2月1日①

フランツ・カフカの『変身』を読んだ。

グレゴール・ザムザは朝起きたら
巨大な毒虫に変わっていた。

理不尽だ。彼のそもそもの人間としての生き方も、虫に変わってからの全ても、死に方も、
何もかも全てが理不尽だ。

世の中理不尽なことばかり。

私が寺に生まれて、
修行に行かざるを得ないことも
非常に理不尽だ。

しかし、理不尽であることを言い訳に
逃避する事は簡単なものである。

ザムザは毒虫ながらの生活を楽しむ。
私も毒虫のような理不尽を楽しむ事にする。

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