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レンジャーズストライクファンが見るハリケンジャー 17話


巻之十七「暗闇と死闘の島」

Aパート

 前回のおさらいから開始。タウ・ゼントとチュウズーボの罠にはめられて無人島に転送された3人。しかも、おぼろさんたちとも連絡がつきません。タイトルコール。

 打倒ハリケンジャーに闘志を燃やす一鍬ですが、一甲は放心状態でまともに返答が返ってきません。一鍬は前回、タウ・ゼントに話した予言の話をします。

「これ以上は、問答無用!」


 何かを振り切った一甲の言葉に、互いに変身。最終奥義のために手段を択ばない迅雷組と、それを阻止するために疾風組は戦います。一方、巻き込まれた姉弟は当てもなく森をさまよいます。

 やはり迅雷組は強く、数のアドバンテージをもろともせずにハリケンジャーを圧倒します。戦意高揚しているクワガライジャーに対して、どこか上の空のカブトライジャー。先ほどの予言の言葉を反芻します。その隙を狙われて、逆転、一気にハリケンジャーが優勢にもっていきます。

「所詮人間だな、ゴウライジャーも」


 その姿にチュウズーボは自らの配下、ギリギリガイ師を呼び出します。消耗しているハリケンジャーに襲い掛かります。なんと、キリキリマイ師のお父さんとのことです。しかもこの島を作ったのも彼で、その外では異常気象で地球が氷河期のような状態に。

 ゴウライジャーにとどめを刺すように言うサーガインですが、ハリケンジャーのとどめはギリギリマイ師でいいというタウ・ゼント。何かを知っているようですが?島でもマゲラッパが表れて傷ついたハリケンジャーに襲い掛かります。さらに、チュウズーボがカブトライジャーに予言を果たせ、と迫ります。

「あいつは何を言ってるんだ。いい加減なことを言うな!」


 状況が読めずに混乱するクワガライジャーにカブトラジャーが襲い掛かったところでBパートに続く!

Bパート

 森で迷った姉弟は音がするほうに向かいます。

「何をするんだ兄者……!」


 状況が読めない一鍬に対して、容赦なく攻撃する一甲。その姿にハリケンジャー側も混乱します。しかし、ギリギリマイ師の相手もせねばなりません。狂暴化するガスも噴き出し、油断はできません。

「死力を尽くせ、我らジャカンジャのために! アレ発生のために!」

 煽りまくるチュウズーボに、カブトライジャーも防御一辺倒のクワガライジャーを追い詰めます。そこに先ほどの姉弟が現れますが、ガスの吹き溜まりに巻き込まれそうなところを、カブトライジャーが救い出します。しかし、同時に自らガスを浴びに行きます。そのまま先ほどの姉弟に襲い掛かろうとしますが、ハリケンジャーが阻止。

「やめろ兄者……!」


 クワガライジャーの言葉も届かずに羅刹と化したカブトライジャー。ジャカンジャ、タウ・ゼントの見立ては勇者が勇者を倒すとは、ゴウライジャーが互いに争いあうことを指しているようです。そのために、同士討ちするためのお膳立てをしたんですね。

「同じ地球の忍者同士が戦い、傷つけあって……ジャカンジャだけが勝ち誇って、笑っている……!」

 絶体絶命のピンチに、鷹介が戦えずにいる一鍬を救い出します。しかし、状況が状況だけに一鍬も混乱し狼狽しています。改めて、予言を確認します。

「勇者は唯一、同じ闇から生まれしものによりてのみ、倒される」


 これが、一甲の見た予言のようです。同じ闇から生まれしもの、というのが兄弟を指している、ということらしい。唯一心を許していた存在から命を狙われるという状況に狼狽する一鍬。

「親父だ、俺たちの!」


 しかも、予言の主は霞兄弟のお父さんという衝撃の事実。アレを手に入れるために自らの子供たちを殺し合わせるというあまりにも非情な運命を強いたようです。事実を受け入れられない一鍬、暴走して自我を失う一甲、そして森をさまよい続ける姉弟。

「腐れ、腐り果てろ地球よ、いまこそアレを生み出すのだ!」


 すべてを俯瞰しながら、状況を高みの見物のタウ・ゼントを映して次回に続く。なんか最終回みたいな絵面だな。

次回予告

 ゴウライジャー編、最終局面。

感想

 衝撃の事実が明らかになり、ゴウライジャー組の絆が破綻。事実を受け入れられずに心身ともにボロボロになっている一鍬の姿があまりにも痛々しい。次回予告をみると、一甲は自らを犠牲にして終わらせようとしているようにも見えるが……?
 次回に期待!

レンスト<ゴウライスタッグ>雑語り

 今回紹介するのはひたすら可哀そうな目にあってたクワガライジャーの愛機ことゴウライスタッグ。第5弾「五龍の逆鱗」にゴウライビートル共々参戦している。

第5弾「舞い上がる砂がセンサーを狂わせ、あたかもその姿を消し去ったかのように思わせた。」
第8弾「雷纏(まと)うその牙は、砂塵に隠れて獲物を狙う。」

 能力はコマンドゾーンでリリース状態(ユニットの召喚やコマンドカードを利用した際に消費したカードのこと)にあるカードと同じカテゴリのユニットからは攻撃されないというガンガン攻撃力を上げていくビートルとは逆に防御寄りの能力だ。

 指定がないので、相手のコマンドゾーンも対象なのだが、基本的に単色か多くても二色デッキが基本のレンストではトリッキーながらなかなか実用的な能力である。とはいえ、対策そのものは簡単なので油断するとあっさり倒されてしまうので気を付けよう。

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