見出し画像

わんだふるぷりきゅあ! 18話 感想


ユキの気持ち

 な、なんと、キュアニャミーの正体は猫屋敷家のユキちゃんだったのだ!
うん、知ってた、というのは大きな大きなお友達だけです。
「これ以上、まゆに関わらないで」
 新しい友達ができると喜ぶワンダフルですが、ニャミーから帰ってきたのは拒絶の言葉。まゆの手を引いて去っていきます。
「夢みたい、雪と話せるなんて」
 それはそれとしてユキと話せることを喜ぶまゆ。ここら辺、現状の問題よりも自分の気持ちを素直に言えるのは彼女の美点ですね。まゆの言葉にユキも同意します。いつも話しかけてくれたのに、答えられないのが心苦しかったとのこと。こういわれると飼い主は嬉しい。そうだね、いっぱい話しかけていた、とまゆは回顧しますが、同時に自分が行っていたやや過剰なスキンシップを思い出します。猫好きってスキンシップ過多よね。うちの嫁さんもそうです。だいたいユキの顔が虚無ってるのが余計に面白い。
 ニャミーの正体をメェメェに報告します。
「にゃって付くからネコちゃんだと思ってたわん!」

 せやね、その割に正体探してる時はネコを見てなかった気がするけど。新しいプリキュアの登場にキラリンアニマルたちも喜びますが、肝心のニャミーが協力する気がないことが問題です。友達になれなくて拗ねてるこむぎが可愛い。
 しかし、プリキュアになるというのは生半可なことではできないはずです。何か、守りたいという強い気持ちがあったはずです。彼女が護りたいものは?
 ユキを連れて帰宅するまゆ。母に話しかけられておどおどしてしますが、当のユキちゃんは慣れたものです。突然の変化に戸惑うまゆですが、ユキちゃんは何も変わらないといいます。
「今更恥ずかしがることはない、貴方のことはみんな知ってるから」
 言葉が通じるようになっただけ。信頼関係は何も変わらない。でもなんか妙に重たいセリフに聞こえるのはなんでだろう。ユキがプリキュアになったのは、偶然、夜中にガルガルに遭遇したことがきっかけのようです。まゆからもらったチャームが変身アイテムになったようです。
 ユキはこむぎたちに協力しないのか、と聞きますが、そのつもりはないようです。まゆはガルガルになった動物たちに想いを馳せますが、ユキは自分たちに関係ない、と切り捨てます。排他的です。いろはとこむぎに近づかないように言明されます。
 翌日、いろは達と鶏小屋を掃除しますが、前日のユキの言葉もあって、輪に入りづらいまゆ。それに気が付いてたのか、いろはから積極的に話しかけます。
「ユキちゃんは一生懸命なんだよね、まゆちゃんを守るために」
 拒絶されたいろはですが、ユキの想いには理解があります。プリキュアとして協力できないのは残念ですが、それはそれとして友達として仲良くしていこう、という言葉に救われます。それをこっそり覗いているユキ。怖いよ。余談ですが、猫にも種類によっては嫉妬深い子もいます。ガルガルが発生します、駆け付けようとするいろはたちと、まゆをすぐに回収するユキ。仕事が早い。変身して駆け付けます。

まゆの想い

 急いで駆け付けますが、ガルガルが見当たりません。遅れてやってくる悟君、頑張ってるなぁ。穴を掘って巣を作ってるようです。ネズミかな? 穴に顔がハマって動けないワンダフル可愛い。体の大きさを自由に変えれるようです。残念ながら逃げられました。
 逃げられたガルガルが都市伝説的に広がっているようで、クラスメイトが話しています。蟹江さんと猿渡が話をしてます。なんだか妙に仲がいいなお前ら。早く見つけないといけません。今回のガルガルはキラリンハムスターかもしれない、ということ。そういえば、ハムスターは穴掘りが得意でしたね。そんな話をしている間にガルガルが公園に出現。
「また現れた、でも遠い」
 ユキはやはり静観します。ワンダフルたちがまた追いかけて巣穴に突入します。悟君の動物講座、代役フレンディ。ハムスターの巣の説明です。ガルガルは口に含んだドングリを弾丸のように発射します。そんなことできんの??
 ガルガルが近づいてきていることに気付いたユキも向かいますが、まゆには家から出ないように言明します。
「仲間なんていらない、私だけで充分」
 元来、人間嫌いだったユキ。いくらまゆに心を開いたからと言って、それ以外の人間にも、というわけにはいきません。しかし、待てと言って待ってくれるほどまゆは聞き分けの良い子ではありません。
「怖いけど、ユキになにかあったら……怖くない、怖くない」
 プリキュアに変身して駆け付けるニャミー、耳を澄ましてガルガルを待ち受けます。猫は人間の80倍の聴力を持っています。猫にはねずみは勝てない。前回、虎を屠ってた人が何を言ってんだ。
「まゆは私が護る」
 救われたからこその想い。
しかし、それ故に肝心のまゆのことが見えてない。彼女はまゆのやさしさを肯定していますが、同時にそのやさしさを閉じ込める選択をしていることに気付いていません。
 とどめを刺しそうな雰囲気ですがワンダフルたちが止めます。
「やだ!どかない!」
 必死にニャミーを止めますが、言い争っているうちにガルガルは逃げてしまいます。ようは無くなったとばかりに声もかけずに去っていくニャミー、帰り道でまゆに出会います。彼女が無事で安堵するまゆですが、家を出たことをきつく問い詰めます。いろはとの関係も止められてショックを受けます。一方的に上から押さえつけるような言葉では、本人も納得できません。
「よくない、勝手に決めないで!」
 思わず叫んでしまうまゆ、ショックを受けるユキ。最悪の結果を見せて、次回に続きます。

感想

 ユキちゃんの気持ちはわからんでもないんだけど、護り方があまりにも不器用過ぎる。いや、そもそもが人間嫌いであんまり他者との関係性を築いた経験が少ないが故の不器用さともいえる。愛情の向け方というのがわかんないんだろうな。そういう部分が捨て猫だった過去を想わせてちょっと辛い
 次回、ついにリリアン登場ですが、まゆとユキの関係がどう修復されるのか、それも併せて期待!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?