上での追撃が始まります。お金かかってるけど絵的には地味だな。OPもかかっているのが妙にシュール。結局、陸に上がって迎え撃ちます。ここでもサメラーは逃げの一手。地雷などで応戦しますが止められず、結局、そのまま巨大化して巨大戦闘に突入します。

 地中へもぐってサメのようにダイデンジンを追い詰めますが、不利を悟るとすぐに等身大に戻ります。名乗りも上げて改めて決戦です。やたらブルーの活躍が多いな。デンジタワーからのドラゴンフライで追い詰めますが、サメラーも再び頭部だけになって襲い掛かりますが、デンジスティックで撃ち落とされ、デンジブーメランの黄金パターンで敗北。

 最後は雄一君と一緒に熱海を楽しんだところで、続く。

次回予告

 野球回がある作品は名作……!

感想

 熱海ロケということで、なかなか気合の入ったエピソードであった。謎解き要素もしっかり入ってて、見ごたえのある話だったと思う。こういったちょっとリッチな話があるのもいいですね。
 さて、次回は野球回、この時代はどんな感じになるのか楽しみ。

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