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レンストファンが見るハリケンジャー 8話

巻之八「疾風と迅雷」

Aパート

 迅雷流のゴウライジャーに襲われた前回の振り返りから始まります。無駄のない動きが強者感があります。回想の中でタイトルコール。
しかし、1話の時点で全滅していたと思われていた迅雷流でしたが、生き残りがいたことに驚くハリケン側。なんか、黒子がけん玉してましたけど、何かの伏線かな? かなり雑な前振りでちょっと笑ってしまう。
 館長も襲撃時のことを思い出します。てっきり迅雷流も全滅してたとばかりと思ってました。確かに、あの場に集まっていた忍者たちは全員が札にされて全滅したように見えましたが……?
「しかもゴウライジャーを名乗るなんて」

 500年前に疾風流と迅雷流との試合の際に、敗北した迅雷側はゴウライジャー自体を封印したようです。その実力は相当なもので、強力な忍術を使うことで有名だったようです。確かに、前回はハリケン側が一方的に叩きのめされて終わってます。
「かねてより迅雷流には手の付けられない跳ね上がりの兄弟がいるとは聞いておった」

 かなりの手練れだったみたいですが、性格的には難があるらしいですが。根が深そうな問題に感じますが、鷹介たちは楽観視してます。地球の危機の前に誤解を解けば協力し合える、と好意的に見てます。館長とおぼろさんは懐疑的。
 一方のジャカンジャ側でもゴウライジャーの話題でいっぱいです。チュウズーボは懐疑的ですが、ウェンディーヌは結構、好意的。ジャカンジャの中でも分かれているようですね。
 今回の担当はサーガイン。ガマジャクシが水源にオタマジャクシ型の機械を入れます。すると、あっという間に水が無くなっていきます。ギャグみたいなキャラですがやってることがえげつない。
 先ほどの黒子がオタマジャクシロボを回収します。さっそく調べてジャカンジャの傀儡だと看破。鷹介たちも次の狙いは海だと看破して捜索。当てが同じだったのか、ゴウライジャーの二人に出会います。
「奴らも馬鹿なことを……!」

 ジャカンジャの作戦には彼らも怒りを見せますが……? 鷹介たちはさっそく、ともに協力し合って戦おうと提案しますが……。
「愚かなことを」

 仲間じゃないか、と友好的に話しかける鷹介たちを一甲たちは一蹴。そんな5人の前に現れるガマジャクシ。ハリケン側は変身。戦闘になりますが、相手の忍法の前に翻弄されます。その動きもゴウライ側も感心してます。
「果たしてハリケンジャーで歯が立つかな?」

 協力する気は毛頭ないようで、静観したままCM

Bパート

 意外と強敵なのか、圧倒されてしまうハリケン側。勝ち目はないと踏んだのか、ゴウライ側も変身します。
「深紅の稲妻、角忍カブトライジャー!」
「争点の霹靂、牙忍クワガライジャー!」
「陰に向かいて影を斬り、光に向かいて光を斬る。電光石火ゴウライジャー!」

 華やかなハリケン側と違って質実剛健といった感じのゴウライジャー側の名乗り。関係ないですが、最初「深紅(しんこう)」がわからずに神鋼?かと思ってた。こっちのほうが男児は好きそう。前回のことがあるので、思わず身構えるハリケンジャーですが、ゴウライジャーは完全に無視してガマジャクシへと襲い掛かります。BGMも格好いい。
 先ほどまでハリケンジャーを圧倒していたガマジャクシを今度は逆に一方的に痛めつけます。互いの武器を合体させたダブルガジェットでとどめ。無言で振り返って去っていくのが、仕事人、て感じでとても格好いい。その活躍にハリケンジャーも思わず歓声を上げます。完全に仲間のつもりです
 自分の傀儡が破壊されてサーガインも怒り心頭、コピーロボットを出して巨大化させます。
「よっしゃあ、今度は俺たちの番だぜ!」

 ゴウライジャーの活躍に感化されてハリケン側も俄然、やる気を出していきます。シノビマシン、発進です。すぐさま旋風神に合体するとリベンジ戦です。が、先ほどと同じくオタマジャクシ型の爆弾で一方的に攻撃されます。パワー重視の旋風神には小回りの利く攻撃は苦手なのかな……?
「どないしたらええんや!」

 おぼろさんも頭を抱えますが、そこで先ほどのけん玉を発見してひらめきます。ゴートクラッシャーとトータスハンマーを合体させゴートハンマーにします。意外と柔軟性があるんだなカラクリボール。離れた距離からハンマーで攻撃します。トータスハンマーだけでいいのでは、て思うのは野暮。
「ゴートハンマー、ハリケン彗星!」

 新必殺技でとどめ。水も元通りになります。
「サンキュー。ゴウライジャー!」

 助けてくれたと勘違いして感謝を述べるハリケン側ですが、たいしてゴウライ組は厳しい顔を崩しません。
「俺達には仲間も流派もない、500年間も影に甘んじ、お為ごかしの対抗戦などにうつつを抜かしてきた迅雷流など、滅んでくれて結構!」
「地球の運命にも、俺たちは何の興味もない」

 しかし、ゴウライ組は迅雷流はおろか、地球の存亡ですらも興味がないと切って捨てます。てっきり、虐げられてきた迅雷流の恨みとかで来ると思ったので、それすら関係なかったのは意外。それではどうして、という問いかけに対して、”アレ”のためには地球の水が必須だといいます。
「ゴウライジャーの情報は、そこまで……」
 ゴウライジャーの言葉にタウ・ゼントも驚きを隠せません。アレの存在を知らないハリケンジャー側は戸惑いを隠せませんが、一甲はさらに自らの野望を宣言します。
「アレの力で我らゴウライジャーこそが宇宙一の忍者として降臨するのだ!」

 ゴウライジャーの目的は、宇宙で一番の忍者になること。そのためならば、ジャカンジャに組することも、ハリケンジャーと敵対することも厭わない、と宣言します。
「わかんねぇよ、仲間も地球もないなんて……俺にはわかんねぇよ!」

 二人の考えが理解できないハリケンジャーですが、
「我らにはわかる……!」

 ゴウライジャーの言葉に共感したタウ・ゼントは彼らの情報を得るためにも共闘を承諾します。止める鷹介たちを振り切って、ジャカンジャへと向かいます。それを、複雑な面持ちで見送る鷹介たち……次回に続く!

次回予告

 鷹介vs一鍬?

感想

 ゴウライジャー側がダークヒーローとしてなかなか格好いい。渋めなスーツカラーも相まって強者感がうまく演出で来ていて、第三勢力ながら、普通に格好よくていいね。
 しばらくはハリケンとゴウライの対立が話の軸になるのかな? 先方は鷹介らしいですが、彼がどう絡んでいくのか、楽しみ。

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