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レンジャーズストライクファンが見るハリケンジャー 25話


巻之二十五「オバケと女学生」

Aパート:復活のあやや

 OPにシュリケンジャーが追加。七本槍はサタラクラはいまだ追加されず。冒頭、誰かの墓参りに来ている吼太。おばあちゃんのお墓のようです。

「毎年夏になると、あやめばあちゃんのことを思い出すよ」

 4歳の時に亡くなってしまい、そんなに多くの記憶はないようですが、泣いているときに励ましてもらった記憶があるそうです。励まし方がお茶目。タイトルコール。

 ジャカンジャではサタラクラが上機嫌、最強の中忍を呼んだとのことですか……復活忍者バンパ・イヤーンという宇宙一、小さい宇宙人とのこと。見た目だけではとても強そうに思えませんが? 地上に向かうと女性の血を吸うと、吸われた女性たちが次々と意識を失います。偶然通りがかった鷹介たちが駆け付けますが、サタラクラが高笑いで出迎えます。彼の号令に合わせてバンパ・イヤーンは謎の光弾を撃つと、光が地方に散っていきます。それを見てから、サタラクラ共々、撤退します。

「とりあえずデートしよう?」

 敵の目的もわからずにどうするか悩む3人に謎の少女が現れると、吼太に抱き着きます。戸惑う彼を強引に連れ出していきます。

 鷹介たちから逃げたサタラクラは、先ほどの光弾が6つあることに気づいて確認すると、お腹がすいててつい1人つまみ食いしたそうです。魂抜き取る攻撃をつまみ食いするとか嫌すぎるな。

「若々しく復活する中忍が1人、増えるってことかな?」

 サタラクラの目的はこれまで倒された中忍を復活させること。なるほど、だから復活忍者なわけか。

 吼太は先ほどの少女に連れられて街中デート、他人から見れば羨ましい限りですが、当の本人は終始困惑しています。そんなの構わずに少女は連れまわし続けます。頭の悪そうなBGMが愉快すぎる。それを見ていた鷹介たちも、さすがの強引さに違和感を感じます。そろそろ付き合いきれず、何者か尋ねると、

「いい子、いい子」

 吼太を抱きしめてやさしく頭を撫でます。が、鈍すぎる吼太は気付かず。独特のダジャレを披露することでようやく、相手が自分の祖母であることに気づきます。これには流石に吼太含めほかの2人も驚きを隠せません。

「せっかくこんな姿になったんだから、そうだな、あややって呼ぶように!」

 想像以上に面白い人だったあやや、なんでも吼太の背中で見守ってたようですが、バンパ・イヤーンの光を浴びて蘇ってしまったようです。とんでもない誤算です。その情報から、おぼろさんたちは、残りの光弾の行き先を調べます。続々と倒された中忍たちが蘇っていきます。それを見たゴウライジャーも急ぎますが、それぞれが別々に北海道、名古屋、大阪、博多、沖縄に散らばったようです。地味に厄介!

「泣き虫の吼太が危ない目に合うのは嫌!」

 さすがにデートどころではない、と吼太も向かおうとしますが、あややはそれでもなお、危険な目に孫を合わせたくない、と止めに入ります。孫可愛さからの言葉かと思いきや、

「戦争で死ぬのは、おじいちゃんだけでいいよ」

 かつて愛する人を戦いで亡くしたからこその言葉。吼太のおじいちゃんは、戦争で亡くなったのか……。その上で、孫すらも戦いで亡くすかもしれない、その恐怖から出た言葉だったんですね。それでも、と祖母を振り切って走り出す吼太。辛い。

Bパート:孫への想い

 合流するも、3人では手が足りない……と悩む鷹介たちでしたが、北海道と沖縄ではすでにゴウライジャーが向かい戦っているとのこと。駆けつけてくれた2人に感動しつつ、鷹介が博多、七海が大阪、吼太が名古屋に向かいます。一方、あややはおぼろさんたちの前に現れます。

「突然の無礼をお許しください。孫のことがお心配で……」

 モニターでは再生した怪人たちに圧されながらも、反撃で何とか倒していきます。しかし、倒して即座に蘇って苦しめます。バンパ・イヤーンを倒さねば蘇り続ける、とのこと。なんとも厄介な敵です。

「私、夏になると蚊にたくさん刺されてました。蚊が刺したくなる体質なんです、だから!」

 孫を助けるためとはいえ自らを囮に差し出すあやや。そこへ、腹をすかせたバンパ・イヤーンが表れて首筋に飛び込みます。

「動くなばあちゃん……そこかっ! 成敗バイ!」

 しかし、駆け付けた吼太が上空からの一閃でバンパ・イヤーンを見事に撃退します。あややが一つも傷ついてないのが凄い。巨大化の仮面で巨大化……しますが、元の大きさが小さいのでこれでようやく人並みサイズ。

「元が小さいんやからしかたないやん!」

誰に向かって言ってるんだ。しかし、これもあっさりと吼太に倒されてしまいます。能力に特化しているのか、戦闘はそれほど強くないな。今度こそ本当に巨大化。

「吼太の活躍を見たいの!」

 安全な場所に避難させようとしますが、あややはこれを拒否。コックピットで吼太の活躍を見守ることを選択します。久しぶりの旋風神での戦い、エネルギーを吸い取られてピンチになるも、ゴートスラッシャーを呼び出しますが、必殺技もエネルギーが足りずにダメージを与えられません。一転して大ピンチに。

「絶対なんとななる、何とかしなくちゃいけないんだ!
 俺たちの親や、そのまた親や、ずっとずっと昔の人たちが守ってきた、この星を守るために!」

 血を受け継いできたものの使命。彼の言葉にこたえるように、シュリケンジャーと天空神が現れます。吼太のファイティングスピリットに感銘を受けたようです。

「天空武装!」

 ハリケンドルフィンと交換する形で、天空神が右腕に合体して天空旋風神となります。このモードはレンジャーズストライクにはなかったから驚いた。ハリケンドルフィンがハブられてるけど七海はそれでいいのか。

「必殺扇、ダイナマイトトルネード!」

 バンパ・イヤーンが倒されたことで復活した怪人たちは姿を消していきますが、それはあややの消滅を意味します。

「もう泣き虫の吼太じゃないね、吼太はやっぱり、ハリケンジャーの吼太だったね……」

 最後に孫の頭をやさしくなでて、彼女は光へと還っていきます。

「なるべく、ケガしないようにね、それからお前、お腹を壊しやすいんだから……」

 最後の最後まで孫を心配して、彼女は消えていきます。

「わかってるよ、おばあちゃん」

 2人で撮ったプリクラを眺めて、次回に続く!

次回予告:巻之二十六「弓矢と海水浴」

 一鍬と七海のラブロマンス?!

感想

 夏らしいエピソード。吼太の心配性がどこから来ているのかわかるようなおばあちゃんでしたね。そして、孫を心配する祖母を通して、地球を護ってきた人々の想いを感じるのも上手かったですね。次回はまさかの一鍬と七海のラブロマンスのようですが、どうなるのか楽しみです。

レンスト<ハリケンレオン>雑語り

 今回はエピソードの主役の愛機ハリケンレオンの紹介。第2弾「二人の黒騎士」から他のメンバーと一緒に参戦。ギミックを発動させた迫力のあるシーンが描かれている。

唸りを上げる旋風の鬣が、これ以上の進軍を許さなかった。

 追加条件付きのパワー5でBP5000の重ユニット。【カラクリ忍法・連獅子】はこのユニットがバトルエリアにある間、SP1以上または条件付きで発生するSP!のユニットのバトルエリアに出すのに制限をつけると言うもの。レンストはどれほど強いユニットを出してもストライクして相手にダメージを与えないと勝てないゲームなので、相手の展開をかなり遅延させれる優秀なユニット。しかも複数体出すと効果も重複すると言う恐ろしい仕様。イメージ的には強烈な旋風で敵を拘束する感じだろうか。レアリティもノーマルなので可能な限り複数枚、デッキに入れたいカードだ。

 かなり優秀なユニットである反面、最初期に出たことから、後半では上記の能力では防げないストライカーも数多く現れたために防げないことと多かった。特に分数SPという特殊な能力を持つ仮面ライダー系にはほぼ無力であった。

 しかしながら、それでも相手のストライカーの展開を防げる効果は強く、攻めのゴウライビートル、守りのハリケンレオンと言えるだろう。

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