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レンジャーズストライクファンが見るハリケンジャー 11話


巻之十一「夢喰いと再出発」

Aパート

OPに轟雷神が追加。冒頭は前回のおさらいでハリケンジャーが敗北したところからです。吼太は目を覚ますとえらい殺風景な病室にいます。急いで2人を起こそうとすると、その姿がゴウライジャーの2人に。思わず悲鳴を上げます。
 と、思ったらどうやらそれは吼太の見ている夢らしく、本人は病室のベッドでうなされてるようです。心配そうにおぼろさんが声を掛けますが、吼太を含めて3人は意識不明なまま3日も立っているようです。
 この機を狙ってのジャカンジャの侵略が心配されますが、肝心な3人がこのありさまな上にシノビマシンも修復中、とハリケン側は満身創痍です。タイトルコール。
 ゴウライジャーにシノビマシンが存在したことを不思議がる館長。存在する、ということは作った人物がいるはずです。関係ないですが館長のアニマトロス(?)が改善されて可愛くなってる。
 一方のジャカンジャ側はすでにチュウズーボが手を打っているようです。ハリケンジャーもいない現状は最大の好機です。しかし、ゴウライジャー側は別行動のようす。女性陣がすっかり迅雷組の虜になってる。ゴウライジャー側はストイックに修行に打ち込んでます。
 場面は変わってある少女の家。学校に行きたくないな、というと母親がまさかの同調。しかも死んだ愛犬が駆けつけてくる、という夢を見てます。しかし、現実の少女の体は石のように固まっていきます。悲鳴を上げる母親。今回の怪人は悪夢忍者ユメバクー師。どうやら都合のいい夢を見せて夢に閉じ込めるようです。
「ユメバクー師の作った夢の中に閉じ込める。2度と目覚めさせぬとはな」
 今回の作戦はタウ・ゼントも珍しく感心。ライバルのサーガインも評価します。偶然にも事件を知ったおぼろさんは少年少女を集めると、いまだに意識の戻ってない3人を特殊な機械で向かわせるようです。大怪我負って意識不明なのに休めないハリケンジャー組に素直に同情してしまう。とはいえ、この状況を解決できるのも彼らしかいない。
 いきなり夢に飛ばされて混乱する3人。その姿に死んだと思っていたジャカンジャ側も驚きます。今度こそとどめを刺すためにユメバクー師を向かわせます。
 鷹介は大量の料理が振舞われ、七海は自分が売れた世界でのコンサート(演歌だけどそれでええんか)、吼太は子供たちに囲まれて、それぞれ楽しい夢を楽しみますが、現実では石化が進んでしまいます。
「信じてる、絶対にハリケンジャーは復活する。帰ってくる!」

 おぼろさんは信じて待つしかありません。吼太は、自分が夢の中にいると気づきます。そこで、先ほどのりかちゃんと出会います。鷹介も七海もすっかり浮かれ気分です。吼太はその中にジャカンジャがいることに気づきますが、夢の中ですっかり骨抜きの2人。ますます石化が進んでしまいます。
 吼太は必死にりかちゃんを説得しますが、シェリーのことが忘れられないりかちゃんは拒絶します。
「僕もつらいのは嫌だよ、楽しいほうが好きに決まってる。
 でも、ここにいたら、本当の戦いが終わらない! この星を守れない!」

それこそが、ハリケンジャーの使命。吼太の言葉に、鷹介も七海もハッとします。吼太は変身しますが、ユメバクー師はゴウライジャーを呼び出します。
「惑わされるな、これは夢だ!」

 自分を何とか奮い立たせるものの、いまだ恐怖心は拭えないのか、圧されてしまいます。その姿にりかちゃんも恐怖を感じますが、
「夢なんかに、幻なんかに、負けてたまるか!」

 気迫で圧し返すとユメバクー師に切りかかりますが、返し手で反撃を食らいます。CM

Bパート

 アイキャッチ。アイキャッチは特に変わらないんだろうか。
「悪い、俺、どうかしてた!」
「私も、夢の中とはいえ、ごめん!」

 奮戦する吼太に鷹介も七海も自分を取り戻します。変身すると名乗りを上げます。いつものバンクシーンではなく、外で撮影したバージョンです。派手さはないけど、これはこれでいい。
「参上!」

 今日は吼太が締め。ユメバクー師はゴウライジャーを差し向けるも、3人はこれを一蹴。その姿に、りかちゃんも現実を受け止めます。
「シェリー、お前も夢なの? ……夢なのね」

 それを肯定するように光となって消えていくシェリー。ペット飼ってる身としてはちょっと辛い。両親に会いたいと泣き出す子供たちを必死に落ち着かせるレッドとブルー。
「許さないぞジャカンジャ!」

 対して、イエローは怒りを炸裂させてクエイクハンマーを手に一方的にユメバクー師を攻め立てます。超忍法869号も炸裂……なんで869号だったんだろう? なんかの時事ネタかな。相手の攻撃も超忍法獅子滑りで回避し、最後はトリプルガジェットでトドメ。現実でもユメバクー師は倒され、子供たちも元に戻り、ハリケンジャーも目を覚まします。子供たちも親と再会して万々歳……とはいかず、巨大化したユメバクー師が暴れまくります。
「よっしゃ、皆いくぜ!」

 完全復活した3人は同じく修理の完了したシノビマシンに乗り、旋風神で迎え撃ちます。宇宙忍法、爆裂火炎で責められますが、ソードスラッシャーもハリヤーモードも修理中、とのこと。今回は再びゴートハンマーのハリケン彗星でとどめです。
「ハリケンジャー、生きていたのか」
「すぐに後悔させてやる、帰ってきたことをな」

 ハリケンジャーの復活を知るも、未だ余裕を持ってる迅雷組。
 シェリーの死を乗り越えたりかちゃんは、墓前に立ち直ったことを笑顔で伝え、それを見守るハリケンジャー側の姿で締め。

次回予告

 兄弟喧嘩回?

感想

 敗北からの復活回。こういった回ではレッドが主役になりがちだけど、吼太メインなのが意外といえば意外。自身の使命を思い出して奮い立つというのが、使命感に強いハリケンジャーらしくてよかった。再びやる気を取り戻した3人ですが、実力差は未だに大きいですが、それをどうするのか。次回にも期待!

レンジャーズストライク雑語り

 今回はカラクリボールの一つであるゴートクラッシャーを紹介。収録は忍者をテーマにした第7弾「七忍の炎陣」に収録。自販機専用ということで、いわゆるカードダス専用のカードでした。

硬く巻かれたその角を、一振りすれば山をも砕く。

 ジョイントコンビネーションという特殊なナンバーを持つカードで、いわゆる武装合体を再現したカード群。巨大ロボのカテゴリであるLユニットからコンビネーションすることでそのユニットに合体に必要な数だけユニットカードを選び、ダメージにして送る、という凶悪なもの。基本的に7点ダメージが入ると負けなレンジャーズストライクにおいては3点でも入れられればかなり辛い。
 MA(ミスティックアームズ)というカテゴリのユニットからのコンビネーション限定ではあるが、同じカテゴリにはカクレンジャーの無敵大将軍、マジレンジャーのマジキング等、旋風神よりも召喚しやすく合体数も多いカードが存在するので、そっちとコンビネーションしてさらに大きなダメージを相手に与えるという夢のコラボもできる。レンジャースストライクらしさを感じることができるカードだ。

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