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レンジャーズストライクファンが見るハリケンジャー 28話

巻之二十六「ハリアーと逆襲」

Aパート:逆襲のサンダール

 冒頭、いきなりサンダールがからくり巨人メガタガメ・マークⅡで出陣しています。旋風神で相対します。前回のメガタガメも、旋風神を追い込んだ強敵でしたが……。早々にタイトルコール。

「エネルギーチャージアップ!」

 チャージ攻撃に怯みますが、元々は轟雷神のコピー品、前回も倒した、と高を括ります。一方で一鍬は一甲との連絡が着かず、轟雷神を出撃することができません。

 行方知れずの一甲は治療のためにどこかに通っているようですが……?

 やや押され気味の旋風神はハリヤーモードになって対抗しますが、

「このメガタガメマークⅡを以前のメガタガメと思うな!」

 高らかにサンダールがいうと、メガタガメマークⅡも細身の体に変形、その名もメガタガメマークⅡ・ハリアーと完全に旋風神のコピーです。今更ハリアーモードをコピーするのか、と感じますが腐ってもジャカンジャ一の発明家、純粋な性能で旋風神を圧倒します。天空神が援護に入るも、まさかの空中戦で圧倒。2体のからくり巨人を圧倒する性能な上に、旋風神ハリアーの持つ時間制限もない、という後続機ゆえの優位性を見せます。すごいなサンダール!

「勝負は見えた、貴様らの負けだ!」

 放たれる雷撃に旋風神は撃破され、搭乗者のハリケンジャーも大きなダメージを受けてしまいます。トドメを刺される寸前で天空神が援護してなんとか撤退します。

 ジャカンジャでもその活躍に喝采が湧くものの、マンマルバは依然としてゴウライジャーを危険視しているようで、タウ・ゼントに許可をもらって行動を始めます。

 すべてが終わってから一鍬と合流する一甲。連絡がつかないことや単独行動を詰められますが、後ろめたいことがあるのか、逆ギレしてしまいます。ここにきてゴウライジャーの2人に不協和音が生じるのは怖いな。

「敵を甘く見た俺たちが敗因だってわかってます。けど、どうして来てくれなかったんだ……」

 轟雷旋風神なら対抗できたのに、とゴウライジャーの不在を嘆きますが、一甲の体調のこともあり、むしろ心配が先立ちます。彼の心配の通り、胸の痛みが強くなっている一甲。羅門勇作という人物のもとを訪ねます。「地球戦隊ファイブマン」でファイブレッドこと星川学を演じた藤敏也さんだそうです。ファイブマンも未見だな。有名な人物なのか、一鍬も知っているようです。

 羅門先生の気を宇宙サソリの卵にぶつけることで孵化を遅延させていたようです。黙っていたことを一鍬に責められますが、一甲も素直に謝罪します。

「素晴らしい兄弟愛だ、だったら貴様も兄貴と一緒にしてやる……!」

 しかし、そこを強襲するマンマルバ。戦おうとしますが、一甲の不調もあり、羅門先生に任せて兄弟は撤退。マゲラッパ相手なら何とか戦えますが、さすがに上忍相手にはかなわずに一蹴されます。

Bパート:たとえこの身、滅びるとも

 山中で改良したメガタガメマークⅡの性能を遺憾なく発揮するサーガイン。自分たちの怪我をおして旋風神で出撃するハリケンジャー。その姿に館長も彼らの成長を感じます。

 なんとかマンマルバの魔の手から逃れた霞兄弟。羅門先生はシュリケンジャーが救出します。

「行くぞ……!」

 ソードスラッシャーで何とか奮戦するも、雷撃の前に圧倒される旋風神。おぼろさんからの悲痛な叫びに一甲は無理にでも行こうとしますが、マンマルバが現れます。彼からの念破で宇宙サソリの孵化を速めたようです。

「羅門勇作、お相手いたす」

 しかし、再び羅門が邪魔しますが、マンマルバは用が済んだと撤退します。特撮特有の絶好の機会に撤退する幹部です。この手の幹部は生き残れないぞ。

「一甲、一鍬、チベットへ行け!」

 なぜにチベット!? と思ったらなんでも羅門先生が修行した寺院があるようで、そこでなら治療ができるかも、と言われて一鍬は飛びつきますが、一甲は地球の危機を前にしてできない、と突っぱねます。

「俺は戦いの場へ、俺がいるべき場所に戻る!」

 一甲の覚悟を見届けた羅門先生……の姿をしてシュリケンジャー。後ろに控えていた本当の羅門先生も、彼の覚悟を見届けます。

「待たせたなハリケンジャー!」

 苦戦する旋風神に割って入る轟雷神。その姿をみてすぐにハリーアップして対抗。それに対して、轟雷旋風神に合体するためにカラクリボールを出しますが、まさかのカラクリボールをサンダールが奪取。そんな、合体妨害はご法度では!?

「勝負あったな!」

 勝ち誇るサンダールでしたが、救援に来た天空神が新武装、キャッチスパイダーでカラクリボールを取り戻すついでに攻撃して旋風神に返します。

「ええい、小癪な!」

 果敢にも挑みますが、轟雷旋風神の前では攻撃力が足りず、安易に近づいたので逆に強烈な連続攻撃を受けたのち、ローリングサンダーハリケーンであえなく撃破されてしまいました。

「あのマンマルバとやらの念破によるものか、卵が何かに覆われて守られている」

 ついに万策が尽きた一甲。今に至ってもハリケンジャーに口止めします。その姿を遠くから見守るシュリケンジャー。

「これが、俺の宿命なのだ」

 そして、マンマルバはカブトライジャーの最後を予見します。

「次の満月の夜、カブトライジャーは死ぬラ」

 しかし、同時に彼は自らの最後まで予見します。滅びるのはどちらなのか。

次回予告:巻之二十九「残暑とスタンプ」

 リーダー交代劇!?

感想

 1話まるまる巨大戦闘というかなりリッチなエピソード。同時に一甲の体が本格的にヤバいことに。そろそろ決着か、と思ったら次回からは通常エピソードみたいでヤキモキします(笑)。おそらくはマンマルバとの決着も着くと思いますが……?

レンスト<カブトライジャー>雑語り

 今回紹介するのはエピソードの裏の主役だったカブトライジャー。兄弟そろって第5弾「五龍の逆鱗」にて参戦。マゲラッパに強烈な一撃を与えている姿が描かれている。

渾身の一刀は、眼前の敵を断つだけでなく、その背後の敵をも黒こげにしてしまった。

 必要パワー4でBP3000と、やや重めのユニットながらBPは平均的。【迅雷流剣技・雷撃斬】は倒したユニットと同じ特徴を持つユニットがラッシュエリアにあればダメージとして贈るというアタックとストライクを両立させた能力。レンストは基本的に同じ属性を持つカードでデッキを組むので狙いやすい。特に「男」なんて特徴はほぼ7割のカードが持ってると言っても過言ではない。

 単体でも狙えないことはないが、ここはやはり前回紹介したクワガライジャーの効果で狙ったユニットをラッシュエリアに飛ばした上で効果を発動させるのが一番のコンボだろう。ただ、相手を撃破することが前提だがBPは平均的なので、BP強化のサポートを入れたいところ。

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