レンジャーズストライクファンが見るハリケンジャー 39話
巻ノ三十九「七の槍と謎の石」
アバン:七本目、現る
宇宙の果てから迫る謎の光。そのままジャカンジャの本拠地、センティピート城に激突します。驚く七本槍でしたか、そこに現れる大剣を背負った男。
「ジャカンジャ暗黒七本槍、七の槍サンダール。お呼びにより参上」
声が池田秀一さんだ!? ついに現れた最後の槍、七の槍サンダール。速攻、OPでも中央に陣取っています。
Aパート:シュリケンジャーの正体?
街中を歩いているシュリケンジャー。変装も何もせずに歩いている姿がシュール。その後ろを何故かつけている鷹介達。それに気づいているのか、変装して巻こうとします。
「絶対に正体を突き止めて見せるぜ、シュリケンジャー……!」
なんでか今更、シュリケンジャーの正体を探っているようです。本当に今更だな。一方、おぼろさんからカラクリボールの技術は地球のものではなく、他の惑星でも見られるとのこと。色々な出来事の中心にはシュリケンジャーがいることから正体を考えますが、館長は誤魔化します。彼なら何か知っているのでは、と探りを入れるようにしたようです。たどり着いたのは市民球場。
「シュリケンジャーの正体はずばり、プロ野球選手!」
と、鷹介は予想します。確かに、忍術が全部、野球モチーフなのでそう思っても不思議ではありませんが、予想に反して球場を後にします。ていうか、忍術なのに野球モチーフなことに誰か突っ込め。次についてのはオフィスビル。
「シュリケンジャーの正体はずばり、国際的なビジネスマン!」
と、吼太は予想。いろんな言語を使うため、ということ。しかし、ここも素通り。最終的にやってきたのは楽器屋。
「ずばり正体はロックミュージシャン!」
と、七海は予想。確かにマイクや楽器のような武器が多いので、不思議ではありません。想像図が酷いけど。たしかに、楽器の弾き方は激しいけどシャウトはしてないだろ。
場所は戻ってセンティピード城、サンダールに向かってフラビージョとウェンディーヌが襲い掛かりますが、軽くいなします。続いてサーガインが挑みますが、追いつめられながらも剣を抜くことはありません。
「お見事……!」
しかし、その腹には短刀が突きつけられています。その実力にたじろぐサーガイン。最後まで温存されていただけに、ただものではありません。
引き続き追跡の鷹介達。もう完全にばれてるでしょその距離、やっぱり煙に巻かれて見失ってしまいます。迷った先でラーメン屋を見つけますが、それはない、と否定しますが普通にいました。ランチを探していただけと判明。とんだ取り越し苦労です。
「Hallo,sorry,今ランチタイムで……午前様」
シュリケンジャーが顔色を変えるのを、鷹介は聞き逃しません。慌てて追いかけて午前様のことを聞き出そうとしますが、元の人間とすり替わっていました。今回のゲストは『未来戦隊タイムレンジャー』のタイムイエロー/ドモン役の和泉宗兵さん。ゴーカイジャーでもドモン役で客演してましたね。テレビ局の追っかけだと間違えられます。当の本人はそれをしり目にさっさとトンズラです。
Bパート:対決サンダール!
センティピード城ではサンダールが合流したことで、新たな戦いが始まる、とタウ・ゼントは七本槍に告げます。早速、出撃しようとするサンダールでしたが既にサーガインが傀儡を動かしてた模様。しかし、サンダールは彼を立てて、任せます。余計に面白くないサーガイン。関係ないけど名前が微妙に似ててややこしいな。
ラーメン代を奢らされたと怒り心頭の鷹介達、なおもシュリケンジャーを追おうとしますが、街中で謎の金粉が俟っています。気になって触れた人々を、次々と石化させていきます。腐食忍者フショクルーガが出現。あれは腐食させてるのか。金粉攻撃にもひるまずに攻撃すると、一撃で倒されるフショクルーガ。しかし、自身の爆発の勢いで金粉をばらまいて被害を拡大。その上、本体は完全に破壊されてたにも関わらずに再生。
「俺様は不死身ーガ、何度でも蘇ってやるんガ!」
驚異的な再生能力に驚くハリケンジャー。ゴウライジャーが表れて先ほどと同じように一蹴しますが、全く同じ流れをたどることに。妙に弱いくせにそれを利用して鱗粉を周囲に拡散するのが厄介な相手です。意気揚々とサーガインも現れてフショクルーガの能力を声高に説明。
「攻撃すればするほど貴様ら自身の手で人間どもの心臓に刃を突き付けることになるのだ!」
なるほど、倒されるならそれを逆手にとって倒されることで被害を甚大になるように設計されているのか。前向きなのか後ろ向きなのかわからない発想ですが、厄介なことには変わりません。
シュリケンジャーは御前様にお目通りします。正体を明かすことを提案するもまだ時期尚早とのこと。しかし、サンダールの手によって星が一つ消滅したという衝撃的な事実を伝えられます。
「我らも出撃だ」
着任したばかりでやる気満々のサンダールは出撃を提案するも、フラビージョたちは邪魔をしたくない、と拒否しますが、言葉巧みに高揚感を煽ります。声がいいだけに妙な説得力がある。
「同じ厳しい戦いを戦う仲間として、同志として!」
武人タイプの幹部かと思ったら意外と指揮官タイプなんだなサンダール。高揚感を煽る言葉でほかの幹部を出撃させると、何やら隕石のようなものをタウ・ゼントに見せます。
フショクルーガに攻めあぐねていると、他の3人が合流。しかし、手柄を取られることに激怒するサーガインですが、妙な仲間意識を持った3人はそのまま戦闘に入ります。その光景を高みの見物のように見守るサンダール。
『嘆きの弓と怒りの槍、一つとなりて大いなる力を開かん』
タウ・ゼントがマンマルバが残したという予言を伝えます。一方、追い込まれた地球忍者にシュリケンジャーがファイヤーモードで合流。千本ノックで追いつめますが、あっさり跳ね返されてピンチに。悲しい。しかし、サーガインは何故かフショクルーガに撤退を命じます。撤退でごたついでいる隙にビクトリーガジェットで幹部達を狙いますが、
「大丈夫だったか、同志たち」
サンダールが地球忍者を蹴散らして救出。サーガイン以外は彼に対してかなり心を許しているようです。シュリケンジャーを一方的に嬲ってから、背中の刀を引き抜きます。
「頼むから、がっかりさせてくれるなよ」
強敵、サンダールに鷹介たちが挑んだところで、続く!
次回予告:巻ノ四十「オトリと忍の掟」
強敵サンダール!
感想
サンダール強い、特に声が()。池田さんの落ち着きがありながらも威厳のある声で三倍増しに格好よく見えてしまうのでズルい。しかし、一方でサーガインは仲間思いな彼には珍しく敵対心バリバリなので、何か裏でもあるんでしょうか。タウ・ゼント肝入りの幹部のようなので、”アレ”に対して何か情報を持ってそうではありますが。次回、どうなるのか期待。
レンスト<五の槍サーガイン>紹介
今回紹介するのは序盤から活躍している五の槍サーガイン。何の因果か嫌っているサーガイン共々第2弾「二人の黒騎士」で参戦。タイトルの黒騎士は「科学戦隊ダイナマン」のダークナイトと「魔法戦マジレンジャー」のウルザードをの2人を指しているのだが、サーガインも黒色なので選ばれたのかもしれない。レアリティはノーマル。
必要パワー5でBP3000とやや重めのユニット。また、敵組織をモチーフにしたダークアライアンス(DA)故に「これは敵軍ターン中、「SP1」以上のユニットとバトルしたときバトルに勝っても撃破される。」を持つために、ストライカーにはめっぽう弱い。どれほど高い戦闘力を持っていても悪党はヒーローに倒されるという展開を再現したものだが、後半に連れて持たないDAのユニットも増えてしまい、序盤のカードが持つデメリットになってしまった。
能力の【暗黒二刀流・巌流剣】はナンバーが5とやや重いが、相手のパワーゾーンとコマンドゾーンのカードを1枚ずつ破棄するというもの。シンプルながら相手のリソースを問答無用で2枚除去する強力な能力を持っている。しかし選択が「ダメージになっていないパワーゾーンのカード」となっており、すべてダメージの場合は能力が発動できないという弱点もある。上記のストライカーに対しては無力というデメリットこそあるが、十分に有能なカードである。
イラストレーターはマーベルコミック等で活躍されているタケダサナさん。
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