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レンジャーズストライクファンが見るデンジマン 14話

第14話「100点塾へおいで」

Aパート

 源一が100点をとったところから始まります。周囲も驚いていることから、相当珍しいことのようです。先生も見習うようにクラスメイトに言います。いい気分な源一を映してタイトルコール。
 カンニングすら疑われる源一ですが、どうやら100点塾という場所に通っているようです。クラブに行く途中でアンパン抱えている青梅に出会います。
「アスレチッククラブは今日はお休み!」

 おいて行かれた青梅はクラブに戻ると、三太たちの休みを伝えます。
 源一に連れてこられた三太達、そこの塾ではみんな好き勝手に遊び惚けており、とてもこれで成績が上がるようには思えません。しかし、その裏ではベーダー怪人であるジュクラーが何やら必死に鉛筆を生やしています。なんかめちゃくちゃ大変そうだし、周囲で将軍やミラーケラーが応援してるのがシュール。
 三太たちに先ほど生み出した万能鉛筆を渡します。
「遊んで百点取るのが、この塾のモットーよ」

 そう言いだすと、キライキライ体操を踊りだして時間を消費します。肝心のテストでは当たり前ですが、三太はまったくわからずに匙を投げます。すると、万能鉛筆が勝手に動き出し、答えを埋めていきます。完全にインチキです。そして見事に100点をもらいます。万能鉛筆をもらった子供たちはみんなそうだったようです。
 デンジマンたちは学校にも行かずに買い食いをしている子供たちを叱りますが、
「学校に行かなくても100点取れるもん!」

 と、完全に馬耳東風。いくら何でもこれはおかしいと赤城たちはベーダーの仕業ではないかと疑います。
 ヘドリアン女王は作戦が上手くいって前回とは打って変わってご機嫌です。子供たちが怠け者になったことに大満足です。すでに都内だけで40店舗も出した様子。チェーン展開が早いな。女王の命令でさらに展開を加速させます。
 怪しんだデンジマンが塾の様子を見ると、すかさずジュクラーに襲われます。いや、そこはもっと頑張って隠そうとしなさい。それにしても、講師役が将軍とミラーケラーしかいないけど、三人で回してるのだろうか。ジュクラーも挑みますが3人だけのデンジマンに圧されてさっさと撤退。
 デンジマンが塾に向かってベーダー一族を探しますが、すでに逃げられた後。万能鉛筆を調べますが、特に異変はないそうです。鉛筆自体はただの鉛筆なの……?

Bパート

 しかし、デンジマンが塾に突入してから万能鉛筆はうんともすんとも言わなくなります。テストの結果は散々なもので、子供たちは親に怒られてしまいます。100点塾に行かせないように見張るデンジマンたちですが、万能鉛筆が喋りだしたかと思うと、ジュクラーになります。100点塾に誘いますが、デンジマンに叱られたのもあって消極的。
「このままじゃ落ちこぼれだぞ」

 必死に誘惑に耐える源一ですが、誘いに乗らないとわかるやいなや、恐怖で従わせる方法で無理やり塾に連れていきます。いかにも悪党らしい方法だ。他の子どもたちも同じように姿を消してしまいます。
 いそいで100点塾に行きますが、ベーダー側はバスで子供たちを連れ去ったようです。デンジマシーンだけではなく、まさかのデンジタイガーでも捜索します。タイガーほど大きいと逆に探しづらくない?? ベーダー側の邪魔も入りますが、タイガーで容易く蹴散らします。久しぶりに出番があって嬉しい。ようやくバスを発見します。ベーダー側も発見されたことに気付いて待ち構えますが、デンジマシーンを止めるまでに至りません。意外と頑丈だなこのマシーン。迫撃砲から真正面に戦って勝つのは強い。当然のように戦闘機も落とすし。
 雑魚を蹴散らしてマイクロバスを追うも、不思議な力で正体を消します。すぐさまタイガーで捜索すると、そのまま敵アジトに突撃します。久しぶりにタイガーが活躍してて嬉しい。
 子供たちを連れているベーダーに追い付いて、決戦です。ジュクラーも鉛筆爆弾で応戦したり、小さくなって翻弄します。鉛筆だけに伸び縮みする能力なのは面白いね。小型化と巨大化を繰り返して翻弄するものの、小型する隙をつかれてデンジブーメランを叩きこまれて敗北します。……あれ、ダイデンジンの出番なしか!?
 怪しい謳い文句には気をつけようね、ということで締め。

次回予告

 ローラースケート、なんだか時代を感じるな。

感想

 前回がセンチなエピソードだったからなのか、今回は明るさに全振りしつつ、久しぶりにデンジタイガーの出番があったり、巨大化戦闘がキャンセルされたりと変わり種なアイディアが多かった印象。いい感じに前回のシリアスさが抜けた感覚です。
 次回は緑川回かな? 期待!!

<デンジレッド>雑語り

 今回はデンジマンのリーダー、デンジレッドのカードを紹介。他のデンジマンと同じく第6弾「赤き六戦士の帰還」で収録。デンジマン関連のカードでは2枚だけのSRカードの一つ。もう一枚はヘドリアン女王。

振り向くな!―力強い声が逃げる人々の背を押し、銀の拳が追いすがる怪物を打ち倒す

 必要パワー3、BP3000と突出はないけど最低限の能力値を持つカード。基本的にレッドはストライカー能力を持つ事が多いが、デンジレッドは持っておらず、相手のユニットの除去効果を持っている。
【デンジパンチ】は相手のバトルエリアのBP下三桁が500のユニットをパワーゾーン送りにするという除去効果。レンストでは基本的にBPは1000台刻みなので効果は薄そうなのだが、戦闘員は軒並みBP500で統一されており、戦闘員なら問答無用で排除できる。劇中でもデンジパンチで戦闘員をすっ飛ばしていたが、それをカードゲームで再現した能力だ。

三位一体。調和のトライアングルが奏でる音色が、無敵の体に燃え上がる過激気を宿した。

 また、戦闘員以外でも、スーパーゲキレッドや

闘志が“溢れて”いるのは甘い証拠。内側で熱く燃やす術を会得して、戦士は本物になる。

 デカレッドSWAT等の強化フォーム等のカードは下三桁が500に設定されていることが多いので、上手いこと使えば高いBPを持ったユニットの除去にも使える。さらにこの手の強化フォームのカードは捨て札になると強化前のユニットが復活できる(強化が解除される)ように設定されているが、捨て札ではなくパワーゾーンに送るので、その効果も無効化できると一石二鳥である。
 むしろ、コンボを考えなければ戦闘員のカードをデッキに入れるメリットが薄いので、それを目的として高いBPを持つ強化フォーム潰しがこのカードのメインの仕事になるだろう。CNが3なので、ブルーとうまく連携できれば相手のバトルエリアのユニットを蹴散らすことができるカードだ。

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